定期預金には、一般的なスーパー定期、大口定期、インターネット専用定期、積立型の定期預金、期日指定定期預金など、さまざまなタイプがあります。
大切なのは「名前」だけで選ぶのではなく、最低預入額、預入期間、金利、中途解約条件、自動継続の有無などを比較することです。
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| スーパー定期 | 多くの銀行で取り扱われる標準的な定期預金 | 一般的な定期預金を利用したい人 |
| 大口定期 | 一般に1,000万円以上など高額資金向け | まとまった資金を預けたい人 |
| ネット専用定期 | インターネット経由の申込に限定し、優遇金利が設定されることがある | オンライン手続きに抵抗がない人 |
| 積立定期預金 | 毎月など定期的に積み立てるタイプ | 少額から計画的に貯めたい人 |
| 期日指定定期預金 | 据置期間経過後に満期日を指定できるタイプ | 将来使う時期に合わせたい人 |
多くの都市銀行や地方銀行などで取り扱われている、最も標準的な定期預金が「スーパー定期」です。
一般に、1か月、3か月、6か月、1年、3年、5年など複数の預入期間から選べます。金利は固定金利が中心で、満期まで預ければ契約時の条件に基づいて元本と利息を受け取れます。
かつては「スーパー定期300」という名称で300万円以上を区分する銀行が多くありましたが、2026年現在は金融機関によって商品名や金額区分が異なります。
「300万円以上なら必ずスーパー定期300」という全国共通ルールではありません。実際に預ける際は、各銀行の商品概要説明書を確認してください。
大口定期預金は、まとまった資金を預ける人向けの定期預金です。
多くの金融機関では1,000万円以上を対象としていますが、最低預入額や金利設定は銀行によって異なります。
大口定期では、通常のスーパー定期とは異なる金利テーブルが設定される場合があります。高額資金を預ける場合は、金利だけでなく預金保険制度の保護範囲にも注意が必要です。
一般預金等は、1人・1金融機関ごとに合算して元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されます。1,000万円を超える部分は全額保護ではありません。
ネット銀行や、店舗型銀行のインターネットバンキング専用商品では、オンライン申込限定の定期預金が用意されることがあります。
こうした商品では、店舗で受け付ける定期預金より優遇金利が設定される場合があります。ただし、「ネット銀行なら必ず店舗型銀行より高金利」というわけではありません。
キャンペーン期間、預入金額、新規資金限定などの条件によって金利が変わるため、その時点の条件を比較する必要があります。
ネット銀行では、提携コンビニATMや他行振込などを利用して資金を移動します。
ATM手数料や振込手数料は、利用回数、口座残高、会員ランクなどによって無料回数が決まる銀行もあります。
高金利だけを見るのではなく、資金を入出金する際のコストも含めて比較しましょう。
積立定期預金は、毎月一定額などを自動的に積み立てながら定期預金を作っていく商品です。
都市銀行、地方銀行、信用金庫、ネット銀行などで取り扱われていますが、商品名や仕組みは金融機関によって異なります。
一般的には、普通預金口座から毎月自動振替する方法が使われます。金融機関によっては、ボーナス月の増額や随時追加預入に対応する商品もあります。
「毎月1万円ずつ」「3年後までに50万円」など、計画的に資金を貯めたい場合に利用しやすいタイプです。
旧来の商品には、満期日を決める「目標型」や、満期を決めず継続して積み立てる「自由型」などがありました。
ただし2026年現在は、銀行ごとに商品設計が大きく異なり、こうした呼称を使わない金融機関もあります。
そのため、積立定期を選ぶときは名称よりも、積立期間、最低積立額、利率、自動振替日、途中払戻しの条件などを確認することが重要です。
期日指定定期預金は、一定の据置期間を経過した後、所定の範囲内で満期日を指定できる定期預金です。
代表的な商品では、預入後1年間は据え置き、その後は最長3年までの範囲で満期日を指定できる仕組みが採用されています。
通常の定期預金では預入時に満期日が決まりますが、期日指定定期預金では、将来資金が必要になる時期に合わせて満期日を決められる点が特徴です。
