筑波銀行と常陽銀行は、ともに茨城県を主要な営業地域とする銀行です。
2026年現在、銀行としての規模は常陽銀行の方が大きい一方、普通預金・定期預金の金利、キャンペーン、店舗の使いやすさなどは商品・時期によって差があります。
したがって、「どちらが上の銀行か」と単純に決めるより、何を重視して銀行を使うのかで比較する方が実用的です。
| 比較項目 | 筑波銀行 | 常陽銀行 |
|---|---|---|
| 本店 | 茨城県土浦市 | 茨城県水戸市 |
| 設立 | 1952年9月 | 1935年7月 |
| 資本金 | 488億68百万円 | 851億円 |
| 店舗 | 148店舗(2026年4月1日) | 国内180店(2026年3月31日) |
| 普通預金金利 | 年0.400% | 年0.300% |
| 1年スーパー定期 | 年0.400% | 年0.400% |
| 5年スーパー定期 | 年0.475% | 年0.475% |
| 経営体制 | 筑波銀行単独の上場銀行 | めぶきフィナンシャルグループ傘下 |
※金利は2026年8月上旬時点の税引前金利。金利は変更される場合があります。
常陽銀行は2026年3月31日現在、
・総資産:12兆6,881億円
・預金:10兆5,938億円
・貸出金:8兆2,760億円
・従業員:3,059人
・国内拠点:180店
という規模です。
筑波銀行よりも営業規模が大きく、茨城県を代表する地方銀行の一つといえます。
一方、筑波銀行は2026年4月1日現在で148店舗を展開し、茨城県内135店舗、県外12店舗、インターネット支店1店舗となっています。
2026年時点では、常陽銀行は国内180店、筑波銀行は148店舗を展開しています。
店舗数では常陽銀行が上回りますが、実際の利便性は、自宅や勤務先の近くに店舗・ATMがあるかどうかで判断することが重要です。
常陽銀行は2016年10月、足利ホールディングスとの経営統合によって「めぶきフィナンシャルグループ」の一員となりました。
現在は、常陽銀行と足利銀行を中核銀行とする広域金融グループとして営業しています。
茨城県だけにとどまらず、北関東を中心に広い営業基盤とグループ機能を持つことが常陽銀行の強みです。
筑波銀行は、2010年に関東つくば銀行と茨城銀行が合併して誕生しました。
現在も東京証券取引所プライム市場に上場する銀行で、茨城県内を中心に地域密着型金融を展開しています。
企業向けには、事業承継、経営支援、SDGs・サステナブルファイナンスなどにも取り組んでいます。
規模の大きさよりも、地域の中小企業・個人との関係を重視する銀行としての特徴があります。
2026年8月3日現在、筑波銀行の普通預金金利は年0.400%です。
一方、常陽銀行は2026年7月6日現在、普通預金金利が年0.300%です。
現時点の普通預金金利だけを比較すれば、筑波銀行が0.10%高くなっています。
ただし、普通預金金利は金融情勢に応じて変更されるため、口座開設時には最新金利を確認してください。
普通預金金利が1年間変わらないと仮定すると、100万円を預けた場合、
筑波銀行 年0.400%:税引前4,000円
常陽銀行 年0.300%:税引前3,000円
で、税引前では年間1,000円の差です。
利息には原則20.315%の税金がかかるため、税引後の差は概算で約797円です。
実際の銀行選びでは、この金利差とATM・振込手数料、使いやすさを合わせて判断してください。
2026年8月上旬時点では、両行の一般的なスーパー定期金利はかなり近い水準です。
| 期間 | 筑波銀行 | 常陽銀行 |
|---|---|---|
| 1か月 | 0.350% | 0.350% |
| 3か月 | 0.350% | 0.350% |
| 6か月 | 0.350% | 0.350% |
| 1年 | 0.400% | 0.400% |
| 2年 | 0.425% | 0.425% |
| 3年 | 0.450% | 0.450% |
| 4年 | 0.450% | 0.450% |
| 5年 | 0.475% | 0.475% |
| 10年 | 0.500% | 0.500% |
「常陽銀行の方が大きいから定期預金金利も高い」「筑波銀行の方が小さいから必ず高金利」といった単純な関係はありません。
通常金利が同じでも、期間限定キャンペーンでは金利差が大きくなることがあります。
筑波銀行では2026年6月1日〜8月31日に「夏得(ナットク)!!金利上乗せ定期預金キャンペーン」を実施しています。
