神奈川銀行の定期預金

神奈川銀行の定期預金

神奈川銀行は、神奈川県横浜市に本店を置く第二地方銀行です。1953年7月30日に設立され、神奈川県内の個人や中小企業を中心に、地域密着型の金融サービスを提供しています。

2023年には横浜銀行の子会社となり、横浜フィナンシャルグループの一員になりました。ただし、神奈川銀行という銀行名、店舗、預金商品は維持されており、2026年3月現在も34店舗で営業しています。

個人向けの定期預金は、スーパー定期、変動金利定期、新型期日指定定期預金、積立定期預金などの基本商品に加え、年金受給者、退職金を受け取った人、相続資金を預ける人を対象とした優遇商品が充実しています。

特に注目したいのが、通常の1年ものスーパー定期へ年0.15%を上乗せする「かなぎんサンクス定期Neo」です。

金利や商品条件は変更されることがあります。実際に預ける前に、神奈川銀行の公式サイトまたは窓口で最新情報を確認してください。

神奈川銀行は横浜銀行に吸収されたのか

神奈川銀行は、2023年に横浜銀行の連結子会社となりました。

しかし、横浜銀行へ吸収合併されて消滅したわけではありません。神奈川銀行は独立した銀行法人として営業を続けており、預金口座、店舗、商品、金融機関コードも神奈川銀行のものが使われています。

そのため、神奈川銀行と横浜銀行の預金は、預金保険制度上も別の金融機関として扱われます。

それぞれに対象預金がある場合、原則として神奈川銀行で1金融機関につき預金者1人あたり元本1,000万円までと破綻日までの利息等、横浜銀行でも同様に元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護対象になります。

神奈川銀行の主な定期預金

商品名 主な対象者・特徴 預入期間
スーパー定期 一般的な固定金利型定期預金 期間別に設定
自由金利型定期預金 1,000万円以上の大口資金向け 期間別に設定
変動金利定期預金 6カ月ごとに金利を見直す 1年・2年・3年
新型期日指定定期預金 1年経過後に満期日を指定できる 最長3年
積立定期預金「マイプラン」 定期的に積み立てたい個人向け 期間の定めなし
かなぎんサンクス定期Neo 1年もの店頭表示金利へ年0.15%上乗せ 1年
プレミアム年金定期預金 新たに公的年金の受取口座を指定する人向け 1年
かなぎん年金定期預金 神奈川銀行で公的年金を受け取る人向け 1年
かなぎん年金定期預金プラス かなぎん年金定期預金を契約した人向け 1年
かなぎん退職金定期預金 退職金受取後1年以内の55歳以上の人向け 6カ月
かなぎん相続定期預金 相続手続完了後1年以内の相続資金向け 商品条件による

スーパー定期

スーパー定期は、神奈川銀行の基本的な固定金利型定期預金です。

預入時に決まった金利が満期まで適用されるため、満期時に受け取る利息を計算しやすいのが特徴です。

預入金額が300万円未満の場合と300万円以上の場合で金利区分が分かれることがあります。また、1,000万円以上の資金は自由金利型定期預金の対象となります。

金利は金融情勢によって変更されるため、預入日当日の店頭表示金利を確認してください。

自由金利型定期預金

自由金利型定期預金は、原則として1,000万円以上の大口資金を預ける人向けの商品です。

退職金、相続資金、不動産売却代金など、まとまった資金を一定期間使わない場合の運用先として検討できます。

ただし、預金保険制度では、同じ金融機関内の対象預金を合算し、1金融機関につき預金者1人あたり元本1,000万円までと、破綻日までの利息等が保護されます。

1,000万円を超える部分は預金保険制度による保護の対象外となり、破綻した金融機関の財産状況に応じて支払われます。1,000万円を超える資金を預ける場合は、他の金融機関へ分散する方法も検討しましょう。

