トップページ > だんご3兄弟になぞらえて「オリックス銀行の定期預金」を紙芝居(かみしばい)風に説明してみる!
「オリックス銀行の定期預金」は、インターネット銀行の中でも好金利で知られています。
その「オリックス銀行の定期預金」を、初めての人にも分かるように紙芝居(かみしばい)風にやさしくご説明します。
◆ イラストの枚数は、全部で33枚です。
◆ 読み終わるまでの時間は約4分です。
◆ 難易度は「かなりやさしい」です。
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定期預金といえば、インターネット銀行が好金利です。
そして、定番の定期預金といえば、オリックス銀行です。
(あ) 定期預金の金利
(い) 定期預金のキャンペーン
(う) 定期預金の解約
(え) オリックス銀行の注意点
(お) その他のポイント
もちろん、関心のあるところだけを読んでもOKです。
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オリックス銀行の定期預金の正式名は、「eダイレクト定期預金」(インターネット取引専用預金)です。金利は、
(1) 1年もの、年0.20%
(2) 3年もの、年0.30%
(3) 5年もの、年0.35%
これが今の「eダイレクト定期預金」の金利です(2019/10/15 現在)。
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昔からオリックス銀行は、常に好金利な銀行のトップ3に入っていました。
以前は定番の3つの銀行があり、まるで「だんご3兄弟」のようでした。
(1) オリックス銀行
(2) 住信SBIネット銀行
(3) SBI新生銀行
なんと10年ほど前(2008年〜2009年頃)には、オリックス銀行の1年ものの定期預金の金利は、年1.0%ぐらいありました!
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全国的にみて、今でもオリックス銀行の定期預金は好金利です。
その特徴の一つとして言えることは・・・
◆ 金利が低くなりすぎない。
たとえキャンペーンが終わっても、オリックス銀行の定期預金の金利は、都市銀行や地方銀行レベル(年0.01%)にまで低く落ち切りません。
※ 都市銀行・・・三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行など
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この金利が低く落ちきらないことは、「定期預金の自動継続」でトクです!
「なぜおトクなの?」
それは、定期預金を自動継続するときには、「金利がどうなるのか?」が重要です。
ふつうは自動で継続されるその時に、店頭で表示されている金利が適用されます(一般的に「年0.01%」などかなり低いです)。
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ところが、オリックス銀行の定期預金は
つねに、一定レベル以上の高水準な金利がキープされています。
ですので、どのタイミングで自動継続になっても
「しぜんに高水準な金利が適用される」のです。
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次に「オリックス銀行の定期預金のキャンペーン」について見ていきます。
オリックス銀行のキャンペーンは、年に数回おこなわれます。
(1) 夏のボーナスシーズン(6月〜7月)
(2) 冬のボーナスシーズン(12月〜1月)
(3) 記念日(開業10周年の記念)など
※ ちなみにオリックス銀行は、毎月1日と15日に金利が見直されます。
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オリックス銀行の「定期預金のキャンペーン」の特徴は、
◆ 上乗せ金利!(金利アップ)
に尽きます。直近のキャンペーンでは、金利が年0.10%も上乗せされています。
ですので、定期預金への預け入れは、このキャンペーン中におこなうのがお得です。
※ ちなみにオリックス銀行の口座開設は、無料(0円)です。
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ちなみに金融機関の全体のキャンペーンの傾向を見ると・・・
◆ 上乗せ金利なし!
が増えてきています。そのかわりに定期預金に他の金融商品(投資信託など)をセットにして、「お得です」とすすめる金融機関も増えています。
現在、金融機関がなかなか収益をえられないので、定期預金の金利を上げられないのです。
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ここからは「定期預金の解約」についてです。
オリックス銀行の定期預金の解約には、3種類あります。
(1) 自動継続
(2) 自動解約
(3) 中途解約
(ちなみに満期の前日までなら、解約方法は変更できます。)
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まずは、(1)「自動継続」からです。この自動継続はさらに2つの種類に分かれます。
(a) 元利自動継続
(b) 元金自動継続
面倒くさくて、すみません・・・。
でも、理解をしてしまえばカンタンなので、少しだけガマンしてください。
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「自動継続」は定期預金が満期を迎えたときに、ふたたび同じ定期預金に同じ期間だけ、お金を預けるものです(自動的に)。
そのときに預けるお金についてですが、
(a) 元利自動継続
だと「今までの元金(預けたお金)」と「もらった利息」を足し合わせたものを、ふたたび預けます。
ですので、「元金」+「利息」の継続なので、「元利継続」といいます。
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もう一方の、
(b) 元金自動継続
とは「今までの元金」だけを、ふたたび同じ定期預金に同じ期間、預けるものです。
ですので、「元金」のみの継続なので、「元金自動継続」といいます。
(※ このとき、もらった利息は普通預金の口座に入金されます。)
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さて、「(2) 自動解約」にもどります。
自動解約では、定期預金は満期を迎えた日に自動的に解約されます。
そして、預けていた「元金」ともらった「利息」は普通預金の口座に入金されます(それでおしまい)。
きわめてシンプルな解約です。
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次に「(3) 中途解約」の説明です。
定期預金の中途解約とは、「銀行と約束した満期がくる前に、途中で預け入れを止めること」です。
あくまでも自分の都合なので、誰もが一番気になる解約が、この「中途解約」です(ドキドキ)。
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定期預金の中途解約については、誤解されやすい大切なポイントがあります。
(1) 手数料はかかりません。
(2) 元金も減りません。
(3) でも、金利は下がります。
