定期預金のことをオーストラリア英語で言うと、「Term Deposit(ターム デポジット)」と言います。
多くの銀行では、定期預金口座は普通預金口座を開設した後に、ネットを介して開設できます。またオーストラリアの銀行では、それぞれの銀行ごとに口座維持費の有無が決められています。
オーストラリアでは定期預金のことを ”Term Deposit” (ターム デポジット)と言います。定期預金は普通預金よりも金利がよく、預ける期間や金額によっても利率が変わってきます。
定期預金口座は普通預金口座を開設した後、ネットで開設できる銀行がほとんどです。まずは普通預金口座を開いてから、定期預金として預ける金額や期間などをじっくり考えてはいかがでしょうか?
普通口座を開く際、定期預金にもお金を預けることを前提に銀行を選ぶのであれば、金利の利率をチェックすることが重要です。その時に便利なサイトがこちらです。
https://mozo.com.au/term-deposits/search
上記サイトに預ける金額、預ける期間、住んでいる州を指定し、銀行ごとの金利を比較します。利率の見方は、例えば「2.40% p.a.」と書かれている場合、 p.a.とは”per annum”(パー アナム)=1年につきという意味なので、年間2.40%の金利となります。
また利率と合わせて確認したいことは、毎月の口座維持費がかかるかどうかです。オーストラリアの銀行では、各銀行ごとに口座維持費の有無を定めています。
そしてその月の口座の残高により、口座維持費が免除されるので、銀行を決めるときの検討材料となります。オーストラリア4大銀行の、口座維持費をみてみましょう。
●Australia and New Zealand Banking Group(ANZ)銀行
口座維持費$5.00(月の残高が$2,000以上であれば免除)
●Westpac Banking Corporation銀行
口座維持費$5.00(月の残高が$2,000以上であれば免除)
●Commonwealth Bank銀行
口座維持費$4.00(月の残高が$2,000以上であれば免除)
●National Australia Bank(NAB)銀行
口座維持費 なし
口座維持費は英語で “monthly account fee”(マンスリー アカウント フィー)または”monthly service fee”(マンスリー サービス フィー)と言います。
オーストラリアの定期預金は、「Authorised Deposit-taking Institutions (ADIs)」(オーソライズド デポジットテイキング インスティトゥーション)通称ADI(エーディーアイ)と呼ばれる政府機関に銀行が加入していれば、もしも銀行が破綻した際も、一定の預金金額の返金が保証されています。
こちらの返金保証金額は$250,000以下なので、それ以上預金される方はお金を預ける銀行を分散したり、直接銀行の方のアドバイスも受けることも一法です。
オーストラリアに入国したら、6週間以内に銀行口座を開設しましょう。この6週間という期間を過ぎてしまうと、口座開設に必要な身分証明書が増え、口座を開くことが大変になるので、入国したら早めに銀行口座を持ちたいです。
★入国後6週間以内に口座を開く際に用意するもの
1.パスポート
2.最低預金金額(特に指定はありませんが、$20〜30用意しましょう。)
3.銀行カード郵送先住所(カードを確実に受領できる住所です。住所は後から変更可能です。)
4.オーストラリアの電話番号(必須ではありませんが、連絡先があると安心です。)
オーストラリアには預金通帳はありません。またほとんどの銀行カードには、EFTPOS(エフトポス)機能が付いています。これは何かというと、銀行口座の残高から直接お店に支払うことができる、デビットカードと似たような機能です。私たち支払う側からは、EFTPOSもデビットカードも大きな違いはないのですが、EFTPOSは銀行から直接決済、デビットカードはクレジット会社を通じての決済となります。
以下に銀行で使えるフレーズを記します。
今日のご用件はなんですか?「How can I help you today?(ハウ キャン アイ ヘルプ ユゥ トゥディ?)」
★普通預金口座を開きたいのですが。「I would like to open a savings account(アイ ウドゥ ライク トゥ オープン ア セイビングス アカウント)」
★定期預金口座を開きたいのですが。「I would like to open a term deposit account(アイ ウドゥ ライク トゥ オープン ア ターム デポジット アカウント)」
パスポートか何か身分証明書はお持ちですか?「Have you got your passport or any identification today?(ハブ ユウ ゴット ユア パスポート オア エニィ アイデンティフィケーション トゥデイ?)」
★パスポートを持ってきました。「I have got my passport. (アイ ハヴ ゴット マイ パスポート)」
今日はいくら預けますか?「How much do you want to deposit today?(ハウ マッチ ドゥ ユウ ワント トゥ デポジット トゥデイ?)」
★今日は○○ドル入金します。「I deposit ○○ dollars, thank you.(アイ デポジット ○○ ダラーズ,サンキュー)」
オーストラリアの空港や、各都市の中心部には両替所があります。先ほどご紹介したオーストラリアの4大銀行でも両替は可能です。
どの銀行を選んでも、レートはさほど変わりませんが、両替所の場合レートが変わってくるので、いくつか両替所がある場合は、交換レートを比較してみてください。
シドニーやメルボルンにお住まいであれば、KVB Kunlunという両替所がレートがいいと言われています。https://www.kvbkunlun.com/jp/
QLD州にお住まいであれば、Crown Currency Exchangeがレートがいいと言われています。http://crowncurrency.com.au/locations/
オーストラリアのATMは、引き出し専用(Withdrawal ウィッズドゥロウ)のATMであることが珍しくありません。入金(Deposits デポジット)できるATMは、限られていています。入金できるATMは、銀行の支店前に設置されていることが多いです。
ATMからお金を引き出すには、以下の手順をとります。
1.ATMにキャッシュカードを入れてPIN number(ピンナンバー)=暗証番号を入力します。
2.引き出し(Withdrawal ウィッズドゥロウ)を選びます。
3.普通口座(savings セイビングス)を選びます。
4.$20, $50, $100などと金額が表示されるので、引き出したい金額を選びます。または希望の金額を入力します。
5.レシートの発行の有無を選びます。
※最後に"Save transaction?”(セイブ トランザクション)と画面に出てきた時は、今行った取引を記録するかしないかを聞かれています。いつも同じパターンで同じ金額を引き出すのであれば、記録しておくと次から操作の省略ができて便利です。
ATMを使用すると、PINナンバーを入力する時は手元を隠してくださいと画面に表示されます。これは大げさに思えるかもしれませんが、習慣付けましょう。またATMを利用する時間帯は、早朝や夜間はさけ、昼間でも人通りの少ない場所に設置されているATMは使わないようにしてください。
また、スーパーマーケットでもお金を引き出せます。オーストラリアでは、大きなスーパーマーケットであれば、土日祝日関わらずお金を引き出すことができます。オーストラリアの銀行カードに限りますが、どの銀行カードであっても、ATMと違って手数料はとられません。
お会計の際に、銀行カードでEFTPOS機能を使い払いをすると”Any cash out?” (エニィ キャッシュ アウト?)=お金の引き出しはありますか?と聞かれます。この時お金を引き出したい時は ”Yes, ○○ dollars, please”(イエス ○○ダラーズ プリーズ)と答えれば、その金額をレジから受け取れます。