複利は元本と利息を合計して、その合計に利息をかけていく方法です。
複利は単利とは違います。どのように違うのかと言うと、単利が元本に対してのみ利息を計算して運営期間の分を足していく方法であるのに対して、複利は元本と利息を合計してその合計にさらに利息をかけていく方法です。複利は難しい言い方をすれば、元本によって生じた利子を次の元本に組み入れる方式のことで、元本だけではなく利子にも次の利子がついていくものです。
各期の利子が次第に増加していくために、雪だるま式に利息が増えていくことになります。借り入れなら雪だるま式に増えてしまうと大変ですが、預金に関しては雪だるま式に増えると資産がより大きくなります。
ではどのように計算するのでしょうか?例えば10,000円を預けて1年で2%の利息がつく場合なら、1年目には10,000+(10,000×0.02)で10,000円と200円を足して10,200円となります。そして2年目は10,200+(10,200×0.02)で10,200円と204円を足して10,404円です。このように雪だるま式に膨らんでいきます。
複利計算の場合は、単利と違って一つ一つ計算をしていくと間違いを起こしやすいです。ですので公式を当てはめていくことが重要です。とは言っても、いたって簡単な計算式で「新元本=元本+元本×利息」です。