定期預金のシミュレーションは、預入金額、預入期間、金利などを入力して、満期時に受け取れる利息や受取金額を試算するものです。
定期預金を比較するときは、表示金利だけでなく「実際に何円の利息を受け取れるか」をシミュレーションすると判断しやすくなります。
2026年現在も、楽天銀行、イオン銀行、オリックス銀行、福島銀行など複数の金融機関が定期預金の利息シミュレーションを提供しています。
※2026年8月15日に各金融機関の公式情報を再確認しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 税引前利息 | 税金を差し引く前の利息 |
| 税引後利息 | 源泉徴収後に実際に受け取る利息 |
| 満期受取額 | 元本+税引後利息 |
| 年平均利回り | 複利商品などで実質的な利回りを確認できる場合がある |
基本的な定期預金シミュレーションで入力するのは、主に次の3項目です。
1. 預入金額(元本)
2. 預入期間
3. 適用金利(年利)
商品によっては、単利・複利、利息支払方式、預入日なども入力します。
キャンペーン商品を試算する場合は、通常金利ではなく、そのキャンペーンに実際に適用される金利を入力してください。
最も基本的な例として、100万円を年1.00%で1年間預けた場合を考えます。
税引前利息は単純計算で、
1,000,000円 × 1.00% = 10,000円
です。
個人の国内預貯金利息には原則20.315%の税金がかかるため、税引後利息は概算で約7,969円となります。
したがって、満期時の受取額は概算で、
1,000,000円 + 約7,969円 = 約1,007,969円
となります。
個人が国内の金融機関から受け取る預貯金利息には、原則として20.315%の税金が源泉徴収されます。
内訳は、国税15.315%(所得税・復興特別所得税)と地方税5%です。
概算では、
税引後利息 ≒ 税引前利息 × 0.79685
と考えられます。
ただし、実際には国税・地方税ごとの端数処理などがあるため、手計算と銀行のシミュレーション結果が数円程度ずれる場合があります。
詳しくは定期預金の利息にかかる税金をご覧ください。
1年未満の定期預金でも、金利は通常「年利」で表示されます。
たとえば3ヶ月もの年1.00%だからといって、3か月で元本の1%の利息が付くわけではありません。
実際の利息は、商品規定に基づき、一般に預入日数を使って計算します。
利息 = 元本 × 年利率 × 預入日数 ÷ 365
詳しくは定期預金の3ヶ月ものと6ヶ月ものをご覧ください。
たとえば100万円を年1.27%で184日間預ける場合、税引前利息は概算で、
1,000,000円 × 1.27% × 184日 ÷ 365日 ≒ 6,402円
となります。
税引後利息は約5,102円です。
短期定期では「年1.27%」という数字だけでなく、「184日で実際に約5,102円受け取る」という形まで落とし込むと比較しやすくなります。
楽天銀行の定期預金では、現在も「利息シミュレーション」が用意されています。
楽天銀行の定期預金は、1週間・2週間から最長10年まで複数の預入期間があります。
金利は税引前年利で表示され、個人の利息には20.315%の税金がかかります。
短期定期では日割り計算となるため、預入期間ごとの実際の受取利息を確認するのにシミュレーションが便利です。
楽天銀行の定期預金では、満期時取扱いが元利自動継続・元金自動継続の場合、満期日現在の同期間の定期預金金利が継続後に適用されます。
そのため、シミュレーションで表示された利息は、基本的に現在の1回分の預入期間についての試算です。
自動継続を何年も続けた場合の総利息を、最初の金利のまま単純に延長して考えないようにしましょう。
イオン銀行の定期預金利息シミュレーションでは、預入金額、預入期間、利率、利息計算方法を入力して、税引前・税引後の利息を試算できます。
2026年現在、預入金額は1万円から9万9,999万円まで入力でき、利率は年0.001%〜15.000%の範囲で入力できます。
単利・複利の違いも試算できるため、他行の商品を含めた概算比較にも使いやすいシミュレーターです。
イオン銀行では、シミュレーション上、1か月=30日、3か月=90日、6か月=182.5日、1年=365日として計算しています。
うるう年は考慮されず、中間利払がある一部商品や中途解約の計算にも対応していません。
シミュレーション結果は便利ですが、実際の満期利息と完全に同一になるとは限りません。
オリックス銀行のeダイレクト預金では、預入金額・預入期間・金利ごとに受取利息を試算できます。
2026年8月15日確認時点で、eダイレクト定期預金は6か月、1年、2年が単利の日割り計算、3年・5年・7年は半年複利の日割り計算です。
