定期預金の3ヶ月ものとは、預け入れの期間が3ヶ月の定期預金です。
定期預金の6ヶ月ものとは、預け入れの期間が6ヶ月の定期預金です。
最近は、この3ヶ月ものや6ヶ月ものなどに代表される預け入れ期間が短い定期預金に関心が集まっています。
「定期預金の3ヶ月もの」、「定期預金の6ヶ月もの」という言葉をよく聞きます。この「○ヶ月」は、定期預金の預け入れ期間を指しています。
定期預金には、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年、2年、3年、5年といった具合に、様々な預け入れ期間の商品があります。
短いものでは1週間、長いものでは10年という預け入れ期間の定期預金もあります。
定期預金は、いったん預け入れをすると満期日まで解約ができない金融商品なので、通常はしばらく使う予定のないお金(余裕資金)を預け入れます。
定期預金は一定期間引き出すせない代わりに、普通預金と比較して高めの金利が適用されています。そして将来お金が必要になるまでの期間に合わせて、様々な預け入れ期間の商品を選べます。
たとえ3ヶ月や6ヶ月などの比較的短い預け入れ期間の定期預金でも、普通預金に比べて高い金利で運用できます。
実際、3ヶ月ものや6ヶ月ものといった1年未満の短い預け入れ期間の定期預金に関心が集まっています。
最近ではインターネット銀行などを中心として、3ヶ月もの定期預金がキャンペーン商品として数多く提供されています。
例えば、auじぶん銀行では新規口座開設者を対象にして、3ヶ月もの定期預金の金利がアップする特別金利キャンペーンを実施しています。
これらのインターネット銀行の3ヶ月もの定期預金の金利は、みずほ銀行や三菱UFJ銀行などのメガバンクの適用金利に比べると何十倍もの優遇金利です。
ただし、そのような優遇金利の適用はキャンペーン期間中のみであり、表記されている金利は税引前の金利であることが多いです。
優遇金利の適用期間の確認と、所得税や復興特別所得税や地方税などを差し引いた税引後の金利を確認したいです。
また、1年未満の預け入れ期間の定期預金では、金利の計算方法にも注意をしたいです。
たとえ3ヶ月や6ヶ月といった1年未満の預入期間の定期預金であっても、適用金利の表示は「年利」だからです。
ちなみに年利とは、お金を1年間預けた場合の金利です。
例えば、金利が年0.5%で3ヶ月もの定期預金に預け入れた場合の利息を考えてみます。
仮にもしこれが1年もの定期預金であるなら、そのまま0.5%の金利です。しかし3ヶ月ものですので、「12ヶ月÷3ヶ月=4」で、金利を4で割って4分の1に換算しなければなりません。
具体的には、「0.5%÷4=0.125%」なので、金利が年0.5%の3ヶ月もの定期預金の場合ですと、実際に満期時につく利息は預け入れ金額の0.125%の金利の分だけになります。
次に、金利が年0.5%で6ヶ月もの定期預金に預け入れた場合の利息はどうなるでしょうか?
1年もの定期預金なら金利が0.5%ですから、6ヶ月ものなら「12ヶ月÷6ヶ月=2」で、金利を2で割って2分の1に換算しなければなりません。
具体的には、「0.5%÷2=0.25%」なので、年0.5%の金利で6ヶ月もの定期預金に預け入れた場合の利息は、預け入れ金額の0.25%の金利の分だけです。
現在は定期預金の金利水準が低くなっているので、広告やホームページで上乗せ金利などの情報を見ると目立ちます。
しかし高い金利が適用されている1年未満の定期預金では、そのままの金利ではなくて実際に預け入れ期間ごとに適用される金利に換算して考えたいです。