ただし、据置期間や最長預入期間、満期日の指定方法は金融機関によって異なる場合があります。
期日指定定期預金は、固定金利で取り扱われる商品が一般的です。
利息計算方法には、預入期間に応じた複利計算などが採用される場合がありますが、具体的な計算方法は商品によって異なります。
「期日指定定期なら必ず1年複利」という全国共通の仕様ではないため、商品概要説明書で確認してください。
据置期間後に満期日を指定できるタイプであれば、進学、結婚、住宅購入、車の買い替えなど、将来のライフイベントに合わせやすいというメリットがあります。
ただし、据置期間中に資金が必要になると中途解約扱いになる可能性があるため、近いうちに使う予定の資金は普通預金などへ残しておきましょう。
ゆうちょ銀行では、銀行の「定期預金」に相当する商品を「定期貯金」と呼びます。
2026年5月18日からは、従来の1か月〜5年に加えて10年定期貯金の取扱いも始まり、商品ラインアップが拡充されています。
また、自動積立定期貯金なども用意されています。一般の銀行と名称や商品体系が異なるため、比較する際は「預金」と「貯金」という呼び方の違いにも注意してください。
銀行では、ボーナス時期、新規口座開設、退職金、新規資金などを対象に、期間限定の優遇金利定期預金を実施することがあります。
キャンペーン定期は「独立した定期預金の種類」というより、スーパー定期など既存の商品に期間限定の金利優遇条件を付けたものが多くあります。
適用条件、預入上限額、対象者、満期後の金利、中途解約時の扱いを必ず確認しましょう。
金融機関によっては、一定期間ごとに適用金利を見直す「変動金利定期預金」を取り扱う場合があります。
固定金利定期は預入時に金利が決まりますが、変動金利型では市場金利などの変化に応じて金利が見直されます。
金利上昇局面では見直しによって金利が上がる可能性がありますが、反対に金利が下がる可能性もあります。
高金利に見える「仕組預金」には、銀行側が満期を延長できる商品や、外貨で償還される可能性がある商品などがあります。
これらは一般的な円定期預金とはリスクや中途解約条件が大きく異なります。
「預金」という名称だけで、通常の元本保証型定期預金と同じだと判断しないことが重要です。
| 目的 | 選択肢の例 |
|---|---|
| 一般的に預けたい | スーパー定期 |
| 1,000万円以上のまとまった資金 | 大口定期 |
| 高めの金利を探したい | ネット専用定期・キャンペーン定期 |
| 毎月少しずつ貯めたい | 積立定期預金 |
| 将来の予定日に合わせたい | 期日指定定期預金 |
| 金利上昇の恩恵を受けたい | 変動金利型や短期定期を比較 |
定期預金を選ぶときは、金利だけでなく「いつ使うお金か」を優先して考える必要があります。
満期前に中途解約すると、当初の金利ではなく所定の中途解約利率が適用されるのが一般的です。
そのため、生活防衛資金や近いうちに使うお金まで長期定期へ固定するのは避け、当面使わない資金だけを預けるのが基本です。
また、金利上昇局面では、長期定期に一度に全額を預けず、1年・3年など満期時期を分ける方法もあります。
代表的にはスーパー定期、大口定期、ネット専用定期、積立定期預金、期日指定定期預金などがあります。金融機関によって名称や商品設計は異なります。
取り扱う銀行もありますが、全国共通の商品名ではありません。300万円以上でも単に「スーパー定期」として扱う銀行などもあるため、各金融機関の商品概要を確認してください。
必ずではありません。ネット専用商品やキャンペーンで高い金利が設定される場合がありますが、時期や条件によって店舗型銀行の方が高いこともあります。
大口定期の方が必ず高金利とは限りません。金利条件を比較するとともに、預金保険制度では一般預金等が1人・1金融機関ごとに元本1,000万円までと利息等の保護となる点にも注意してください。
通常の定期預金はまとまった資金を一度に預けるのに対し、積立定期預金は毎月など定期的に少額ずつ積み立てる仕組みです。
※商品名、最低預入額、預入期間、金利、利息計算方法、中途解約条件は金融機関ごとに異なります。実際に預け入れる際は、各金融機関の商品概要説明書・預金規定・公式サイトをご確認ください。
