定期預金は満期日を迎えると、契約時に指定した満期取扱方法に従って、解約または継続されます。
満期日に解約する場合は、原則として預入時の約定金利が適用され、元本と税引後利息を受け取れます。
満期自動解約型なら、満期日に元本と税引後利息が普通預金へ自動入金されます。自動継続型でも、満期日前に解約予約を行えば、満期日に解約できる金融機関があります。
満期日の解約とは、契約時に定めた満期日に、定期預金の元本と利息を受け取ることです。
中途解約とは異なり、満期日まで預けているため、原則として契約時の約定金利が適用されます。
満期日の解約では、一般的な円定期預金で元本割れはありません。
ただし、外貨定期預金は円へ換算すると為替変動で元本割れする可能性があり、仕組預金は契約条件が通常の円定期預金と異なります。
| 満期取扱方法 | 満期日の処理 |
|---|---|
| 満期自動解約 | 元本と税引後利息を普通預金へ入金 |
| 元金自動継続 | 元本だけを継続し、利息を普通預金へ入金 |
| 元利自動継続 | 元本と税引後利息を合わせて継続 |
満期取扱方法は、口座開設時や預入時に指定します。
金融機関によっては、満期日前までならインターネットバンキング、アプリ、ATM、窓口で変更できます。
満期自動解約型では、満期日に定期預金が解約され、元本と税引後利息が指定の普通預金口座へ入金されます。
原則として窓口へ行く必要はありません。
普通預金へ入金された後は、その普通預金金利が適用されます。
満期後も定期預金金利が続くわけではないため、再び運用する場合は新しい預け先を検討してください。
元金自動継続では、満期日に元本だけを同じ期間の定期預金へ預け直し、税引後利息を普通預金へ入金します。
利息を生活費などに使いながら、元本は継続して運用したい人に向いています。
継続後は、最初の預入金利ではなく、継続日当日の同一商品・同一期間の金利が適用されます。
元利自動継続では、元本と税引後利息を合わせて、新しい定期預金へ継続します。
利息を元本へ組み入れるため、複利効果を得やすい方法です。
自動継続後の金利は、継続日当日の金利です。キャンペーン金利がそのまま続くとは限りません。
自動継続型の定期預金でも、満期日前に解約予約や自動継続停止の手続きを行えば、満期日に解約できる場合があります。
手続き方法には、次のようなものがあります。
受付期限は、満期日の前営業日まで、満期日の数日前までなど、金融機関によって異なります。
解約予約とは、満期日に定期預金を解約し、元本と利息を普通預金へ入金するよう事前に登録する手続きです。
満期日当日に操作する必要がなく、約定金利による利息を受け取れます。
受付期限を過ぎて満期日前に即時解約すると、中途解約扱いになる場合があります。
必ずしも窓口へ行く必要はありません。
満期自動解約型なら自動入金され、自動継続型でもネットやATMで満期解約予約ができる場合があります。
ただし、次のような場合は窓口手続きが必要になることがあります。
窓口で満期解約する場合は、一般に次のものが必要です。
印鑑レス口座、通帳を発行しない口座、ネット専用定期では必要書類が異なります。
高額解約では、本人確認や振込先の確認が通常より厳格になる場合があります。
総合口座定期などでは、ATMで満期解約予約や満期日当日の解約ができる金融機関があります。
取扱商品、元金上限、受付時間、通帳・キャッシュカードの有無などに条件があります。
ATMで中途解約までできるかどうかは金融機関によって異なります。
ネット銀行やインターネット支店では、ウェブサイトや銀行アプリから満期解約予約、自動継続停止、満期日当日の解約を行う方法が一般的です。
ワンタイムパスワード、スマートフォン認証、生体認証などが必要になる場合があります。
受付時間外やシステムメンテナンス中は手続きできないことがあります。
金融機関によっては、満期前にハガキ、封書、メール、アプリ通知で案内します。
一方、ペーパーレス口座、ネット銀行、通知不要設定では、郵送案内がない場合があります。
満期案内が必ず届くとは限らないため、満期日を自分で管理することが大切です。
満期日が土日祝日などの銀行休業日に当たる場合の取扱いは、商品規定によって異なります。
満期日当日に自動処理し、入出金明細への反映が翌営業日になる場合や、前営業日・翌営業日に手続きを行う場合があります。
受取口座への入金日やATM・窓口での手続可能日をご確認ください。
満期自動解約型で受取口座へ入金された後は、普通預金金利が適用されます。
証書式などで満期後も払い戻さない場合は、満期日から解約日まで所定の満期後利率が適用されます。
多くの商品では、満期後の期間に解約日の普通預金金利を適用します。
満期後も当初の定期預金金利が続くわけではありません。
