西尾信用金庫インターネット支店「茶々っと」の定期預金

にしおしんきんインターネット支店の普通預金

にしおしんきんインターネット支店「茶々っと」とは？

西尾信用金庫は通常の本支店とは別に、にしおしんきんインターネット支店「茶々っと」があります。

「茶々っと」は、インターネットバンキング、スマートフォンアプリ、ATMなどで取引する来店不要型の個人利用者向け店舗です。通常の本支店に比べて取扱う金融商品は少ないものの、24時間365日いつでも利用できます。

さらに預金商品の金利や各種手数料が優遇されています。

にしおしんきんインターネット支店「茶々っと」の普通預金

にしおしんきんインターネット支店「茶々っと」では複数の金融商品を取扱っており、その一つが普通預金です。

普通預金とは、金融機関との取引に欠かせない基本の口座です。自動受取サービスや自動支払いサービスがある一方で、店頭表示金利が低いです。

「茶々っと」の普通預金も同支店の定期預金などを取引するために必要で、給与振込口座や年金受取口座、公共料金の引落口座に指定できます。

「茶々っと」の普通預金の金利

しかし、「茶々っと」の普通預金は金利が高いです。

たとえば、西尾信用金庫の通常の本支店を含む一般的な金融機関の普通預金は、店頭表示金利が年0.001％程度です。しかし、「茶々っと」の普通預金の金利は年0.100％です（2022年4月11日現在）。

年0.100％という金利は、一般的な金融機関の普通預金はもちろん定期預金よりも高くて、実際に西尾信用金庫の通常の本支店で提供されている定期預金は、一部の金利上乗せ定期預金などを除くと年0.002％程度の金利です。

「茶々っと」の普通預金のATM利用手数料

金利が高い「茶々っと」の普通預金ですが、前述の自動受取サービスや自動支払いサービスを含めて、金利以外は一般的な普通預金とあまり変わりません。

預入期間の定めはなく、預入金額も1円以上1円単位です。さらに入出金にはおもにATMを活用し、西尾信用金庫ATMや全国の他信用金庫ATM、セブン銀行ATM、地方銀行ATM、ゆうちょ銀行ATMなどで取引できます。

ただしATMで入出金するときは、ATM利用手数料が無料の西尾信用金庫ATMを除いては、所定のATM利用手数料が発生します。

にしおしんきんインターネット支店の「スーパー定期」

「茶々っと」の「スーパー定期」

西尾信用金庫のにしおしんきんインターネット支店「茶々っと」には「スーパー定期」もあります。

「スーパー定期」はさまざまな金融機関の定番商品です。昨今の金利情勢では全国的に低金利傾向ですが、「茶々っと」では適用金利が優遇されています。

同支店の普通預金とは違って、自動受取などの各種サービスが使えないので普段使いには向きませんが、しばらく使う予定のない余裕資金が運用できます。

「スーパー定期」の預入期間と預入金額

「茶々っと」の「スーパー定期」は、預入期間が1年または3年、預入金額は1口10万円以上です。

預入期間の選択肢が2種類なので、それ以外の期間を設定できませんが、預入金額は10万円以上なら上限がないために好きな金額を預けられます。

「スーパー定期」の満期時の取扱い方法

「茶々っと」の「スーパー定期」の満期時の取扱い方法は自動継続で、「元金継続」と「元利金継続」の2つから選べます。

「元金継続」は満期日に利息だけを普通預金に入金し、元金のほうは「スーパー定期」で再び預入を開始する方法です。

もう一つの「元利金継続」は満期日に元金と利息を合算して、再び預入を開始する方法です。

「スーパー定期」の金利

「茶々っと」の「スーパー定期」は預入期間に応じて金利や利息の計算方法が異なります。

具体的には、預入期間1年だと金利は年0.002％で単利型ですが、預入期間3年だと金利は年0.180％で複利型（半年複利）です。

「スーパー定期」の単利型と複利型

「茶々っと」の「スーパー定期」には、1年ものがあります。

しかし「茶々っと」の普通預金（年0.100％）よりも低い金利（年0.002％）です。しかも単利型なので、利息が増えにくいです。

ところが3年ものの「スーパー定期」になると、「茶々っと」の普通預金よりも高い金利（年0.180％）です。そのうえ複利型なので、半年毎に利息が元金に組み込まれたうえでまた運用されるので、利息が増えやすいです。

西尾信用金庫の「スーパー定期」との違い

「茶々っと」の「スーパー定期」と、西尾信用金庫の本支店の「スーパー定期」には違いがあります。

たとえば、西尾信用金庫の本支店の「スーパー定期」は、店舗窓口で口座開設や解約の申込みができ、マル優や総合口座の取扱いにも対応しています。

しかし「茶々っと」の「スーパー定期」は、インターネットバンキングでしか取引できず、マル優や総合口座の取扱いもできません。これらの違いを考慮して、両者の「スーパー定期」を使い分けたいです。

