3ヶ月もの定期預金の金利の考え方について、ご説明します。小学校の算数ぐらいの計算でかんたんに理解できます。
定期預金の金利は、いっぱんには「年0.24%」などと表現されています。このときの「年」は1年間のことです。
ですので、もし「年0.24%」と表記されているのなら、1年間あずけた場合には0.24%の金利がつくということです。
具体的には、たとえば元本が100万円で金利が年0.24%だと、2,400円の利息がもらえます。(100万円×年0.24%=2,400円)
1年もの定期預金なら、この計算でOKです(税引き前)。
しかし、3ヶ月もの定期預金で金利が「年0.24%」の場合には、そうはいきません。なぜなら3ヶ月ものなので、3ヶ月間しか預けることができないからです。
1年間あずければ年0.24%の金利が適用されて、利息として2400円がもらえます。しかし、3ヶ月間しか預けられないのです。
ですので3ヶ月もの定期預金の場合には、12ヶ月を3ヶ月で割ります。そして預ける期間の短さを割合で求めます。ちなみに1年は12ヶ月です。(12ヶ月÷3ヶ月=4)
3ヶ月もの定期預金の期間は、1年もの定期預金の期間の1/4とわかりました。そうしたら、1年もの定期預金の金利も4で割って3ヶ月もの定期預金の金利を求めます。(0.24%÷4=0.06%)
これで3ヶ月もの定期預金に適用される実際の金利がわかります。そして3ヶ月もの定期預金でもらえる利息は、元本の100万円に導き出した金利をかけて、600円となります。(100万円×0.06%=600円)
以上をまとめます。
金利が年0.24%の3ヶ月もの定期預金は、1年もの定期預金で考えるのなら、金利が年0.06%の商品と同じ利息がえられます。
3ヶ月もの定期預金で年0.24%の金利がつく商品は、実際にもらえる利息は600円です。
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