商品によって単利と複利が変わるため、長期定期を比較するときはシミュレーションが特に役立ちます。
オリックス銀行の2週間定期預金は、2026年8月15日確認時点でも年0.60%です。
200万円を14日間預ける公式計算例では、
2,000,000円 × 年0.60% × 14日 ÷ 365日 = 460円
税引後利息は367円です。
このように、短期定期では高く見える年利でも、実際の預入日数が短ければ受取利息は小さくなります。
福島銀行の定期預金の利息計算では、預入金額、期間、利率、運用方法を入力して試算できます。
税引前・税引後の満期利息だけでなく、税引前・税引後の年平均利回りも表示されます。
2026年現在も、税引後利息は20.315%(国税15.315%、地方税5%)で計算されています。
長期定期預金では、単利か複利かによって満期時の利息が変わります。
たとえば300万円を年1%で3年間預ける場合、税引前の単純計算では、
| 計算方法 | 税引前利息 |
|---|---|
| 単利 | 90,000円 |
| 1年複利 | 90,903円 |
| 半年複利 | 約91,133円 |
同じ金利でも、複利の回数が多いほど利息はわずかに増えます。
詳しくは定期預金の単利と複利の計算方法をご覧ください。
定期預金のシミュレーションを使うときは、次の点に注意してください。
・入力する金利は税引前年利か
・預入期間は実際の商品と同じか
・単利・複利の方式は合っているか
・キャンペーン金利の適用条件を満たしているか
・中途解約ではなく満期保有を前提にした計算か
・満期後の自動継続金利は別であること
多くの定期預金シミュレーションは「満期まで預けた場合」を前提にしています。
満期前に中途解約すると、当初の約定金利ではなく、金融機関所定の中途解約利率が適用されるのが一般的です。
満期まで保有したシミュレーション結果を、そのまま中途解約時の受取利息として考えないでください。
詳しくは定期預金の解約方法をご覧ください。
キャンペーン定期では、年1%を超える高い金利が表示されることがあります。
しかし、「3か月だけ年1.2%」「6か月だけ年1.3%」というように、年利表示と実際の適用期間は別です。
シミュレーションでは、実際の預入期間を正しく入力し、税引後利息まで確認しましょう。
100万円を1年間預ける場合、年0.1%の金利差は税引前で約1,000円です。
年0.5%なら税引前約5,000円、年1.0%なら約10,000円となります。
定期預金を比較するときは、「0.1%高い」という表示だけでなく、実際には何円の差になるかを計算すると、口座開設や資金移動の手間に見合うか判断しやすくなります。
500万円、1,000万円など預入額が大きくなると、わずかな金利差でも受取利息の差が大きくなります。
たとえば1,000万円なら、年0.1%の差は税引前で年間約1万円です。
高額預金では、税引後利息だけでなく、預金保険制度の保護範囲も確認してください。
詳しくは定期預金とペイオフをご覧ください。
定期預金へ実際に申し込む場合は、預入時の金利、期間、満期日、シミュレーション結果をメモやスクリーンショットで保存しておくと便利です。
満期時に「当初の想定と実際の受取額がどう違ったか」を確認できます。
また、キャンペーン金利が後から変更・終了した場合でも、預入時の条件を確認しやすくなります。
定期預金のシミュレーションは、未来の金利を予測するものではありません。
「この金額を、この期間、この金利で預けたら、満期時にいくらになるか」を確認するための道具です。
複数銀行を比較するときは、元本・預入期間を同じ条件にそろえ、それぞれの実際の金利を入力して税引後受取額を比べるのがおすすめです。
預入金額、期間、金利などから、税引前利息、税引後利息、満期時の受取額などを概算できます。
税引前では10,000円です。個人の国内預貯金利息に20.315%の税金がかかる前提では、税引後は概算で約7,969円です。
100万円を預けた場合でも、3か月で1万円ではありません。年利表示なので、実際には預入日数に応じて日割り計算されます。
必ずしも同じではありません。日数、端数処理、税計算、中間利払、うるう年などによって差が出る場合があります。
一般的な定期預金シミュレーターは満期保有を前提にしていることが多く、中途解約利息には対応していない場合があります。
※本ページの計算例は仕組みを分かりやすくするための概算です。実際の利息は預入日数、商品ごとの利息計算方法、端数処理、源泉徴収、中途解約などによって異なります。実際の預入時には各金融機関の公式シミュレーション・商品概要説明書・預金規定をご確認ください。