定期預金の金利は、オリックス銀行の場合だと、最低で「普通預金の金利」ぐらいにまで下がります(いわゆるペナルティ金利です)。
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中途解約の方法は、オリックス銀行のホームページの「お客様専用ページ」からボタンで操作できます。
お金(元金と利息)はすぐに、オリックス銀行の普通預金口座に振り替えられます(入金されます)。
ただし金利が最初の約束よりも下げられるので、受け取る利息は減ることになります。
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これで定期預金の解約について、やっと終わりました(ホッ)。
ここで少し休憩です。
次からは「オリックス銀行の注意点」を見ていきましょう。
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ここからは、オリックス銀行の注意点についてです。
オリックス銀行の定期預金が「自分に合うのか?合わないのか?」がわかる、大切なところです。
早速ですが、大きくいって注意点はこの2です。
(1) 預けるお金の最低金額が高い
(2) 入金と出金が便利ではない
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最初の注意点は、(1) 預けるお金の最低金額が高い です。
オリックス銀行の「eダイレクト定期預金」に預けるお金は、100万円以上という決まりです。そして「2週間定期預金」の最低預入金額は、50万円です。
他のインターネット銀行では、最低の金額が1万円や1千円の銀行もあるので、ハードルは高めです。
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ここで少し、オリックス銀行とお客さんのやりとりを想像してみましょう。
(オリックス銀行)「高水準な金利で、まとまったお金を預けてください。」
(お客さん)「では、すでに貯まっているお金をまとめて預けます。」
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このようにして、100万円以上のまとまったお金が預け入れられると・・・
(1) オリックス銀行には、預金がおおく集まる。
(2) お客さんの預金には、高水準な金利がつく。
結果として両者にとってうれしい取引となります。
これが「オリックス銀行の定期預金」の最低金額が100万円以上になっている理由のひとつです(「2週間定期預金」の最低預入金額は、50万円です)。
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2つめの注意点は、(2) 入金と出金が便利ではない です。
(イ) オリックス銀行は、自社ATMがありません。
(ロ) 提携ATMもありません。
ですので、オリックス銀行に入金(定期預金を始めるとき)するには、他の金融機関からオリックス銀行へ「振込」をします。
オリックス銀行から出金(定期預金が終わったとき)をするには、オリックス銀行から他の金融機関へ「振込」をします。
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これらから考えると、
◆ オリックス銀行は、ひんぱんに入金と出金をくり返す、普段使いの銀行には向かない。
◆ あくまでも貯蓄用の銀行と考えるべき。
といえます(結論)。
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ただし、オリックス銀行の「eダイレクト預金」は
他の金融機関あての振込手数料が月に2回までは無料です。
これを使えば、オリックス銀行からの出金は無料でおこなえます(よかった)。
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たしかにオリックス銀行は、入出金がしやすくはありません。
しかし、それは別の見方をすれば・・・
いちど預け入れたお金(定期預金)を、途中で引き出しにくいということです。
しっかりと資産運用をしてお金を増やしたいと思う人にとっては、それはメリットとも言えるでしょう。
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ちなみにオリックス銀行の他に、普段使いのインターネット銀行をもう1つもつこともできます。
たとえばイオン銀行なら、以下のATMを使って無料で入出金できます。
◆ イオン銀行ATM(全国に6,000台以上)
◆ ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行などの提携金融機関ATM(全国に55,000台以上)
これは「好金利のオリックス銀行」と「ATMが便利なイオン銀行」の長所をくみ合わせた、すぐれた方法です。
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ここからは、オリックス銀行の押さえておきたい「その他のポイント」について見ていきます。
まずは、オリックス銀行が「なぜ好金利なのか?」です。
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オリックス銀行の「eダイレクト定期預金」は、インターネット取引専用の定期預金です。
インターネット上の「お客さま専用ページ」を操作して、24時間365日、取引がおこなえます。
そのため銀行は、店舗や人件費を節約して、そのぶん金利をあげられます。
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また、通帳や証書を発行しない金融機関は増えていますが、オリックス銀行はもっとスゴイです!
「キャッシュカードも発行しない!」
正に、すがすがしいまでの節約です。
こういった節約も、オリックス銀行の金利に反映されているのでしょう。
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でも、忘れっぽい人は心配ですよね・・・。
オリックス銀行には「自分の定期預金を証明できるものが何もない」と思えるからです。
けれども、オリックス銀行なら大丈夫です。
(1) お客さまカード(なくしたら再発行も可能)
(2) eダイレクト預金デスク(0120-145-094)
この2つがあるから、万が一、細かいことを忘れてしまっても安心です(ホッ)。
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ところで、「オリックス銀行の信頼性」も気になりますよね。
そこで、格付け会社の評価を見てみましょう。
格付け会社:格付投資情報センター(R&I)
オリックス銀行の評価:「A+」
(信用力は高く、部分的に優れた要素がある)
これは、りそな銀行、三井住友信託銀行、野村證券などと同じ評価です。
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これで「オリックス銀行の定期預金」の説明はすべて終わりです。
お疲れさまでした(ご卒業です)。
内容はカンタンだったと思います。しかし、
「オリックス銀行の定期預金」について、大切なポイントは一通りおさえてあります。
これからの銀行えらび、定期預金えらびに、役立ててください。
(2019年10月15日 更新)