セブン銀行の定期預金

セブン銀行の定期預金の金利

セブン銀行の定期預金の金利

まず、セブン銀行の定期預金の金利を見てみましょう。

セブン銀行の定期預金の店頭表示金利は、すべての期間において年0.01%です。一律なので、定期預金の預入期間に応じて適用金利は上がりません。たとえば預入期間が1カ月でも年0.01%、預入期間が5年でも年0.01%が適用されます。

セブン銀行の定期預金の金利
預入期間1ヶ月3ヶ月6ヶ月1年2年3年5年
1万円以上〜0.01%0.01%0.01%0.01%0.01%0.01%0.01%

(2022年6月7日現在)

そのためセブン銀行の定期預金を口座開設するときは、預入期間はお好きに設定できます。預入期間を長期(1年以上)にすると適用金利が上がるということはありません。

ただし預入期間中に中途解約すると、より低い金利の中途解約利率が適用されるので、満期日まで預け続けたいです。

セブン銀行の定期預金の注意点

セブン銀行の定期預金の注意点

セブン銀行は基本的にATM決済に特化した金融機関なので、定期預金の品揃えが少ないです。

そのため他の金融機関の定期預金を併用するのもひとつの方法です。金融機関によっては数週間で満期日がくる「超短期運用向け定期預金」や、子育て世帯や年金受給者向けの「金利上乗せ定期預金」などイロイロな定期預金を提供しています。

さらに、オリックス銀行やauじぶん銀行のようなインターネット銀行であれば、高い金利の定期預金があるので、利息を重視する利用者なら、それらの他の金融機関との併用するのも一つの方法です。

セブン銀行のnanacoポイント

セブン銀行のnanacoポイント

セブン銀行では所定の取引を行うと、nanacoポイントがプレゼントされるキャンペーンを実施しています。

nanacoポイントは電子マネーや提携ポイントと交換して買い物などに活用できるため、実質的にキャッシュバックと同じ効果があります。

もし、定期預金であまり利息を受け取れなくても、このようなキャンペーンを活用すれば定期預金の利息以上の利益があります。

ただし、キャンペーン内容は毎回バラバラなうえに抽選で当たった利用者しかnanacoポイントを受け取れない場合も多いです。

セブン銀行の特徴

セブン銀行の特徴

セブン銀行はセブン&アイ・ホールディングス傘下の銀行です。ATM決済に特化した金融機関で、全国に設置されたセブン銀行ATMで預金の入出金を中心とした各種決済サービスを提供しています。

セブン銀行ATMはいたるところに設置されているために場所を選ばずに取引ができ、ATM利用手数料や振込手数料なども安いため、日常的に利用できます。

一方でセブン銀行は決済サービス以外は定期預金などの最低限の金融商品しか取扱っていないため、決済サービス以外の金融商品も利用したい場合は、事前に品揃えを確認しましょう。

セブン銀行の定期預金の口座開設

セブン銀行の定期預金の口座開設

セブン銀行は決済サービス以外にも、定期預金を取り扱っています。

セブン銀行の定期預金はダイレクトバンキングやATMから口座開設できるのが特徴で、本人確認書類なども必要ないため、思い立ったらすぐに口座開設することができます。

店頭表示金利もメガバンク(三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行)などの一般的な金融機関の定期預金より高いため、利息に関心のある利用者にも向いています。

セブン銀行の定期預金と当座貸越

セブン銀行の定期預金と当座貸越

しかしその一方で、セブン銀行の定期預金は、普通預金の担保として当座貸越を利用できません。

そしてマル優(少額貯蓄非課税制度)を適用させて非課税でお金を預けることもできません。

ですので、商品内容をよく確認してから口座開設しましょう。

セブン銀行の定期預金の預入条件

セブン銀行の定期預金の預入条件

セブン銀行の定期預金を口座開設する際は、預入期間や預入金額、満期時の取扱いなどを決める必要があります。

預入期間は1カ月以上5年未満、預入金額は1万円以上となっており、これらの範囲内であれば好きな預入条件を設定することができます。

セブン銀行の定期預金の満期時の取扱い

セブン銀行の定期預金の満期時の取扱い

また、セブン銀行の定期預金の満期時の取扱いは、自動継続(元利継続または元金継続)、満期自動解約のいずれかを選ぶことになるため、運用計画に応じて適切なものを決めましょう。

とくに定期預金は基本的にまとまった金額を長期運用すると利息が増える仕組みなので、自動継続扱いにして長期間預けるのも一つの方法です。

セブン銀行口座(普通預金)の口座開設

セブン銀行口座(普通預金)の口座開設

このようなセブン銀行の定期預金ですが、まずはセブン銀行口座(普通預金)を口座開設する必要があります。

セブン銀行口座はセブン銀行ATMから自由に入出金できる基本の預金口座で、金融商品や決済サービスを利用するのに欠かせません。

オンラインか郵送かの2種類の方法で口座開設できますが、オンライン口座開設ならパソコンやスマートフォンからいつでも申込めます。必要があれば、デビット付きキャッシュカードなども同時に申込めます。

