小数の掛け算として、最も身近なのが消費税の計算です。
小学校5年生、小数の掛け算として、最も身近で毎日のように使っているのが消費税の計算です。日本の消費税は、1988年の竹下内閣の時に法案が成立、その年の年末に公布され、翌年の1989年4月1日に税率3%でスタートしました。導入された当時、エープリルフールに導入されたので、「この税金、ウソ?」なんて声があったくらいです。そして、1997年の村山内閣時に税率を5%に引き上げました。
現在では10%の消費税です。実はこの消費税、イギリスなどでは生活必需品には安く、それ以外のものには高いなど、商品によって消費税率が変わったりします。ですから非常に計算が複雑です。もしかすると日本は将来、このイギリス型に移行する可能性もあります。
ちなみに現行の消費税は10%です。10%のパーセントは百分率なわけですから、1で100%、0.1で10%、0.01で1%になるわけです。10%なので0.1になります。
仮に100円のパンをお店で買おうとしたとき、消費税は10%なわけですから、100+(100×0.1)で、答えは100円と10円を足して110円になるわけです。これが消費税3%の時には、100+(100×0.03)で、答えは100円と3円を足して103円だったわけです。消費税が8%の時には、100+(100×0.08)で、答えは100円と8円を足して108円でした。