定期積金の種類は契約形態によって、4つに分類できます。
定期積金の種類は契約形態によって、「定額式定期積金」「目標式定期積金」「逓増逓減式定期積金」「満期分散式定期積金」の4つに分類できます。
定期積金の種類の中で、もっとも一般的な形態が「定額式定期積金」です。定額式定期積金とは、毎月、一定の金額を金融機関に積み立てる金融商品です。満期日以降に「給付契約金」という形で、積み立てたお金とその利息を受け取れます。おおくの金融機関で取り扱う「子育て支援定期積金」や「年金受給者専用定期積金」などは、こちらのタイプが中心です。
もう一つの種類として「目標式定期積金」があります。目標式定期積金は、契約期間と給付契約金を先に設定するタイプの定期積金です。つまり「いつまでに、いくら貯めるか」という「目標」を先に定めてから積立をするのです。毎月の掛金は給付契約金を契約期間で割った金額となります。端数については初回か最終回に加えて調整されます。
「逓増逓減式定期積金」は、掛金の額が変動する定期積金です。定額式定期積金や目標式定期積金の掛金額が最初から最後まで同じであるのに対して、逓増逓減式定期積金は1年単位で掛金を増額したり、減額したりできます。収入が増えたのなら来年からは多めに積み立てることもできますし、子供が入学して学費がかかるのなら掛金を減額することもできます。その年のマネープランに合わせて掛金を見直せるので、無理なく継続できます。
定期積金の種類の中で、給付契約金の受け取り方式に特徴のあるのが「満期分散式定期積金」です。満期分散式定期積金は、毎年、給付契約金を受け取れる定期積金です。預入期間は2年〜10年と長めですが、預入日から1年ごとに積立期間に応じた給付契約金を受け取れます。他の定期積金よりも流動性が高いタイプの商品です。