変動金利定期預金

変動金利定期預金は、預入後6カ月ごとに市場金利の動向に応じて適用金利が見直される定期預金です。

預入期間は1年、2年、3年です。預入単位は100円以上で、総合口座へセットする場合は1万円以上となります。

預入後に市場金利が上昇すれば適用金利が上がる可能性があります。一方、市場金利が低下した場合は適用金利も下がる可能性があります。

将来の金利上昇を期待する人には選択肢となりますが、満期まで適用金利を確定させたい人には固定金利型のスーパー定期の方が分かりやすいでしょう。

新型期日指定定期預金

新型期日指定定期預金は、預入後1年間の据置期間を経過すれば、最長3年の範囲内で満期日を指定できる商品です。

個人が利用でき、預入金額は100円以上300万円未満です。総合口座へセットする場合は1万円以上300万円未満となります。

1年経過後に資金を使う時期を決めたい人に向いています。

積立定期預金「マイプラン」

積立定期預金「マイプラン」は、目的に合わせて継続的に資金を積み立てる個人向け商品です。

預入期間の定めはなく、預入の都度、新型期日指定定期預金として運用されます。

窓口などでの随時預入は1回100円以上、自動積立は1回1,000円以上から利用できます。

教育資金、車の購入、旅行、住宅関連費用など、数年後に使う資金を計画的に準備したい人に適しています。

かなぎんサンクス定期Neo

かなぎんサンクス定期Neoは、個人および個人事業主を対象とした1年もの定期預金です。

預入日のスーパー定期預金1年もの店頭表示金利に、年0.15%が上乗せされます。2026年8月15日に公式サイトで確認した最新の1年もの店頭表示金利は年0.400%のため、現時点では年0.550%となります。

項目 内容
利用できる人 個人・個人事業主
預入金額 100万円以上、上限なし
預入期間 1年
適用金利 スーパー定期1年もの店頭表示金利+年0.15%(2026年8月15日確認時点:年0.550%)
預入方法 店頭のみ
資金条件 新規資金または普通預金からの振替
満期後 通常のスーパー定期1年もの店頭表示金利で自動継続

ATMやインターネットバンキングでは作成できません。原則として店頭での申込みが必要です。

既存の定期預金から単純に預け替える場合は対象外ですが、一部の優遇定期預金からの振替は認められています。

中途解約した場合は普通預金利率が適用されるため、満期まで使わない資金で利用することが重要です。

プレミアム年金定期預金

プレミアム年金定期預金は、新たに公的年金の受取口座を神奈川銀行へ指定する人、または他の金融機関から神奈川銀行へ変更する手続きをした人を対象とした定期預金です。

2026年5月11日現在、預入期間は1年、預入限度額は1人300万円まで、適用金利は年1.200%です。

この金利は、預入期間中も神奈川銀行で継続して公的年金を受け取ることが条件です。

年金受取口座の変更を検討している人にとっては魅力的な商品ですが、ATMやインターネットバンキングでは作成できず、店頭での手続きが必要です。

かなぎん年金定期預金

かなぎん年金定期預金は、神奈川銀行で公的年金を受け取っている人、または新たに受取口座を指定した人を対象とします。

預入期間は1年、預入限度額は1人300万円までです。

スーパー定期預金1年もの店頭表示金利に年0.30%が上乗せされます。

かなぎん年金定期預金プラス

かなぎん年金定期預金プラスは、かなぎん年金定期預金を契約した人が追加で利用できる商品です。

預入期間は1年、預入限度額は1人900万円までで、スーパー定期預金1年もの店頭表示金利に年0.20%が上乗せされます。

年金定期預金の300万円と合わせると、条件を満たす人は最大1,200万円まで金利上乗せ商品の対象にできます。

ただし、預金保険制度では、神奈川銀行にある他の対象預金と合算し、1金融機関につき預金者1人あたり元本1,000万円までと、破綻日までの利息等が保護されます。1,000万円を超える部分は預金保険制度による保護の対象外となり、破綻した金融機関の財産状況に応じて支払われます。

