大学生、短大生、専門学校生などの学生でも、定期預金を利用できます。
学生だから定期預金を利用できないということはありません。大切なのは、生活費とは分けた「しばらく使わないお金」を預けることです。
アルバイト代、奨学金、仕送りなどが入る普通預金は日常生活に向きます。一方、数か月〜数年使う予定のない資金は、定期預金へ分けることで貯蓄しやすくなります。
すでに銀行の普通預金口座を持っている学生なら、その銀行の定期預金をインターネットバンキングや銀行アプリなどから申し込める場合があります。
金融機関によっては窓口・ATM・アプリなど複数の申込方法があります。
ただし、未成年者の場合は、年齢・金融機関・商品によって親権者の同意や手続きが必要になることがあります。
2022年4月から成年年齢は18歳です。
そのため、18歳以上の学生は本人の意思で銀行口座・定期預金を契約できる商品が多くなっています。
一方、18歳未満では親権者の同意・代理手続きなどが必要になる場合があります。
具体的な条件は各銀行の商品説明書・口座開設条件を確認してください。
| 普通預金 | 定期預金 | |
|---|---|---|
| 主な用途 | 生活費・バイト代・支払い | しばらく使わない貯蓄 |
| 引出し | 自由 | 満期まで制限あり |
| 金利 | 低め | 普通預金より高い場合が多い |
| 給与受取 | 可能 | 不可 |
| カード引落し | 可能 | 不可 |
生活費を定期預金へ入れすぎると、急な出費のたびに中途解約が必要になります。
実際には、日本の一般的な円定期預金は満期前でも中途解約できる商品が多くあります。
ただし、その場合は当初の約定金利ではなく、低い中途解約利率が適用されます。
「必要なら解約できるが、利息面では不利になる」と理解するのが正確です。
学生にとって定期預金の大きなメリットは、「使うお金」と「貯めるお金」を分けられることです。
普通預金に10万円残っていると、旅行・ゲーム・衣類・交際費などに使ってしまうことがあります。
そのうち5万円だけ定期預金へ移しておけば、心理的にも日常支出から切り離せます。
大きく増やすためではなく、「使わずに残す仕組み」として定期預金を使う方法があります。
・普通預金にあると使ってしまう
・数か月後の旅行・留学資金を貯めたい
・卒業後の引っ越し費用を準備したい
・資格取得・自動車免許・パソコン購入など目的資金を貯めたい
・少額でも毎月自動的に貯蓄したい
・毎月の生活費に余裕がない
・急な学費・教材費の支出が多い
・すぐ使う予定のお金しかない
・数万円しか手元資金がなく、緊急予備資金もない
まず生活費と緊急資金を普通預金に残し、それを超える部分だけを定期預金へ回すのが基本です。
学生はまとまった資金を用意しにくいですが、定期預金は必ずしも100万円単位の商品ではありません。
1,000円程度から預けられる商品もあります。
最低預入額は銀行ごとに異なるため、金利だけでなく「いくらから預けられるか」も確認してください。
一度にまとまったお金を預けるのが難しい学生には、積立型の定期預金が向いています。
普通預金から毎月一定額を自動的に定期預金へ振り替えるため、給料日や仕送り日の後に自動で貯める仕組みを作れます。
「余ったら貯金する」より、「先に貯金して残りで生活する」方が貯まりやすくなります。
楽天銀行の円定期預金には「積立購入」があります。
指定日に円普通預金から円定期預金へ自動的に預け入れる仕組みで、毎月1,000円以上1円単位で設定できます。
指定した月だけ増額する設定も可能です。
アルバイト代が入った後に毎月1,000円・3,000円・5,000円などを自動積立する使い方ができます。
楽天銀行の円定期預金は、最短1週間ものから最長10年ものまで用意されています。
短期間だけ使わないお金なら1週間・2週間など、長く使わない資金なら数年ものなど、目的に応じて期間を選べます。
ただし、金利は常に同じではありません。キャンペーンや期間によって変わるため、申込直前に最新金利を確認してください。
ゆうちょ銀行では、普通預金を「通常貯金」、定期預金を「定期貯金」と呼びます。
2026年5月18日から、従来の1か月〜5年に加えて10年定期貯金の取扱いが始まりました。
10年定期貯金は1,000円以上1,000円単位で預けられます。
ただし学生の場合、10年間使わないお金は限られるため、長期固定する前に卒業・引っ越し・就職など将来の支出予定を考えることが重要です。
ゆうちょ銀行の自動積立定期貯金は、通常貯金から自動的に定期貯金へ積み立てる商品です。
1回あたり1,000円以上1,000円単位で、最長6年間、一般月と特別月を合わせて最高108回まで積み立てられます。
預入期間は、3か月、6か月、1年、2年、3年、4年、5年、10年から選べます。
総合口座は現在も存在しますが、銀行アプリ・ネット銀行では、普通預金と定期預金を画面上で簡単に切り替えて管理できます。
学生が定期預金を始めるために、特別に「総合口座」という名称の商品を選ぶ必要はありません。
総合口座に定期預金をセットすると、その定期預金を担保に普通預金残高を超えて自動的に借り入れできる「当座貸越」が付く場合があります。