にしおしんきんインターネット支店の定期預金を口座開設

「茶々っと」の専用アプリによる口座開設

「茶々っと」は、来店不要型店舗なので、各種預金商品の口座開設も自宅などからできます。

たとえば、普通預金はスマートフォン用の専用アプリや郵送で口座開設申込みを受け付けています。

とくに専用アプリによる口座開設なら、運転免許証を撮影して必要事項を入力するだけで申込み手続きが完了します。

ただし、運転免許証以外の本人確認書類に対応していません。よって運転免許証を持たない人は、本人確認書類の選択肢がおおい郵送での口座開設がよいでしょう。

「茶々っと」の口座開設の条件

ただし「茶々っと」で口座開設できるのは、所定の利用条件を満たした人のみです。

たとえば「愛知県内に居住する18歳以上の個人である」「マル優を利用しない」「成年後見制度を利用しない」などで、複数ある利用条件のすべてを満たす必要があります。

とく重要なのが「愛知県内に居住する」という部分で、県外の利用者は一切取引ができません。

「茶々っと」のスーパー定期の口座開設

「茶々っと」の普通預金を口座開設すると、同支店のスーパー定期を利用できるようになります。

スーパー定期は普通預金と違って、インターネットバンキングでしか口座開設できません。

しかし、キャッシュカードが届くまで預入を始められない普通預金とは違って、口座開設申込みと同時に運用をスタートできます。

にしおしんきんインターネット支店の定期預金とインターネットバンキング

「茶々っと」のインターネットバンキングでの取引

にしおしんきんインターネット支店「茶々っと」は実店舗を持たないため、スマートフォンアプリ、ATM、インターネットバンキングで金融商品の取引を受け付けています。

スマートフォンアプリとATMはおもに普通預金の取引に特化しており、それぞれ口座開設や入出金ができます。

もう一方のインターネットバンキングは、金融商品の申込み、解約手続き、各種照会、振込など、「茶々っと」の商品やサービスのほとんどが取引できます。

「茶々っと」のインターネットバンキングでの新規申込み

「茶々っと」のインターネットバンキングで新規申込みができるのは、スーパー定期をはじめとした金融商品です。

多くの金融機関では、店舗窓口まで来店する必要がありますが、「茶々っと」では、パソコン、スマートフォン、携帯電話で好きな場所から取引できます。

さらに利用中の預金口座の残高照会、入出金明細照会、振込、税金や各種料金の支払いなども取引できます。

ただし、金融商品やサービスは種類によって営業時間が異なるので確認して取引しましょう。

インターネットバンキングで受けられるサービス

インターネットバンキングは「茶々っと」以外の、西尾信用金庫の通常の本支店と取引している人も契約できます。

その場合は定期預金をはじめとして、通常の本支店で提供されている多くの金融商品との取引が可能です。つまり、西尾信用金庫の通常の本支店は「茶々っと」と比べて取扱う金融商品が多いため、インターネットバンキングで取引できる金融商品の選択肢も多くなっています。

ただし、通常の本支店の利用者がインターネットバンキング上の取引において「茶々っと」で受けられるスーパー定期の金利優遇いったサービスは受けられません。

インターネットバンキングの契約申込み

「茶々っと」との取引に必要なインターネットバンキングは、「茶々っと」の普通預金を口座開設するときに一緒に申込みます。

そして、専用アプリや郵送で普通預金の口座開設手続きが完了すると、2週間ほどでキャッシュカードやインターネットバンキング申込書の控えが届き、その後「茶々っと」からの到着確認メールを受信すると普通預金とインターネットバンキングの利用が開始できます。

ただし、初期設定としてログインパスワードの設定などは必須です。

にしおしんきんインターネット支店の定期預金とセキュリティ

インターネット支店のセキュリティ対策の必要性

しおしんきんインターネット支店「茶々っと」との取引には、セキュリティ対策が欠かせません。

なぜなら、金融機関を狙った不正送金などの詐欺が横行しており、さらに「茶々っと」のようなインターネット支店はインターネットで取引する都合上、ウイルス感染や個人情報漏洩などのリスクがあるからです。

「茶々っと」は定期預金などを取扱うため、預金口座にまとまった金額を預けておく利用者も多く、万が一詐欺被害に遭うと多額の預金を損失する可能性があります。そのため厳重にセキュリティ対策を行いましょう。

西尾信用金庫のセキュリティ対策

西尾信用金庫は、インターネットバンキングに様々なセキュリティ対策を施しています。

たとえば、ワンタイムパスワードの導入、パソコン向け不正送金対策ソフトの無料提供、Eメール通知サービスの採用などで、様々な詐欺被害に備えています。

さらに利用者にもセキュリティ対策を呼び掛けています。具体的には、セキュリティソフトの活用やパスワードの厳重な管理、残高照会や入出金明細照会による定期的な預金口座の確認などを推奨しています。

利用者側のセキュリティ対策

結局のところ「茶々っと」がセキュリティ対策を施していても、利用者のログインパスワードの管理などが杜撰（ずさん）だと詐欺被害に遭いやすいです。

また、被害に遭った際の補償も受けにくくなる可能性があるので、利用者自身のセキュリティ対策も重要です。

スマートフォンのセキュリティ対策

また昨今は、若者を中心にスマートフォンからインターネットバンキングを取引する利用者が増えています。ところが、スマートフォンはパソコンに比べてセキュリティ対策が疎かになりがちです。

スマートフォンもパソコンなみにウイルス感染や個人情報漏洩のリスクがあるため、「茶々っと」をスマートフォンから取引するときは、充分にセキュリティ対策をしましょう。

具体的には、スマートフォン用ウイルス対策アプリのインストール、最新OSへの迅速なアップデート、そして非公式アプリやフリーWi-Fiの不使用などの取り組みが効果的です。

キャッシュカードの盗難と紛失

「茶々っと」では、インターネットバンキングに加えてキャッシュカードを使ったATM取引もするため、キャッシュカードの管理は大切です。

なぜなら金融機関では、キャッシュカードの盗難や偽造被害に遭った後に、ATMから預金が不正に引き出される事件が発生しているからです。

高い金利の普通預金を提供する「茶々っと」では、多額のお金を普通預金に預ける利用者が多いです。そして普通預金はキャッシュカードを使ってATMから出金することができます。

万が一キャッシュカードを紛失したり、盗難被害に遭った場合は、速やかに「茶々っと」の専用電話窓口と警察に連絡しましょう。

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