かなぎん退職金定期預金

かなぎん退職金定期預金は、退職金を受け取ってから1年以内の55歳以上の人を対象とした商品です。

2026年2月16日現在、預入期間は6カ月、預入金額は100万円以上3,000万円以下、適用金利は年1.200%です。

預入資金は退職金に限られ、神奈川銀行へ新たに預け入れる資金であることが条件です。

退職金受取額を確認できる源泉徴収票や、退職金が入金された口座の通帳・画面などの提示が必要です。

原則として1人1回のみ利用できます。満期後の取扱いと適用金利も事前に確認しておきましょう。

かなぎん相続定期預金

かなぎん相続定期預金は、金融機関での相続手続完了後1年以内に、相続で取得した資金を預ける個人向けの商品です。

預入金額は100万円以上で、相続により取得した金額または1億円のいずれか低い金額までです。

相続人であること、相続によって取得した資金であることを確認できる書類が必要です。

店頭限定の商品であり、住所によっては利用できない場合があります。2026年8月15日に公式サイトで確認した現行条件では、預入期間は6カ月、適用金利は年1.200%です。申込み前に最新の条件をご確認ください。

神奈川銀行の定期預金金利

神奈川銀行は、公式サイトの「各種金利情報」で普通預金、スーパー定期、自由金利型定期預金、変動金利定期預金などの金利を公開しています。

2026年8月15日に神奈川銀行公式サイトで確認した最新の金利表(公式表の基準日:2026年7月1日現在)では、普通預金金利は年0.300%、スーパー定期・自由金利型定期預金の主な店頭表示金利は次のとおりです。

預入期間年利(税引前)
1カ月年0.375%
3カ月年0.375%
6カ月年0.375%
1年年0.400%
2年年0.500%
3年年0.600%
4年年0.650%
5年年0.700%

この1年もの店頭表示金利を基準にすると、かなぎんサンクス定期Neoは年0.550%、かなぎん年金定期預金は年0.700%、かなぎん年金定期預金プラスは年0.600%となります。

通常の店頭表示金利は金融市場の動向により変更されます。預入当日に公式サイトまたは店頭で最新金利を確認し、他の銀行の定期預金と比較してください。

個人が受け取る預金利息には、原則として20.315%の税金がかかります。マル優の対象者が所定の手続きをした場合は非課税となることがあります。

中途解約には注意

定期預金は、原則として満期まで預ける商品です。

満期前に解約すると、預入時に約束された金利ではなく、商品ごとに定められた中途解約利率が適用されます。

かなぎんサンクス定期Neoは、中途解約時に普通預金利率が適用されます。そのため、金利上乗せのメリットをほとんど受けられなくなる可能性があります。

生活費、医療費、住宅修繕費など、近いうちに必要になる可能性がある資金は普通預金などで確保しておきましょう。

預金保険制度の対象

神奈川銀行の円定期預金は、預金保険制度の対象です。

利息の付く普通預金や他の対象預金と合算して、1金融機関につき預金者1人あたり元本1,000万円までと、破綻日までの利息等が保護されます。

1,000万円を超える部分は預金保険制度による保護の対象外となり、破綻した金融機関の財産状況に応じて支払われます。

横浜銀行は別の金融機関であるため、横浜銀行の対象預金は横浜銀行で別に保護限度額が計算されます。

神奈川銀行の定期預金のメリット

  • 一般的な固定金利型から変動金利型まで選べる
  • 年金、退職金、相続資金向けの商品が充実している
  • かなぎんサンクス定期Neoでは年0.15%が上乗せされる
  • 地域の店舗で相談しながら預けられる
  • 円定期預金は一定範囲まで預金保険制度の対象となる
  • 横浜銀行と別の金融機関として預金保険の保護枠が計算される