セブン銀行の定期預金と中途解約

セブン銀行の定期預金と中途解約

セブン銀行の定期預金もそうですが、いわゆる定期預金は普通預金や貯蓄預金のような流動性預金と違って、預入期間中に預金を払い戻せません。

そのため満期日まで元金と利息が払い戻されるのを待たなくてはならず、どうしても預入期間中に預金を払い戻したい場合は、定期預金ごと中途解約する必要があります。

セブン銀行の定期預金の中途解約利率

セブン銀行の定期預金の中途解約利率

中途解約は預入期間中に定期預金を解約して預金を全額払い戻せる機能ですが、かなり低い中途解約利率が適用されます。

中途解約利率は、本来の定期預金の店頭表示金利よりも大幅に低いペナルティ金利です。

場合によっては無利息に等しい状態になることすらあるため、定期預金はできるだけ中途解約せずに満期日まで運用したいです。

セブン銀行の定期預金の一部解約

セブン銀行の定期預金の一部解約

しかし、セブン銀行の定期預金は、預入期間中であっても預金の一部解約が可能です。

一部解約とは定期預金を丸ごと中途解約せずに、預金の一部だけを解約して払い戻すことで、一般的には期日指定定期預金などの定期預金で利用できる機能です。

セブン銀行の定期預金は期日指定定期預金のように1万円単位で一部解約ができるので、急にお金が必要になった時に対応できます。

しばしば期日指定定期預金では一部解約できる金額に上限がありますが、セブン銀行の定期預金にはそういった制限もありません。

セブン銀行の定期預金を丸ごと中途解約

セブン銀行の定期預金を丸ごと中途解約

もちろん、セブン銀行では定期預金を丸ごと中途解約することも可能です。定期預金に預けたお金を全額払い戻したいときは、一部解約ではなく中途解約を利用しましょう。

その場合はセブン銀行ATMやダイレクトバンキングで手続きする必要があり、一般的な定期預金と同様に中途解約利率が適用されます。

払い戻されたお金は普通預金口座に入金され、各種料金の引き落としに充てられたり、再び定期預金に預け直したり、他金融機関へ振り込んだりできます。

セブン銀行の中途解約取引の停止

セブン銀行の中途解約取引の停止

セブン銀行では中途解約取引を停止できます。中途解約取引を停止すると定期預金を簡単に中途解約できなくなり、一部解約や中途解約を利用して定期預金からお金を払い戻すのが難しくなります。

この機能は主に不正送金などの被害を防ぐ目的で提供されており、たとえば第三者に勝手に定期預金を中途解約されて預けたお金を盗まれるという事態を防げます。

そのためセブン銀行の定期預金にまとまったお金を預けている場合は、中途解約取引を停止しておくと安心です。

セブン銀行の定期預金の取引方法

セブン銀行の定期預金の取引方法

一般的な金融機関では、定期預金の口座開設や解約を店舗窓口で受け付けています。

残高照会などの簡単な取引ならばインターネットバンキングやATMでも可能ですが、それ以外の手続きは店舗窓口でしかできないため、なかなか来店できない利用者は取引しにくいです。

その点においてセブン銀行は、「セブン銀行ATM」「ダイレクトバンキング(インターネットバンキング)」「スマートフォンアプリ」の3種類の取引方法で、定期預金の各種手続き時間や場所を選ばずにおこなえます。

セブン銀行ATMでの定期預金取引

セブン銀行ATMでの定期預金取引

とりわけ、セブン銀行ATMは全国に25,000台近く設置されており、コンビニや商業施設、空港や駅、オフィスビルなど様々な場所にあります。

そのため外出中や仕事の合間、移動中など、いつでも定期預金を取引することができます。

セブン銀行ATMで利用できるサービスは多く、定期預金の口座開設や解約、各種明細照会、満期時の取扱い方法の変更などが行えます。

セブン銀行ATMでの定期預金の口座開設

セブン銀行ATMでの定期預金の口座開設

もちろんセブン銀行ATMでは、預金の入出金や振込振替も可能なので、日常的な取引に利用できます。

ただし、セブン銀行ATMで定期預金を口座開設する場合は、預入期間の設定方法や満期時の取扱い方法が限定されてしまうため、預入条件によってはダイレクトバンキングサービスから口座開設する必要があります。

セブン銀行の「ダイレクトバンキングサービス」

セブン銀行の「ダイレクトバンキングサービス」

セブン銀行のダイレクトバンキングサービスは、パソコンや携帯電話からセブン銀行と取引するサービスです。

利用できる内容が多いのが特徴で、定期預金の口座開設や解約、各種明細照会、満期時の取扱い方法の変更を行えるだけでなく、住所変更手続きなどもできます。

「ダイレクトバンキングサービス」のセキュリティ対策

「ダイレクトバンキングサービス」のセキュリティ対策

これだけ内容が充実していながら月額手数料などが発生しないため、多くの利用者がセブン銀行のダイレクトバンキングサービスを活用しています。

ただし、ログインパスワードなどの個人情報漏洩や不正送金といった犯罪被害のリスクがあるため、利用の際には充分なセキュリティ対策が必要です。

セブン銀行通帳アプリ

セブン銀行通帳アプリ

また、セブン銀行が提供する「セブン銀行通帳アプリ」は、口座情報の確認に特化したスマートフォンアプリです。

セブン銀行の普通預金や定期預金の預金残高などを確認することができ、資産の管理を行えます。

さらにそれぞれの預金口座の利用明細照会にも対応しているため、過去の入出金や取引内容の確認も可能です。口座情報を確認する以外の機能はほとんど付いていませんが、その分シンプルで使いやすいです。

