普通預金の最大のメリットは、必要なときに自由に入出金でき、給与・年金受取、口座振替、振込、ATM、デビットカードなど、日常生活に必要な決済機能をまとめて利用できることです。
一方、デメリットは、通常金利が定期預金より低い場合が多く、ATM・振込手数料、残高不足、使い過ぎ、優遇金利の条件管理などに注意が必要なことです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 自由に入出金できる | 通常金利が低い場合が多い |
| 給与・年金を受け取れる | 自由に使えるため貯まりにくい |
| 口座振替に利用できる | 残高不足のリスクがある |
| ATM・振込・デビットカードに使える | ATM・振込手数料がかかる場合がある |
| アプリで管理しやすい | 優遇金利の条件が複雑な場合がある |
| 預金保険制度の対象 | 元本1,000万円超は全額保護ではない |
普通預金には満期がなく、原則としていつでも払い戻せます。
急な医療費、修理代、生活費などにすぐ使えるため、日常資金や緊急予備資金の保管に適しています。
定期預金のような中途解約手続きが不要で、必要な金額だけを引き出せます。
ただし、ATM利用時間、システムメンテナンス、1日当たりの出金限度額などの制限があります。
普通預金は、給与、公的年金、配当金、児童手当、各種給付金、売上代金などの受取口座として利用できます。
給与・年金受取を指定すると、ATM手数料、振込手数料、普通預金金利などの優遇を受けられる銀行があります。
受取口座を一本化すると、毎月の収入を把握しやすくなります。
電気・ガス・水道料金、携帯電話料金、家賃、保険料、クレジットカード代金などを口座振替で支払えます。
毎回振込手続きを行う必要がなく、支払忘れを減らせます。
収入の受取と生活費の支払いを一つの口座へまとめられることは、普通預金の大きな利点です。
普通預金は、ATMでの入出金、他行宛振込、同一銀行内の振替、デビットカード決済、スマホ決済へのチャージなどに利用できます。
店舗網や提携ATMが多い銀行では、外出先でも現金を引き出しやすくなります。
ネット銀行では、店舗がなくても銀行アプリやインターネットバンキングで多くの取引を完結できます。
銀行アプリでは、残高、入出金履歴、振込、口座振替予定、デビットカード利用額などを確認できます。
入出金通知を設定すると、不正利用や引落しを早く把握しやすくなります。
紙通帳を発行しない口座では、アプリやウェブ明細が取引記録になります。
証券口座との連携、給与受取、クレジットカード、スマホ決済、住宅ローン、預金残高などの条件を満たすと、通常金利より高い優遇金利を受けられる銀行があります。
条件によっては、一部の定期預金金利を上回る場合もあります。
ただし、最大金利だけでなく、対象残高、適用期間、毎月の判定条件を確認する必要があります。
日本国内に本店を置く対象金融機関の利息付き普通預金は、預金保険制度の対象です。
同じ金融機関にある定期預金などと合算し、預金者1人当たり元本1,000万円までと、破綻日までの利息等が保護されます。
同じ銀行の本店・支店・インターネット支店に分けても、同一金融機関の預金として合算されます。
次の3条件を満たす普通預金は、決済用預金として全額保護されます。
金融機関が提供する無利息型普通預金が該当します。
1,000万円を超える決済資金を安全性重視で置きたい場合に利用できますが、利息は一切付きません。
普通預金はいつでも引き出せるため、一定期間資金を預ける定期預金より通常金利が低い傾向があります。
長期間使わない資金を普通預金に置いたままにすると、定期預金や他の金融商品より得られる収益が少なくなる場合があります。
ただし、優遇金利が適用される普通預金では、定期預金より高金利になることもあります。
普通預金の金利は変動金利です。
金融情勢や銀行の方針によって変更され、優遇条件を満たさなくなると通常金利へ戻る場合があります。
将来の利息額を確定したい人には、固定金利の定期預金の方が適する場合があります。
普通預金は自由に引き出せるため、生活費と貯蓄を同じ口座に置くと、貯蓄分まで使ってしまいやすくなります。
