引っ越しに関わる定期預金の諸手続

引っ越しに関わる定期預金の諸手続

引っ越しをしても、定期預金を必ず解約したり、口座を新しく作り直したりする必要があるとは限りません。

まず優先したいのは、銀行へ新しい住所を届け出ることです。支店変更は必須ではない銀行も多く、定期預金もそのまま継続できる場合があります。

2026年現在は、住所変更・口座情報の確認・定期預金の預入や解約などを、アプリやインターネットバンキングで行える銀行も増えています。

引っ越したら最初に確認すること

確認項目ポイント
住所変更最優先。重要書類・カード等の郵送先になる
支店変更必須ではない場合が多い
定期預金原則として引っ越しだけを理由に解約する必要はない
満期日自動継続・自動解約の設定を確認
ネットバンキング転居後も利用できるか、登録電話番号等を確認

住所変更は必ず行う

銀行口座の住所変更

引っ越し後も同じ銀行口座を使い続ける場合、住所変更は早めに行ってください。

住所変更をしないと、銀行からの重要なお知らせ、カード、各種案内などが旧住所へ送られる可能性があります。

「定期預金は満期まで動かさないから住所変更しなくてもよい」と考えないようにしましょう。

住所変更はオンラインでできる銀行が増えている

2026年現在は、アプリやインターネットバンキングから住所変更できる銀行が増えています。ただし、住宅ローン、当座預金、財形預金、マル優など特定の取引がある場合は、窓口や書面による手続きが必要になることがあります。

引っ越し前には住所変更できない場合もある

銀行によっては、新住所へ実際に転居する前の住所変更を受け付けていません。引っ越し前は、必要書類・ログイン情報・本人確認手段を準備しておくと安心です。

支店変更は必須ではない

引っ越しと銀行の支店変更

現在はATM・アプリ・インターネットバンキングで多くの取引ができるため、取引支店を変更しなくても不便を感じないケースが増えています。

「引っ越したら支店変更」ではなく、「必要がある人だけ支店変更」と考える方が現在の実態に合っています。

支店変更すると口座番号は必ず変わる?

支店変更をした場合の口座番号・通帳・キャッシュカードの取扱いは、金融機関や取引内容によって異なります。

支店変更によって何が変わるかは、口座番号・キャッシュカード・通帳・振込先登録などを含め、銀行ごとに確認してください。

定期預金は引っ越しを理由に解約しなくてよい

引っ越しと定期預金の解約

定期預金は、引っ越したからといって自動的に解約されるものではありません。住所変更を行い、口座をそのまま維持できるなら、定期預金も満期まで継続できます。

満期前に無理に解約すると、中途解約利率が適用され、受取利息が減る可能性があります。

詳しくは定期預金の解約方法をご覧ください。

中途解約は「窓口だけ」とは限らない

定期預金の中途解約方法

現在は、インターネットバンキングやアプリで中途解約できる定期預金もあります。一方、預入金額が大きい場合や特定の商品では窓口手続きが必要なことがあります。

満期時の取扱いを確認する

引っ越しを機会に、満期自動解約・元利自動継続・元金自動継続などの設定も確認しておくとよいでしょう。新しい地域の銀行へ預け替えたい場合は、自動継続を停止して満期自動解約へ変更できる場合があります。

詳しくは定期預金の元利継続と元金継続をご覧ください。

引っ越し先の銀行へ預け替える必要はある?

引っ越し先に現在の銀行の店舗がないからといって、必ず地元銀行へ定期預金を預け替える必要はありません。現在はネットバンキングやアプリで預金管理ができます。

「引っ越し」と「預け替え」は別問題として考え、金利・利便性・手数料で判断しましょう。

詳しくは定期預金の預け替えをご覧ください。

新しい口座は引っ越し前に作れる場合もある

引っ越し先で使う銀行が決まっている場合、住所要件などを満たせば、アプリ・Webから事前に口座開設できる金融機関があります。ただし、地方銀行や信用金庫では営業地域内の居住・勤務などを条件にしている場合があります。

