ゆうちょ銀行は、貯金の預かりや資金の貸し出し、内国・外国為替業務など総合的な金融サービス業を行っています。
ゆうちょ銀行は2007年(平成19年)の民営化で、郵便局の業務を5つに分けたうちの一つの会社です。その後、2012年(平成24年)に郵便局株式会社と郵便事業株式会社が統合され、日本郵便株式会社となります。そして、日本郵政株式会社、日本郵便株式会社、株式会社かんぽ生命保険、ゆうちょ銀行の4社からなる日本郵政グループが誕生します。
日本郵政グループの主な企業であるゆうちょ銀行は、貯金の預かりや資金の貸し出し、内国・外国為替業務などの総合的な金融サービス業を行っています。日本郵便は、郵便事業を主に物流や銀行・保険窓口業務を行っています。そして、かんぽ生命は生命保険サービス全般を提供しています。さらに、日本郵政は宿泊施設や博物館、病院などの運営を行っています。
金融サービスが主軸のゆうちょ銀行では、窓口業務の他にネットバンキングサービスも行っています。ネットバンキングの「ゆうちょダイレクト」は24時間自宅や外出先などでスピーディーに銀行取引が行えます。また、ネットバンキングが快適にできるように、ワンタイムパスワードを生成するトークンや不正送金対策ソフトを無料配布してセキュリティも強化しています。
ゆうちょ銀行は、直営店と銀行代理店の郵便局の数を合わせると全国に2万4千ヶ所ほどあります。ほぼ全国にある郵便局の窓口やATMで貯金や送金、各種決済が行えます。また、最近は全国各地に郵便局ATMがあることから、多くのインターネット専業銀行などの提携ATMにもなっています。
ゆうちょ銀行では2015年(平成27年)5月2日に1875年(明治8年)から創業した郵便貯金事業が140周年を迎えました。日本近代郵便の父として知られる前島密がイギリスの郵便制度を参考に日本の郵便局が設立されました。それを記念して郵政博物館で記念イベントが行われました。
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