住信SBIネット銀行が、年10.00%という特別金利の円定期預金キャンペーンを行っています。このキャンペーンは住信SBIネット銀行のイルカ支店(SBI証券NEOBANK)を口座開設する人向けのものです。
ただし期間が1ヶ月ものなので、いまいち理解がしにくいです。そこでこの1ヶ月もの円定期預金の金利を1年ものに換算してみます(1年ものが基本です)。
※ ちなみに円定期預金とは、「日本円の定期預金」という意味です。
【換算】
円定期預金の1ヵ月ものが年10.00%です。これを1年ものに換算するには、年10.00%÷12ヶ月×1ヶ月分≒年0.833%
つまり、住信SBIネット銀行の1ヵ月もの円定期預金を1年もの円定期預金に換算すると、金利がおよそ年0.833%です。これはかなり高い金利と言えます。
インターネット銀行のトップクラスでも1年ものは、SBJ銀行(年0.12%)、auじぶん銀行(年0.20%)、オリックス銀行(0.15%)などだからです。
(2022年6月13日現在)
<情報ソース>
1.住信SBIネット銀行
https://www.netbk.co.jp/contents/campaign/sbisec/teiki/220613/
まず最初に、住信SBIネット銀行の定期預金の金利をご覧ください。
預入期間 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | 3年 | 5年 |
1円以上〜 | 0.02% | 0.02% | 0.15% | 0.02% | 0.02% |
(2022年6月13日現在)
この場合の住信SBIネット銀行の定期預金としては、住信SBIネット銀行の日本円の定期預金である「円定期預金」という預金商品にもとづいて表を作成しました。
住信SBIネット銀行の定期預金は、1年ものをのぞくすべての預入期間にわたって金利が年0.02%となっており、インターネット銀行の中では最も低いレベルの金利です。
通常、住信SBIネット銀行は、キャンペーン期間が終わると定期預金の金利が0.02%に落ち切ります。同様のことは、ソニー銀行(1年もの年0.02%)やPayPay銀行(1年もの年0.02%)などにも言えることです。
ネット銀行というと高い金利の定期預金が充実していることが多いのですが、住信SBIネット銀行は円預金商品のラインナップは少ない傾向にあります。
具体的には「円普通預金」や「円定期預金」「SBIハイブリッド預金」などしか利用できず、とくに定期預金は他の金融機関と違って円定期預金1種類しか利用できません。
とはいえ、普通銀行と違ってインターネットバンキングから取引できる住信SBIネット銀行の円定期預金は、利便性を活かした運用に活用できます。
住信SBIネット銀行の「円定期預金」は、インターネットバンキングで簡単に口座開設できます。
口座開設の申込みは24時間365日いつでも受け付けていて、預入期間や預入金額、満期時の取扱い方法(満期解約や自動継続など)を選ぶだけで口座開設が完了します。
運用中の「円定期預金」の預入金額や満期日は一目で確認できます。もちろん解約もインターネットバンキングでできるため、他の金融商品に切り替えたくなれば対応できます。
住信SBIネット銀行の「円定期預金」を口座開設するには、まず住信SBIネット銀行の「円普通預金」を口座開設する必要があります。
「円普通預金」は主に代表口座と呼ばれ、「円定期預金」に口座振替したり、投資商品を購入する際の出金元の口座となります。
「円普通預金」の口座開設は、「円定期預金」と同様に簡単に申込めます。
住信SBIネット銀行の「円定期預金」の店頭表示金利は、基本的に個人向けが一律で年0.02%です(キャンペーン期間中のみ1年ものの金利が上がります)。そして、法人向けは一律で年0.01%となっています。
預入期間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 |
1円以上〜 | 0.02% | 0.02% | 0.02% | 0.02% | 0.15% | 0.02% | 0.02% | 0.02% | 0.02% |
(2022年6月13日現在)
住信SBIネット銀行の「円定期預金」は、高い金利の定期預金が多いネット銀行の中では金利が控えめで、年0.02%ならばたとえば100万円を1年間運用しても満期日に200円(税引前)しか利息を受け取れません。
金融機関によってはもっと高い金利の定期預金を取扱っている場合もあるため、利息を多く得たいという利用者には、住信SBIネット銀行の「円定期預金」は物足りないかもしれません。
もしくは、年に数回おこなわれる金利が優遇される(金利が上乗せされる)住信SBIネット銀行の定期預金のキャンペーンをじっと待つのも一つの方法です。
住信SBIネット銀行は、常に何かしらのキャンペーンを実施しています。
たとえば、特定の金融商品を取引するとキャッシュバックされるというキャンペーンが多く、住信SBIネット銀行を活用するには欠かせません。
金融商品を新規で契約する前には、キャンペーン情報を確認しましょう。
住信SBIネット銀行では、定期的に「円定期預金特別金利キャンペーン」を実施しています。キャンペーン期間中は通常よりも高い金利の「円定期預金」が提供されます。
