インフレとは

インフレとは、物価が上がり貨幣価値が下落し続ける経済状況です。

インフレは物の価値が上がり続ける

インフレは物の価値が上がり続ける

インフレとは物価が上がり、貨幣価値が下落し続ける経済状況のことです。英語の膨張を意味するインフレーション(Inflation)の略となっています。またモノの価値が上がるために同じモノを手に入れようとすれば、以前よりもより多くのお金の量が必要になります。インフレはデフレとは反対の意味で使われる経済用語です。インフレは景気の良い時に起きやすく、デフレは不況の時に起きやすいと言われます。

たとえば今までは100円だったパン1つの値段が、ある日を境に値を上げていき最終的には1,500円などといった高額になってしまうことです。インフレとは、その国の経済状況に応じてモノの価値が上がり続けてしまうことです。

日本で起こったインフレとは、1986年頃〜1992年頃に起こったバブル経済が有名です。あの頃は日本経済も活況で、消費者も好況な経済状況の中で消費意欲が高まり、モノの価値もどんどん上がっていきました。それに伴って物価上昇率が上がり、賃金も上昇し、経済成長も目を見張らんばかりでした。そんな状況で起こったのが不動産バブルでした。都心の土地が急騰し、地上げや相続の問題などが社会問題化しました。

インフレとはデフレと同じく、行き過ぎると生活に支障をきたしかねない経済現象です。けれども良いインフレの状態を目指すために、今の日本ではアベノミクス政策を推進しています。この政策では景気を良くしてモノがよく売れる状態にし、企業が儲けることで従業員のサラリーアップを目指しています。

今の状態は物価が上がり、大企業の給料が少しずつ上がりましたが、中小企業への恩恵は数年先といわれています。また最近は、お店で売られているモノの値段が上がってきています。けれども大多数の人の給料の上昇が物価の上昇に追い付いていないので、家計の圧迫が危惧されています。

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