自動継続後に解約すると、新しく始まった定期預金を満期前に解約することになります。
前回の満期日までの利息は約定どおり支払われますが、継続日から解約日までの期間には所定の中途解約利率が適用されます。
中途解約時に適用される利率は、金融機関や商品によって異なるため、商品規定を確認してください。
| 比較項目 | 満期解約 | 中途解約 |
|---|---|---|
| 解約時期 | 満期日 | 満期日前 |
| 適用利率 | 原則として約定金利 | 所定の中途解約利率 |
| 受取利息 | 当初予定どおり | 少なくなる場合が多い |
| 手続き | 自動解約・予約・窓口など | 窓口・ネットなど商品所定 |
| 元本 | 一般的な円定期は元本保証 | 一般的な円定期は元本保証が多い |
一般的な円定期預金でも、中途解約が当然に認められるとは限りません。満期前は原則解約不可とする規定もあります。
仕組預金は原則として中途解約できず、例外的に解約できても市場価格調整や解約費用によって元本割れする可能性があります。
外貨定期預金は、外貨建て元本が維持されても、円へ換算すると為替変動や為替手数料により元本割れする可能性があります。
通常の円定期預金と同じ感覚で判断しないことが重要です。
本人が来店できない場合、代理人による手続きを受け付ける金融機関があります。
一般に、委任状、本人と代理人の本人確認書類、通帳・証書、届出印などが必要です。
高額取引では、金融機関から本人へ電話確認を行ったり、代理人手続きを認めなかったりする場合があります。
預金者が亡くなった場合は、通常の満期解約ではなく相続手続きが必要です。
相続人は、戸籍謄本、遺言書、遺産分割協議書、印鑑証明書、本人確認書類などを提出し、金融機関所定の手続きを行います。
満期日を迎えていても、相続手続きが完了するまで相続人が自由に引き出せるわけではありません。
一般的な円定期預金では、満期解約そのものに手数料を設定しない金融機関が多くあります。
ただし、他行への振込、通帳・証書の再発行、残高証明書、郵送などには手数料がかかる場合があります。
個人が受け取る定期預金の利息には、原則として20.315%の源泉分離課税が適用されます。
| 税区分 | 税率 |
|---|---|
| 所得税・復興特別所得税 | 15.315% |
| 地方税 | 5% |
| 合計 | 20.315% |
満期日に受け取るのは、元本と税引後利息です。
日本国内に本店を置く対象金融機関の一般的な円定期預金は、預金保険制度の対象です。
同じ金融機関の普通預金などと合算し、預金者1人当たり元本1,000万円までと、破綻日までの利息等が保護されます。
外貨預金や一部の特殊な商品は預金保険制度の対象外です。
| 確認項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 満期日 | 正確な日付と曜日 |
| 満期取扱 | 自動解約・元金継続・元利継続 |
| 解約予約 | 受付方法と期限 |
| 継続後金利 | キャンペーン終了後の金利 |
| 受取口座 | 普通預金口座が正しいか |
| 手続方法 | 窓口・ATM・ネット・アプリ |
| 必要書類 | 通帳・証書・届出印・本人確認書類 |
| 次の預け先 | 普通預金・定期預金・他行商品を比較 |
必ずしも必要ではありません。満期自動解約、解約予約、ATM、インターネットバンキングなどを利用できる場合があります。
一般的な円定期預金では元本割れせず、元本と約定金利による税引後利息を受け取れます。
満期日前に解約予約や自動継続停止を行えば、満期日に解約できる場合があります。
通常は続きません。継続日当日の同一商品・同一期間の金利が適用されます。
続きません。自動解約後は普通預金金利、未解約の場合は所定の満期後利率が適用されるのが一般的です。
必ず届くとは限りません。メール・アプリ通知のみの場合や、案内を送らない口座もあります。
個人の場合、原則として20.315%の源泉分離課税です。
一般的な円定期預金は対象です。同じ金融機関の対象預金と合算して保護されます。
定期預金の満期日の解約では、原則として預入時の約定金利が適用され、元本と税引後利息を受け取れます。
満期自動解約、元金自動継続、元利自動継続のどれを選んでいるかを確認し、自動継続型を解約する場合は満期前に解約予約を行うことが重要です。
満期日の1カ月前を目安に、継続後金利、他行金利、手続方法、必要書類を確認しましょう。キャンペーン金利が終了して通常金利へ下がる場合もあるため、自動継続のまま放置せず、次の預け先を比較することが大切です。
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