「おかしんインターネット支店」は、愛知県岡崎市の大手信用金庫である岡崎信用金庫のインターネット支店です。
岡崎信用金庫の通常の本支店と違って実店舗を持たないため、インターネットバンキングやATMからの取引に特化しており、自宅や外出先で取引できます。
また、岡崎信用金庫の本支店は営業地域内の利用者しか取引できませんが、「おかしんインターネット支店」は日本全国から取引できます。
「おかしんインターネット支店」では、同支店専用の定期預金を提供しています。
たとえば「IB専用定期預金」は「おかしんインターネット支店」が提供する定期預金で、預入金額1万円以上〜500万円以内、預入期間1年〜5年と自由度が高いのが特徴です。
少額の運用や、多額の余裕資金の運用や、長期運用など、様々な形で活用できます。
ただし、すべての手続き(口座開設、解約、残高照会)がインターネットバンキング経由なので、預金通帳や証書が発行されません。
おかしんインターネット支店の「IB専用定期預金」は金利優遇されており、岡崎信用金庫本支店の定期預金の店頭表示金利に上乗せ金利が付いて適用されます。
具体的な上乗せ金利は、年0.05%です。
そして「IB専用定期預金」は預入金額や預入期間の選択肢が多いので、自分好みの預入条件で資金を運用できます。
ただし「IB専用定期預金」の金利優遇は、初回満期日で終了します。
初回満期日以降は上乗せ金利なしで、本支店の定期預金の店頭表示金利がそのまま適用されます。
また金利情勢に応じて、店頭表示金利や上乗せ金利が変更される可能性もあるため、最新の金利情報を確認してから口座開設したいです(2022年3月30日現在)。
おかしんインターネット支店の「IB専用定期預金」を口座開設するときは、満期時の取扱い方法を自動継続(「元金継続」か「元利継続」)に設定します。
「元金継続」も「元利継続」も、満期日に預金を払い戻さずに、同じ預入条件で再び預入を始める点は同じです。
ただし「元金継続」は満期日に利息を払い戻して元金だけを自動継続し、「元利継続」は元金と利息を両方とも払い戻さずに自動継続します。
「おかしんインターネット支店」では、「ライトワン」という定期預金も利用できます。
「ライトワン」は「おかしんインターネット支店」限定の専用定期預金で、1ヶ月もので金利が年0.10%です。
加えて「ライトワン」はキャンペーンなどとは関係なく常に提供されているので、いつでも口座開設できます。
ただし、金利情勢による金利変更の可能性があるので、口座開設の前には最新の金利情報を確認しましょう(2022年3月30日現在)。
「おかしんインターネット支店」の「ライトワン」は、預入金額10万円以上、預入期間1カ月です。
預入期間が1カ月と短いことが特徴で、短いサイクルで満期日が来るため、資金の一時的な預け先にもできます。
「おかしんインターネット支店」の「IB専用定期預金」は、預入期間が最短でも1年です。そこで短期運用は「ライトワン」、中長期運用は「IB専用定期預金」と使い分けるのも一法です。
「ライトワン」の満期時の取扱い方法は、「自動継続」(元利継続のみ)です。
「自動継続」とは満期日に預金を払い戻さず、同じ預入条件で運用を継続する方法です。中でも「元利継続」は利息を元金へ組み込んだうえで、再び運用を継続する方法です。
通常の定期預金は「自動継続」するときに「元利継続」だけではなくて「元金継続」(満期日に利息は払い戻して、元金だけで運用継続する方法)も選べるため、「元金継続」で運用したいのなら「ライトワン」以外の定期預金を検討しましょう。
「おかしんインターネット支店」の「ライトワン」は、預入金額の上限がありません。
しかし、預金保険制度によって保護されるのは一金融機関につき一利用者あたり元金1,000万円とその利息までです。よって「ライトワン」に1,000万円以上の金額を預ける場合は、万が一の際には超過分の元金と利息が保護されません。
また「おかしんインターネット支店」や通常の本支店で、すでに「ライトワン」以外にも複数の預金商品を利用している場合には、それらの預金残高がすべて合算されます。そのうえで元金1,000万円とその利息までしか保護されません。
岡崎信用金庫の「おかしんインターネット支店」では、キャンペーン期間中に「オカザえもん定期」を口座開設できます。
「オカザえもん定期」は年0.15%の金利が適用され、「おかしんインターネット支店」が提供する「IB専用定期預金」や「ライトワン」よりもさらに高い金利です。
名称などの細かい部分が変更される場合はあるものの、「オカザえもん定期」は毎年提供されています。
「オカザえもん定期」は、預入金額10万円以上、預入期間1年です。
通常、キャンペーン商品は預入金額に上限が設けられていることが多く、100万円や300万円などの限られた金額までしか預けられません。
しかし、「オカザえもん定期」には上限がないので、お好きな金額を預けられます。さらに預入期間もキャンペーン商品としては長めの1年です。
「オカザえもん定期」の年0.15%という金利は初回満期日までで終了します。
初回満期日以降は継続日における岡崎信用金庫本支店のスーパー定期の店頭表示金利が適用されるので、初回満期日を境に金利は大幅に下がります。
岡崎信用金庫の本支店のスーパー定期の店頭表示金利は、年0.002%なので利息はあまり受け取れません。
「オカザえもん定期」は、キャンペーン期間中にのみ口座開設ができます。
しかし、一旦口座開設したら最低でも1年間は預金を払い戻せないので、計画的に利用したいです。
どうしても預入期間中に預金を払い戻したい場合には中途解約できますが、約定利率よりもかなり低い「中途解約金利」が適用されるので利息が減ってしまいます。
そのため計画的に口座開設をして、預けるお金はしばらく使う予定のない余裕資金にしたいです。
