基本的に、定期預金には追加で入金できません。
どうしても定期預金の金額を増額したいのなら、中途解約して新しい金額で組み直すか、もしくは満期を迎えた時点で追加でお金を足して、その合計金額で新しい定期預金を作ります。
定期預金に追加で入金することはできるのでしょうか?
例えば定期預金に30万円を預入したとします。後日、10万円の臨時収入があったのでその定期預金に追加で入金をしたいです。
その場合に、先に預入した30万円の定期預金に後から臨時収入の10万円を追加して、合計40万円の定期預金にできるのでしょうか?
その答えはノーです。
定期預金は預入した段階で金利と預入期間が決まります。
その時点から預入した金額に対しての利息の計算が始まるので、すでに預入が完了している定期預金に後から金額を追加して増額することはできません。
ただし、先に預入した定期預金とは別の「新しい定期預金」として預入することは可能です。
総合口座の通帳式の定期預金なら、同じ通帳を利用して新しい定期預金を追加することができます。
後から預入する分は、先に預入されていた定期預金とは預入日も満期日も異なる別の預入明細の定期預金となります。
つまり先の例で言えば、最初に預入した30万円の定期預金に10万円を追加して40万円の定期預金にすることはできません。
後から10万円の定期預金を追加で預入して、30万円と10万円の2本の定期預金を持つことなら可能です。
しかし、どうしても先に預入した定期預金の金額を増額したいのであれば、次の2つの方法があります。
1つ目は、定期預金を解約して追加入金分を足した金額で新しい定期預金を作る方法です。
2つ目は、定期預金が満期を迎えた時に追加入金分を足して、その合計の金額で再び新しい定期預金を作る方法です。
しかし、できれば定期預金の満期日を待ちたいです。
定期預金を中途解約すればペナルティとして金利が下がって、普通預金並みの利息しか付きません。
ですので満期日が来たら追加入金したいお金を元本に上乗せして、それを「新しい元本」として新しい定期預金を作ります。
満期日を待って定期預金の金額を増額する場合は、いったん定期預金を解約することになります。
もし満期時の取扱条件が「満期自動継続」になっているのなら、事前にATMやインターネットバンキングで満期日取扱条件変更の手続きをして「満期日自動解約」にしておきます。
すると解約手続きのために銀行窓口に足を運ばなくても済みますし、銀行営業日や銀行窓口の受付時間を気にする必要もありません。
追加で入金できる貯蓄商品なら、積立定期預金も検討したいです。
月々、普通預金口座から振替日に積立ができて、「通常月よりも多く積立する積増月の指定」や「ゆとりがある時にいつでも預入できる随時追加入金」や「振替金額の設定」などの取引内容の変更も可能です。
金融機関によって商品のサービス内容は違います。どのようなお金の追加方法があるのかを取引している金融機関の窓口やコールセンターに相談したり、ホームページで確認できます。