生活口座、緊急予備資金、長期貯蓄を分けると、使い過ぎを防ぎやすくなります。
目的別口座、自動積立、定期預金への自動振替を活用する方法もあります。
口座振替日に残高が不足していると、公共料金、カード代金、家賃などを支払えない場合があります。
再振替に対応しない支払先では、払込票、振込、コンビニ払いなどの手続きが必要です。
カード代金やローン返済の遅延では、遅延損害金や信用情報への影響が生じる可能性があります。
引落予定額と入金予定を定期的に確認しましょう。
ATM利用時間、提携ATM、曜日、取引条件によって、入出金手数料がかかる場合があります。
少額を何度も引き出すと、利息より手数料の方が大きくなることがあります。
銀行選びでは、ATMの設置場所、無料時間帯、無料回数、超過後の手数料を確認してください。
他行宛振込には、1回ごとに手数料がかかる場合があります。
給与受取、預金残高、取引ステージなどによって、月数回無料になる銀行もあります。
振込回数が多い人は、金利より無料回数の価値が大きくなることがあります。
優遇金利には、証券口座連携、カード利用、給与受取、預金残高、アプリ利用など複数条件が設定される場合があります。
広告の最大金利が、預金残高の一部だけに適用される商品もあります。
自分が継続して満たせる条件か、条件を外れた場合の通常金利はいくらかをご確認ください。
利息付き普通預金は、同じ金融機関の対象預金と合算して元本1,000万円までと利息等が保護されます。
元本1,000万円を超える部分は、破綻金融機関の財産状況に応じて支払われ、一部支払われない可能性があります。
対策として、異なる金融機関へ分散する方法や、必要に応じて決済用預金を利用する方法があります。
キャッシュカード、インターネットバンキング、銀行アプリを利用する普通預金では、不正送金、フィッシング詐欺、カード盗難などへの対策が必要です。
| 資金の目的 | 向いている預金 |
|---|---|
| 毎月の生活費 | 普通預金 |
| 給与・年金の受取 | 普通預金 |
| 急な支出に備える資金 | 普通預金 |
| 数年間使わない資金 | 定期預金を比較 |
| 1,000万円超の決済資金 | 決済用預金を検討 |
普通預金には、毎月の生活費、近い将来の支払い、急な支出へ備える緊急予備資金を置くのが基本です。
必要額は、収入の安定性、家族構成、医療費、住宅・車の有無などによって異なります。
近い将来使わない余裕資金は、定期預金などと比較できます。
| 確認項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 通常金利 | 条件なしで適用される金利 |
| 優遇金利 | 条件、対象残高、期間 |
| ATM | 設置場所、無料回数、利用時間 |
| 振込 | 他行宛無料回数と超過手数料 |
| 給与・年金 | 受取特典があるか |
| 口座振替 | 利用する支払先に対応するか |
| アプリ | 入出金通知、振込、明細確認 |
| 預金保険 | 同じ銀行の対象預金との合計額 |
自由に入出金でき、給与受取、口座振替、振込、ATMなどの日常取引をまとめて利用できることです。
通常金利が低い場合が多く、自由に使えるため貯蓄を取り崩しやすいことです。
必ず低金利ではありません。優遇条件によって、一部の定期預金金利を上回る場合があります。
個人の場合、原則として20.315%の源泉分離課税が適用されます。
利息付き普通預金は、同じ金融機関の対象預金と合算して元本1,000万円までと利息等が保護されます。超過分は全額保護ではありません。
無利息・要求払い・決済サービス提供の3条件を満たす決済用預金であれば全額保護されます。
近い将来使う資金や緊急予備資金には適しています。長期間使わない資金は定期預金なども比較できます。
普通預金は、自由な入出金と豊富な決済機能を備え、生活に必要なお金を管理する基本口座です。
最大のメリットは自由度と利便性、主なデメリットは通常金利の低さ、手数料、残高不足、使い過ぎ、優遇条件の複雑さです。
生活費と緊急予備資金は普通預金、長期間使わない資金は定期預金などへ分けると、それぞれの長所を生かせます。1,000万円を超える資金は、異なる金融機関への分散や決済用預金も検討しましょう。