神奈川銀行の定期預金のデメリット

  • 優遇商品は対象者や資金の条件が細かい
  • 店頭限定の商品が多い
  • ATMやインターネットバンキングで申し込めない商品がある
  • 住所によっては一部商品を利用できない場合がある
  • 通常金利がネット銀行より高いとは限らない
  • 中途解約すると受取利息が大幅に少なくなる場合がある

神奈川銀行がおすすめな人

  • 神奈川県内に住み、店舗で相談したい人
  • 神奈川銀行で公的年金を受け取る予定の人
  • 退職金を受け取ってから1年以内の55歳以上の人
  • 相続手続を終え、相続資金の預け先を探している人
  • 100万円以上の新規資金を1年間預けられる人
  • 横浜銀行とは別に預金保険の保護枠を確保したい人

利用前に確認したいポイント

  • 預入日当日の金利
  • 対象者の年齢・年金受取・退職金・相続などの条件
  • 新規資金に限定されるか
  • 最低預入金額と預入上限額
  • 満期後の自動継続金利
  • 中途解約時の利率
  • 申込み可能な店舗
  • 必要書類
  • 預金保険制度の保護範囲

よくある質問

Q.神奈川銀行は横浜銀行に吸収されたのですか?

A.いいえ。神奈川銀行は2023年に横浜銀行の子会社となりましたが、独立した銀行法人として営業を続けています。

Q.神奈川銀行と横浜銀行の預金は合算されますか?

A.預金保険制度上は別の金融機関として扱われるため、保護限度額はそれぞれの銀行で計算されます。

Q.かなぎんサンクス定期Neoの金利は?

A.預入日のスーパー定期1年もの店頭表示金利に年0.15%が上乗せされます。

Q.かなぎんサンクス定期Neoはいくらから利用できますか?

A.100万円以上から利用でき、預入上限はありません。

Q.インターネットで優遇定期預金を作れますか?

A.かなぎんサンクス定期Neo、年金定期預金、退職金定期預金などは店頭限定です。

Q.退職金定期預金は誰でも利用できますか?

A.退職金受取後1年以内の55歳以上で、所定の確認書類を提出できる人が対象です。

Q.定期預金は途中で解約できますか?

A.やむを得ない場合は解約できますが、所定の中途解約利率が適用され、利息が少なくなる可能性があります。

Q.神奈川銀行の定期預金は安全ですか?

A.円定期預金は預金保険制度の対象で、他の対象預金と合算し、1金融機関につき預金者1人あたり元本1,000万円までと、破綻日までの利息等が保護されます。1,000万円を超える部分は預金保険制度による保護の対象外となり、破綻した金融機関の財産状況に応じて支払われます。

神奈川銀行の基本情報

銀行名:株式会社神奈川銀行

英語表記:THE KANAGAWA BANK, LTD.

本店所在地:〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町9丁目166番地

電話:045-261-2641(代表)

設立:1953年7月30日

資本金:61億9,100万円

預金残高:4,685億円

貸出金残高:4,384億円

店舗数:34店舗

金融機関コード:0530

所属グループ:横浜フィナンシャルグループ

各ページのご案内

神奈川銀行とは

まとめ

神奈川銀行では、スーパー定期、自由金利型定期預金、変動金利定期預金、新型期日指定定期預金などを利用できます。

さらに、かなぎんサンクス定期Neo、年金定期預金、退職金定期預金、相続定期預金など、利用者の状況に応じた優遇商品が充実しています。

通常の定期預金だけで判断せず、自分が年金・退職金・相続・新規資金などの優遇条件を満たすか確認することが重要です。

神奈川銀行は横浜銀行の子会社ですが、現在も別の銀行として営業しています。預金保険制度の保護限度額も横浜銀行とは別に計算されます。

金利や取扱条件は変更される可能性があるため、預入前に必ず公式サイトまたは窓口で最新情報を確認してください。

参考資料

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