この場合の「円定期預金」の適用金利はキャンペーンによって異なりますが、1年ものの「円定期預金」の金利が年0.15%程度になる場合が多く、通常の1年ものの「円定期預金」の金利(年0.02%)の7倍ほどでお金を預けられます。
さらに、住信SBIネット銀行と取引を開始して間もない利用者は、新規利用者限定の特別金利キャンペーンも活用できます。
住信SBIネット銀行の特別金利キャンペーンのメリットは、「円定期預金」に預入金額の上限がなく、キャンペーン期間中ならば何度もくり返し申込める点です。
一般的な特別金利定期預金は、預入金額に上限があり、1利用者につき1口座しか申込めない場合が多いですが、住信SBIネット銀行ならばまとまった余裕資金を全額預けたり、キャンペーン期間中に複数の特別金利定期預金を口座開設できます。
預入期間は1年や6カ月などと決められているものの、預入金額や口座数は自由です。
住信SBIネット銀行では「目的別口座」というサービスがあり、それを利用すれば「円定期預金」をより適切に管理できます。
住信SBIネット銀行の「目的別口座」とは、代表口座(円普通預金)とは別途で自由に作成できる預金口座のことで、「目的別口座」ごとに名前や目標期間や目標金額などを設定できるという特徴があります。
そのため、教育資金や老後資金などといった資金使途に応じて別々の「目的別口座」を作成し、それぞれに適切な目標期間や目標金額を設定して貯蓄したり管理することができます。
「目的別口座」として作成できるのは、円普通預金、円定期預金などの4種類の預金商品です。
それぞれ特徴が異なるため、「目的別口座」の資金使途や運用計画に合わせて適切な預金商品を選びます。
たとえば「目的別口座」で貯蓄を行いたいときは円普通預金、「目的別口座」で資産運用したいときは円定期預金、という風に使い分けます。
一般的な金融機関で複数の預金口座を作成すると、預金通帳が増えて管理しにくくなります。しかし、住信SBIネット銀行ならインターネットバンキングで所有する預金口座を一括管理できます。
たとえば、口座別残高照会というページでは所有する代表口座や「目的別口座」それぞれの預金残高、それら全てを合計した総預金残高、当座貸越などの借入残高を確認できます。
それぞれの預金口座の詳細も確認可能で、残高照会や取引明細照会、「目的別口座」の場合は目標期間や目標金額の達成率も確認できます。そのため預金口座の管理が苦手な利用者でも管理が簡単です。
このように便利な「目的別口座」ですが、いくつか注意点もあります。
たとえば「目的別口座」として作成した「円普通預金」は各種料金の引き落とし口座にできない点や、「目的別口座」にATMや振込で直接お金を入金できない点です。決済や入出金のやり取りは、代表口座を介して行わなければなりません。
一方、「目的別口座」として作成した「円定期預金」を当座貸越の担保にすることは可能なので、当座貸越を活用したい場合は「目的別口座」が利用できます。
ネット銀行である住信SBIネット銀行は、基本的にインターネットバンキングやテレホンバンキングを使って金融商品の取引を行います。
とくにインターネットバンキングでは、金融商品の申込みや解約、所有している預金口座の管理、各種パスワードなどの設定、キャンペーン情報の確認といった取引を行うことができ、自宅で全ての取引を済ませることが可能です。
一方で、住信SBIネット銀行はスマートフォン向けのアプリも多数提供して、利用者の取引をサポートしています。
各アプリはサービス内容がバラバラで、残高照会や振込などの基本的な取引に特化したアプリや、セキュリティ対策用アプリなど様々な種類があります。
「円定期預金」の取引に使えるアプリは、「住信SBIネット銀行」です。最も基本的なアプリで、「円定期預金」を含めた金融商品のほとんどを取引できる他、残高照会や入出金明細照会、振込振替といった金融サービスも利用可能です。
指紋認証やパターン認証など、スマートフォンならではの認証方法で本人確認できるので、お手軽でありながら安全に取引ができます。
また、「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」というアプリは、資産管理に特化したサービスが特徴です。
所有している預金商品や投資信託、株式、不動産などの資産を一括管理でき、ポートフォリオや資産の推移などを確認できます。
投資商品が豊富な住信SBIネット銀行では、「円定期預金」と投資商品に分散投資する利用者が少なくないため、全ての資産を管理できるこのアプリが活用できます。また家計簿機能を使えば毎日の収支も管理が可能で、生活費の節約や貯蓄に役立てられます。
住信SBIネット銀行ではこれらのアプリを利用できますが、スマートフォンやパソコン本体のセキュリティが脆弱だと個人情報漏洩などのリスクが発生します。
ですので、セキュリティ対策ソフトを導入した上で、アプリを利用するようにしましょう。
住信SBIネット銀行の関連アプリの中にはセキュリティ対策用アプリもありますが、あくまでもインターネットバンキングの不正利用や不正送金被害を防ぐためのアプリなので、スマートフォンやパソコンのセキュリティ対策は別途で行う必要があります。
加えて、スマートフォンは、パソコンなどに比べて紛失のリスクが高いので注意が必要です。
万が一、スマートフォンを紛失した場合には、インターネットバンキングやテレホンバンキングでログインパスワードを変更すれば、スマートフォンを手にした第三者にアプリを不正利用される事態は防げます。