運転免許返納定期預金とは、運転免許証を自主返納した人を対象に、通常のスーパー定期より高い金利を適用する優遇商品です。
多くの商品では、運転経歴証明書や自治体・警察が発行する自主返納者向けカードを提示することで、店頭表示金利に年0.1%から年0.3%程度を上乗せします。
ただし、対象年齢、返納時期、預入金額、利用できる店舗、初回満期後の金利は金融機関ごとに異なります。
2026年現在も地域銀行や信用金庫で取り扱われていますが、全国共通の商品ではありません。利用前に、居住地域の金融機関が現在も取り扱っているか確認してください。
運転免許証の自主返納は、運転を続ける必要がなくなった人や、加齢・病気などにより運転へ不安を感じる人が、本人の意思で運転免許を取り消す制度です。
高齢者だけに限定された制度ではありませんが、運転免許返納定期預金では「65歳以上」などの年齢条件を設ける金融機関があります。
免許を返納した後は、自動車や原動機付自転車を運転できません。生活上の移動手段を確保してから手続きすることが大切です。
運転経歴証明書は、運転免許証を自主返納した人などが申請できる、公的な本人確認書類です。
平成24年4月1日以降に交付された運転経歴証明書は、運転免許証に代わる本人確認書類として利用できます。
自主返納後または免許失効後5年以上が経過した場合などは、交付を受けられないことがあります。
申請場所、受付時間、必要書類、交付方法、手数料は都道府県によって異なるため、住所地を管轄する警察または運転免許センターへ確認してください。
運転免許返納定期預金は、スーパー定期などを基礎商品として、一定の金利を上乗せする方式が中心です。
たとえば、通常の1年もの店頭表示金利が年0.40%で、上乗せ金利が年0.30%なら、初回適用金利は年0.70%となります。
金融機関によっては、固定金利を直接設定する場合や、自治体の自主返納支援カードを利用条件とする場合もあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 65歳以上で運転免許証を自主返納し、運転経歴証明書を提示できる個人 |
| 預入期間 | 1年・自動継続 |
| 預入金額 | 1円以上100万円以内 |
| 適用金利 | 店頭表示金利+年0.30% |
| 初回満期後 | 満期時点の通常のスーパー定期金利 |
預入上限は、阿波銀行全体で1人100万円です。すでに免許を返納していても、運転経歴証明書を持っていない場合は利用できません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取扱期間 | 2026年4月1日〜2027年3月31日 |
| 対象者 | 「おかやま愛カード」を持つ個人 |
| 預入期間 | 1年・自動継続 |
| 預入金額 | 1,000円以上1,000万円未満 |
| 適用金利 | 店頭表示金利+年0.10% |
| 初回満期後 | 継続日時点の通常のスーパー定期金利 |
原則として中途解約はできません。やむを得ず中途解約する場合は、所定の中途解約利率が適用されます。
| 確認項目 | よくある条件 |
|---|---|
| 年齢 | 65歳以上、70歳以上など |
| 証明書 | 運転経歴証明書、自治体・警察の自主返納支援カード |
| 返納時期 | 返納後一定期間以内、または制限なし |
| 預入期間 | 1年が中心 |
| 預入上限 | 100万円、300万円、500万円、1,000万円未満など |
| 申込方法 | 店舗窓口が中心 |
| 利用地域 | 金融機関の営業地域内 |
運転経歴証明書を持っていても、年齢、居住地域、預入上限などの条件を満たさなければ利用できません。
一般に、次の書類が必要です。
金融機関によって必要書類が異なるため、来店前に確認してください。
比較するときは、上乗せ幅だけでなく、基準となる店頭表示金利も確認します。
同じ「+年0.30%」でも、基準金利が年0.40%なら合計年0.70%、基準金利が年0.60%なら合計年0.90%です。
また、特別金利が初回満期までなのか、自動継続後も続くのかを確認してください。
100万円を年0.70%で1年間預けた場合、税引前利息は約7,000円です。
預金利息には原則20.315%の税金がかかるため、税引後の受取利息は約5,578円となります。
実際の受取額は、適用金利、預入日数、端数処理によって異なります。
預入上限は商品によって大きく異なります。
100万円までの商品は金利上乗せ幅が大きい場合があり、1,000万円未満まで預けられる商品は上乗せ幅が小さい場合があります。
金利だけでなく、「上乗せ金利を適用できる元本はいくらか」を確認しましょう。
運転免許返納定期預金は、自動継続型が中心です。
多くの商品では、上乗せ金利は初回満期日までで、自動継続後は通常のスーパー定期金利へ切り替わります。
自動継続後も上乗せが続く商品は例外的です。満期前に継続後の適用金利を確認してください。
満期前に解約すると、特別金利ではなく、金融機関所定の中途解約利率が適用されます。
商品によっては「原則中途解約不可」と定められています。
医療費、介護費、住宅修繕費、生活費など、近いうちに使う可能性がある資金は預けないようにしましょう。
年金受取、給与受取、会員向け優遇、キャンペーン金利など、他の金利上乗せと併用できない商品があります。
複数の優遇条件に該当する場合は、最も有利な商品を比較して選びましょう。
運転免許返納定期預金は、地方銀行、信用金庫、信用組合などの地域金融機関が主に取り扱っています。
信用金庫や信用組合では、営業地域内に住む人、勤務する人などに利用者を限定する場合があります。
インターネット支店では取り扱わず、通常支店の窓口だけで受け付ける商品も少なくありません。
運転免許返納定期預金は円定期預金であるため、原則として預金保険制度の対象です。
同じ金融機関にある対象預金を合算し、預金者1人あたり元本1,000万円までと、破綻日までの利息等が保護されます。
商品によります。65歳以上などの年齢条件を設ける金融機関があります。
利用できない商品が多くあります。自治体や警察の自主返納支援カードを認める商品もあります。
多くの商品では続きません。継続日時点の通常のスーパー定期金利へ切り替わります。
中途解約できる商品もありますが、所定の中途解約利率が適用されます。原則中途解約不可の商品もあります。
地域金融機関の商品が中心であり、営業地域や取扱店舗が限定されることがあります。
運転免許返納定期預金は、運転免許証を自主返納した人が、通常より高い金利で円定期預金を利用できる商品です。
2026年現在、阿波銀行では店頭表示金利+年0.30%、水島信用金庫では+年0.10%の商品が確認できます。
利用するときは、年齢、証明書、預入上限、営業地域、初回満期後の金利、中途解約、他の優遇との併用、預金保険制度を確認しましょう。