常陽銀行でも2026年9月30日まで、他行からの預け替えを対象に、窓口限定で1年もの年1.2%、3年もの年1.4%の定期預金金利アップキャンペーンを実施しています。
定期預金を選ぶなら、店頭表示金利だけでなく「今利用できるキャンペーン」を両行で確認することが重要です。
高金利キャンペーンには、
・新規資金限定
・他行からの預け替え限定
・窓口限定
・個人限定
・最低預入額あり
・特別金利は初回満期まで
などの条件が付くことがあります。
「金利が高い方」を選ぶだけでなく、自分の資金が対象条件を満たしているかを確認してください。
常陽銀行は2026年3月31日時点で国内180店、筑波銀行は2026年4月1日時点で148店舗です。
店舗数だけを比較すると常陽銀行が多く、広い営業ネットワークを持っています。
ただし、自分の生活圏にどちらの店舗・ATMが多いかは地域によって異なります。
実際の利便性は「全店舗数」ではなく、自宅・勤務先周辺の店舗・ATMで比較する方が重要です。
常陽銀行はめぶきフィナンシャルグループのネットワークを活用し、個人・法人とも幅広い金融サービスを提供しています。
預金・ローンだけでなく、証券、資産運用、相続、事業承継などを含めて金融取引をまとめたい人には利用しやすい銀行です。
筑波銀行は茨城県内に135店舗を配置し、地域の個人・中小企業との関係を重視しています。
また、インターネット専業支店「つくばのガマぐち支店」もあり、店舗とネットの両方を利用できます。
地域密着型の相談を重視しながら、預金金利やキャンペーンも比較したい人には筑波銀行が候補になります。
銀行の規模とサービス品質は同じものではありません。大きな銀行には商品・店舗・グループ機能の広さというメリットがあり、地域銀行には地域密着型の相談やサービスというメリットがあります。
筑波銀行と常陽銀行のどちらが適しているかは、預金金利、店舗・ATM、キャンペーン、相談サービスなど、自分が重視する条件で判断するとよいでしょう。
筑波銀行と常陽銀行は、ともに日本の預金保険制度の対象金融機関です。
利息の付く普通預金・定期預金などの一般預金等は、金融機関が破綻した場合、原則として1人・1金融機関につき元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されます。
筑波銀行と常陽銀行は別の金融機関なので、それぞれの銀行で1,000万円の保護枠を計算します。
たとえば2,000万円の預金を安全性重視で管理する場合、
筑波銀行:1,000万円
常陽銀行:1,000万円
と分ければ、他の対象預金がない前提で、それぞれ預金保険の範囲内に収めることができます。
高額預金では、金利だけでなく預金保険の分散先として両行を併用する考え方もあります。
| 重視すること | 候補 |
|---|---|
| 銀行規模・店舗網 | 常陽銀行 |
| 2026年8月時点の普通預金金利 | 筑波銀行 |
| 通常の定期預金金利 | ほぼ同水準 |
| キャンペーン金利 | その時点で比較 |
| 地域密着型の相談 | どちらも候補 |
| グループの総合金融サービス | 常陽銀行 |
| 預金保険の分散 | 両行を併用 |
筑波銀行と常陽銀行を比較すると、銀行全体の規模では常陽銀行が明確に上回ります。
一方、2026年8月時点の普通預金金利は筑波銀行が高く、一般のスーパー定期金利は両行ほぼ同じです。
したがって、「規模が大きい銀行=預金条件も必ず有利」ではありません。普通預金、定期預金、キャンペーン、ATM・店舗の使いやすさを目的ごとに比較するのが合理的です。
銀行規模では常陽銀行が大きいです。2026年3月末の常陽銀行は総資産12兆6,881億円、預金10兆5,938億円、国内180店を有しています。
2026年8月上旬時点では、筑波銀行が年0.400%、常陽銀行が年0.300%で、筑波銀行の方が0.10%高くなっています。
一般のスーパー定期では、2026年8月上旬時点で1年0.400%、3年0.450%、5年0.475%など両行ほぼ同水準です。ただしキャンペーン金利は異なります。
常陽銀行は銀行法人として営業していますが、2016年からめぶきフィナンシャルグループの中核銀行の一つです。
両行は別金融機関なので、それぞれについて原則元本1,000万円までと破綻日までの利息等が預金保険の対象です。同じ銀行内の他の一般預金等は合算されます。
※本ページは2026年8月8日時点の筑波銀行・常陽銀行の公表情報をもとに作成しています。預金金利、キャンペーン、店舗数、商品条件等は変更される場合があります。実際の利用時には各銀行の最新の公式情報をご確認ください。