資金移動は振込が基本

引っ越し時の銀行間資金移動

定期預金を満期解約または中途解約し、別の銀行へ移す場合は、普通預金へ入金した後に振込で資金移動する方法が一般的です。

数百万円以上を動かす場合は、振込限度額・本人確認・手数料を事前に確認してください。

遠方へ引っ越した後に口座を解約する方法

遠方へ引っ越した後に口座を解約する場合、手続き方法は金融機関によって異なります。

遠方から解約したい場合は、現在の取引銀行へ問い合わせ、アプリ・Web・郵送・最寄り支店など、利用できる方法を確認してください。

口座を解約する前に確認すること

給与振込、年金受取、公共料金、クレジットカード、住宅ローン、証券口座、保険料、各種サブスクリプションなどの登録が残っていないか確認してください。

定期預金だけ解約し、普通預金は残す方法もある

現在の銀行を今後も送金やATM利用で使う可能性があるなら、定期預金だけを満期で終了し、普通預金口座は残しておくこともできます。「引っ越した=銀行口座を全部解約」とする必要はありません。

使わない口座は放置せず整理する

引っ越し後に使わなくなった銀行口座

引っ越し後にまったく使わなくなった口座が増えると、資産管理が複雑になります。不要な口座は、給与・引落し等が残っていないことを確認したうえで整理すると管理しやすくなります。

長期間使わないと休眠預金になる場合がある

普通預金・定期預金などは、長期間取引がないと休眠預金等になる場合があります。ただし、休眠預金等になっても、原則として元の金融機関で払い戻しを受けることができます。

詳しくは定期預金を放置したときの時効をご覧ください。

ネット銀行なら引っ越しの影響は比較的小さい

ネット銀行は特定の店舗を日常的に利用しないため、転勤や引っ越しが多い人でも継続利用しやすい特徴があります。ただし住所変更は必要で、ATM無料回数・振込無料回数も銀行や利用ステージによって異なります。

ゆうちょ銀行も全国で利用しやすい

転勤・引っ越しが多い人にとって、全国に郵便局・ATM網を持つゆうちょ銀行は利用しやすい選択肢の一つです。ただし、引っ越した場合は住所変更手続きが必要です。

引っ越し前後のおすすめ手順

1. 現在の定期預金の満期日・自動継続設定を確認
2. アプリ・ネットバンキングにログインできるか確認
3. 新住所へ転居後、住所変更を行う
4. 支店変更が本当に必要か検討
5. 満期まで定期預金を維持するか判断
6. 必要なら新しい金融機関の口座を開設
7. 預け替える場合は振込限度額・手数料を確認
8. 不要口座を最後に整理する

急な引っ越しでも慌てて定期預金を解約しない

急な引っ越しと定期預金

転勤などで急に引っ越す場合でも、定期預金を急いで中途解約する必要があるとは限りません。まずは住所変更を行い、口座を継続利用できるか確認してください。

よくある質問

引っ越したら定期預金は解約しなければいけませんか?

いいえ。住所変更を行い、銀行口座を継続利用できるなら、定期預金もそのまま満期まで維持できる場合が一般的です。

引っ越したら支店変更は必要ですか?

必須ではない銀行があります。住所変更だけで継続利用できるケースがあります。

住所変更は引っ越し前にできますか?

銀行によって異なります。転居前の住所変更を受け付けない銀行もあります。

定期預金の中途解約は窓口でしかできませんか?

いいえ。アプリやインターネットバンキングから解約できる商品もあります。ただし、商品・金額によって窓口が必要な場合があります。

遠方へ引っ越した後でも口座解約できますか?

金融機関によって、Web・アプリ・郵送・最寄り支店など複数の方法があります。現在の取引銀行へ確認してください。

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※本ページは2026年8月時点の一般的な銀行実務をもとに解説しています。住所変更、支店変更、口座解約、定期預金の中途解約、振込限度額、ATM・振込手数料などは金融機関・商品によって異なります。実際の手続きでは各金融機関の公式サイト・預金規定・問い合わせ窓口で最新情報をご確認ください。

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