便利な反面、これは預金ではなく借入です。
残高不足でも引き落としが通るため、自分が借金していることに気づきにくい場合があります。
学生が利用する場合は、当座貸越の有無・利率・利用条件を確認してください。
2026年現在、学生が銀行を選ぶときは、店舗数だけでなく、
・普通預金・定期預金の金利
・ATM無料回数
・振込手数料無料回数
・アプリの使いやすさ
・最低預入額
・積立機能
を比べる方が実用的です。
普段使いの銀行と、貯蓄用の銀行を分ける方法もあります。
銀行の会員制度や学生向け優遇の条件は変更されることがあります。手数料優遇を利用するときは、必ず最新の公式条件を確認してください。
現在は、ゆうちょATMでも設置場所や利用時間帯などによって手数料がかかる場合があります。
「ゆうちょならATMは必ず無料」と考えず、自分がよく使うATMの条件を確認してください。
ネット銀行は、店舗へ行かずスマートフォンから定期預金を作れる点が学生に向いています。
また、普通預金・定期預金の残高確認、満期設定、中途解約などをアプリやWebから行える銀行があります。
一方、銀行によってATM無料回数・振込手数料・本人確認方法が異なります。
「ネット銀行だから必ず高金利・手数料無料」とは限らず、実際の条件を比較してください。
楽天ポイントを普段から使う学生には便利ですが、定期預金選びでは、
・金利
・預入期間
・中途解約
・ATM・振込手数料
・積立しやすさ
を優先して比較してください。
学生であっても、預金保険の扱いは一般の預金者と同じです。
利息の付く普通預金・定期預金などの一般預金等は、金融機関が破綻した場合、原則として1金融機関につき預金者1人あたり元本1,000万円までと、破綻日までの利息等が保護されます。
同じ銀行に普通預金と定期預金がある場合は合算して計算します。
学生でも、一般的な円預金の利息には原則20.315%の税金がかかります。
アルバイト収入が少ない学生でも、通常の預金利息は源泉分離課税のため、利息受取時に税金が差し引かれます。
奨学金のうち、近く授業料・家賃・教材費などに使う予定の資金は定期預金へ入れない方が安全です。
一方、卒業まで使う予定がない余裕分が明確にある場合は、短期定期へ分ける方法もあります。
借りている奨学金を「高金利だから」という理由だけで長期定期へ固定するのは避け、返済義務と生活資金を優先してください。
| 目的 | 向く預け先 |
|---|---|
| 毎月の生活費 | 普通預金 |
| 急な医療費・帰省費 | 普通預金 |
| 半年後の旅行費 | 普通預金または短期定期 |
| 1〜2年後の引っ越し費用 | 定期預金 |
| 毎月少しずつ貯める | 積立定期・自動積立 |
積立定期は、利息よりも「自動的に貯める仕組み」が重要です。
たとえば毎月3,000円なら、元本だけで、
3,000円 × 12か月 = 36,000円
になります。
毎月5,000円なら1年で60,000円、毎月10,000円なら120,000円です。
学生の場合、金利差を追いかけるより、無理なく毎月続けられる金額を自動積立する方が貯蓄効果は大きくなりやすいです。
銀行は期間限定で定期預金キャンペーンを実施することがあります。
学生でも年齢・口座条件等を満たせば利用できる商品があります。
ただし、
・新規口座限定
・新規資金限定
・最低預入額あり
・3か月など短期間だけ高金利
・満期後は通常金利
といった条件があります。
「年○%」だけで選ばず、実際に何円の利息になるかを確認してください。
1. 生活費を普通預金に残しているか
2. 何のために貯めるお金か決まっているか
3. いつ使う予定か決まっているか
4. 最低預入額はいくらか
5. 中途解約時の金利はどうなるか
6. 毎月自動積立できるか
7. ATM・振込手数料はいくらか
8. 未成年なら親権者手続きが必要か
9. キャンペーン終了後の金利はどうなるか
10. 長期固定しすぎていないか
はい。学生でも利用できます。18歳以上なら本人契約できる商品が多く、18歳未満では親権者の同意・手続きが必要になる場合があります。
金融機関によります。1,000円程度から預けられる定期預金・積立型商品もあります。
生活費・緊急資金は普通預金、数か月以上使わない貯蓄は定期預金という使い分けが基本です。
向いています。毎月少額を自動で貯められるため、アルバイト代や仕送りから先取り貯蓄する仕組みを作れます。
近く学費・生活費に使う予定の奨学金は普通預金に残す方が安全です。余裕資金が明確にある場合のみ、短期定期などを検討してください。
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※本ページは2026年8月時点の各金融機関・預金保険制度等の公表情報をもとに一般的な仕組みを解説しています。学生・未成年者の口座開設条件、最低預入額、定期預金金利、ATM・振込手数料、積立条件、キャンペーンは金融機関ごとに異なり、変更される場合があります。実際の申込時には各金融機関の最新の商品概要説明書をご確認ください。
