神奈川県には、全ての地方銀行の中で第一位の資産規模を誇る横浜銀行という大規模な地方銀行があります。県内の多くの市町村の指定金融機関を務めており、人口の多い横浜市や川崎市に多くの店舗を有しています。さらに東京、名古屋、大阪、そして海外にも店舗展開しているため、地方銀行でありながら高い知名度を誇っています。
その横浜銀行の威光の影に隠れてしまっていますが、実は神奈川県内にはもう一行、地方銀行があります。横浜銀行と同じく横浜市内に本店を置く、神奈川銀行です。
神奈川銀行は、1953年に資本金5000万円の相互銀行として誕生し、横浜ベイブリッジが開通した1989年に普通銀行へ転換、第二地方銀行となりました。創立60周年を超えた現在、資本金額は51億と創立当時よりは大きく成長しましたが、第二地方銀行の中では資産規模はむしろ小さい方です。同じ県内に拠点を置く横浜銀行の総資産が13兆円を超えているのと比べると、その差は歴然としています。
神奈川銀行は規模が小さい分、地域密着型金融に特化して、地域の住民や中小企業に向けたサービスを提供しています。
銀行名:株式会社神奈川銀行
住所:〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町9-166
電話:045-261-2641(代表)
資本金:51億9,100万円