セブン銀行の定期預金と「通知メールサービス」

セブン銀行の定期預金と「通知メールサービス」

セブン銀行では定期預金以外にもサービスを提供しており、それらのサービスを併用すると定期預金をより活用できます。

たとえば「通知メールサービス」は、セブン銀行で何らかの取引を行った際に自動で通知メールが届くサービスで、取引内容や最新情報の確認といった様々な目的で活用できます。

通知メールの種類をある程度自分で設定できる点もポイントで、自分にとって必要な通知メールを選んで受け取れます。

セブン銀行の「通知メールサービス」の活用

セブン銀行の「通知メールサービス」の活用

セブン銀行の通知メールサービスでは、定期預金が満期日を迎える際、すなわち自動継続または自動解約される際に通知メールを受け取ることができます。

定期預金は口座開設時に設定した満期日まで払い戻しなどの取引ができないため、預入期間中ずっと放置されることが多いのですが、そのために満期日のタイミングを忘れてしまう利用者も少なくありません。

しかし通知メールサービスを活用すれば、節目ごとに通知メールが届くため、満期日を忘れる心配がありません。またサービス内容や店頭表示金利が変更される際や、キャンペーンが実施される際も通知メールが届くため、最新情報を確認するためにも通知メールを活用できます。

セブン銀行の「通知メールサービス」でキュリティ対策

セブン銀行の「通知メールサービス」でキュリティ対策

セブン銀行の通知メールサービスは、セキュリティ対策としても活用が可能です。

というのもATMから10万円以上の出金や振込があった際や、各種パスワードが変更された際にも通知メールが届くため、身に覚えのない資金移動や個人情報変更があってもすぐに気づけるからです。

そのため万が一、身に覚えのない通知メールが届いた場合は、迅速にセブン銀行へ問い合わせて確認するようにしましょう。とくに不正送金などの詐欺被害に遭った際は、すぐに報告しないと補償を受けられなくなる場合があるため、不審な通知メールには迅速に対応しなければいけません。

セブン銀行の「通知メールサービス」の受信設定

セブン銀行の「通知メールサービス」の受信設定

セブン銀行の通知メールサービスでは、重要な取引に関する通知メールは必ず届きますが、それとは別に任意で受信設定しなければならない通知メールもあります。

たとえば、前述の定期預金に関する通知メールや、10万円以上の出金や振込に関する通知メールは事前に登録しておかなければ届きません。

また、デビットサービスや各種振込、ダイレクトバンキングに関する通知メールも登録が必要なので、通知メールサービスを利用する際には受信設定を行っておきましょう。

セブン銀行の定期預金以外のサービス

セブン銀行では定期預金以外のサービスも利用可能です。

セブン銀行の「毎月自動入金サービス」

セブン銀行の「毎月自動入金サービス」

セブン銀行では、「毎月自動入金サービス」を利用できます。「毎月自動入金サービス」は、他の金融機関から毎月一定額を自動でセブン銀行に入金するサービスで、セブン銀行と他の金融機関を併用している利用者が活用できます。

ただし、他の金融機関でお金が引き落とされてから、セブン銀行へ入金されるまでに5営業日かかります。

セブン銀行の「デビット付きキャッシュカード」

セブン銀行の「デビット付きキャッシュカード」

昨今はいろいろな金融機関が付加サービス付きのキャッシュカードを提供しており、セブン銀行でも「デビット付きキャッシュカード」を取扱っています。

セブン銀行の「デビット付きキャッシュカード」は、クレジットカードのようにJCB加盟店での支払いに利用できるのが特徴で、とくにコンビニや通販の支払いで使えます。

クレジットカードと違って支払った瞬間にセブン銀行口座から代金が引き落とされるという注意点がありますが、セブン銀行通帳アプリで利用明細照会が管理できます。

ちなみに、利用金額に応じてnanacoポイントも貯まります。

セブン銀行のATM関連サービス

セブン銀行のATM関連サービス

セブン銀行はセブン銀行ATMを活用したATM決済サービスに力を入れているため、独自のATM関連サービスがあります。

たとえば、「スマホATM」というサービスを使うと、スマートフォンアプリをキャッシュカード代わりにしてATMで入出金ができます。

また「ATM受取(現金受取サービス)」というサービスを活用すると、企業から個人へ送金されたお金をATMで受け取れます。もちろん振込振替や残高照会、各種サービスの申込みといった基本サービスも利用可能です。

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