岡崎信用金庫のおかしんインターネット支店は、実店舗のないバーチャル支店なので、取引には「おかしんパーソナルダイレクト」を利用します。
「おかしんパーソナルダイレクト」とは、インターネットバンキングやモバイルバンキングのことです。
パソコン、スマートフォン、携帯電話を使って「おかしんインターネット支店」と取引できるサービスです。
岡崎信用金庫では、通常の本支店でも「おかしんパーソナルダイレクト」で取引ができます。
しかし、すべてのサービスを取引できるわけではなくて、店舗窓口に行く必要もあります。
ところが「おかしんインターネット支店」ならば、取扱いサービスのすべてを「おかしんパーソナルダイレクト」でまかなえます。
「おかしんパーソナルダイレクト」では、おかしんインターネット支店の定期預金(IB専用定期預金、ライトワン、オカザえもん定期)の口座開設や解約ができます。
ちなみに定期預金だけではなく、振込振替、残高照会なども「おかしんパーソナルダイレクト」から行えます。
「おかしんパーソナルダイレクト」で、おかしんインターネット支店の定期預金を口座開設するときは、「預入金額」や「預入期間」や「満期時の取扱い方法」などを選択します。
定期預金は金利だけではなく、「預入金額」や「預入期間」によっても満期日に受け取る利息が決まるため、預入内容の設定は大切です。
一旦、口座開設した定期預金は、預入期間中に「予約解約」または「中途解約」の手続きができます。
「予約解約」を選ぶと次の満期日に預金を払い戻すことができ、「中途解約」を選ぶと預金を即時払い戻せます。
「おかしんパーソナルダイレクト」で不正送金などの詐欺被害を防ぐには、セキュリティ対策をしっかりと行う必要があります。
具体的に「おかしんパーソナルダイレクト」では、ログインパスワードを使った認証や、取引結果のメール通知といったセキュリティ対策をしています。
それらに加えて、利用者自身もセキュリティ対策ソフトやトークン(ワンタイムパスワード生成機)を使うことが重要です。
もしトークン(ワンタイムパスワード生成機)を使うのなら、ソフトウェアトークンのアプリをスマートフォンにダウンロードすれば手数料無料で利用できます。
しかし、ハードウェアトークンを利用すると発行手数料がかかりますので、その点には留意してください。
岡崎信用金庫の「おかしんインターネット支店」は、「おかしんパーソナルダイレクト」で取引するため、店舗窓口よりも利用できる時間が長いです。
店舗窓口は平日の限られた営業時間内しか取引できませんが、「おかしんパーソナルダイレクト」では平日だけでなくて土日祝日も取引ができ、利用時間も店舗窓口の営業時間よりも長く設定されています。
さらにパソコンやスマートフォンで取引をするために場所も選びません。つまり、好きな時間に好きな場所から取引ができます。
「おかしんパーソナルダイレクト」は、取引する曜日によって利用時間が異なるために注意が必要です。
たとえば、「おかしんパーソナルダイレクト」で定期預金(IB専用定期預金、ライトワン、オカザえもん定期)の口座開設や解約、入金、残高照会などができる利用時間は、月曜と日曜は朝から深夜まで、火曜から土曜はほぼ一日中取引ができます。
定期預金以外の振込振替、残高照会、各種変更手続きなども曜日によって利用時間が異なります。「おかしんパーソナルダイレクト」を利用するときは、事前に利用時間を確認したいです。
「おかしんパーソナルダイレクト」は、規定の利用時間が設けられていますが、システムの点検や手入れのために定期的なシステムメンテナンスをしています。
システムメンテナンス中は取引ができないため、事前に実施の予定を確認して避けるとよいでしょう。
システムメンテナンスは土日祝日を除いて毎日する他、年末年始にも行います。また臨時のシステムメンテナンスもありえます。
「おかしんインターネット支店」についての不明な点は、岡崎信用金庫が複数設置している問い合わせ窓口で確認できます。
その問い合わせ窓口は、種類によって受付時間が異なります。
たとえば「おかしんパーソナルダイレクト」や、預金商品などに関する問い合わせ窓口は平日のみです。しかし、振り込め詐欺、不正送金、偽造キャッシュカード被害の問い合わせ窓口や、キャッシュカード紛失などの問い合わせ窓口は、毎日利用できます。
岡崎信用金庫の「おかしんインターネット支店」は、「IB専用定期預金」や「ライトワン」や「オカザえもん定期」などの金利が優遇された定期預金を取扱っています。
しかし、振込手数料やATM利用手数料などの各種手数料を支払うと、利息で得た利益が相殺される可能性があります。そこで、各種手数料の支払いはできるだけ抑えたいです。
「おかしんインターネット支店」は「おかしんパーソナルダイレクト」で取引をするため、一般的な金融機関の店舗窓口に比べると各種手数料は安めです。
「おかしんインターネット支店」では「おかしんパーソナルダイレクト」を利用しますが、基本手数料は無料です。しかし振込では振込手数料が発生し、その金額も振込先によって異なります。
たとえば、「おかしんインターネット支店」から同支店を含む岡崎信用金庫の本支店宛てに振込をする場合は、振込手数料は無料です。
しかし、他行宛て振込の場合は振込金額によって275円から440円の振込手数料がかかります。
また、「おかしんインターネット支店」の振込はATMでも行えます。
その際は、「おかしんATM」で「おかしんインターネット支店」のキャッシュカードを利用すれば、振込手数料を抑えられます。
「おかしんインターネット支店」のキャッシュカードを使って、ATMで入出金や残高照会も行えます。
入出金や残高照会する際のATM利用手数料は無料(0円)なので、気軽に普通預金や定期預金の管理が行えます。