定期預金の通帳や証書

定期預金を始める際には、総合口座の通帳の作成や、定期預金単体の通帳の作成ができます。

また、定期預金の1つ1つを証書式にすることもできます。

初めて取引する金融機関で定期預金の新規口座開設をするには、印鑑と運転免許証などの本人確認書類、そして必要事項を記載した銀行備え付けの申込み書を営業店の窓口に提出します。

通常は、定期預金口座と座普通預金口座がセットになった総合口座通帳を作ることが多いです。

しかし、定期預金単体の通帳を作ることもできますし、また、1件ずつの定期預金を証書式にすることも可能です。

普通預金からの口座振替で定期預金の預入れをする場合には、総合口座が便利です。

また紛失や盗難などを心配するのなら、独立した定期預金通帳を発行してもらうと良いでしょう。

証書式では1件の定期預金に付き1枚の証書が発行され、各々に預金額や満期日が記載されているので通帳式に比べて分かりやすいです。

定期預金の通帳や証書は、定期預金を満期日に自動的に解約する時や、中途解約をする時に必要です。

また、積立定期預金の預入金額などの変更をする際にも必要です。

その他にも、住所変更などの各種の変更手続きなどの銀行取引をする上で定期預金の通帳や証書は欠かせません。

また、定期預金の通帳には様々な情報が詰まっています。

定期預金の商品の種類、預入日、預入金額、預入期間、金利、満期日などが記載されており、定期預金を管理する上で役立てられます。

もし、大切な定期預金の通帳や証書を紛失したり、盗まれてしまったらどうすればよいでしょうか？

まず最初に、取引店やお客様センターなどに電話連絡をして、通帳や証書による利用口座からの支払いを停止してもらいます。

その上で届け印と運転免許証やパスポートなどの顔写真付の証明書、そして銀行備え付けの通帳喪失届を銀行窓口に提出して、通帳や証書の再発行の手続きをします。

その際に、通帳や証書の再発行には再発行手数料がかかります。

インターネット銀行やネットバンキングでの取引では通帳や証書の発行はされません。また、普通銀行と違って支店に出向いて手続きをする手間もいりません。

インターネット銀行やネットバンキングなら、キャッシュカードとインターネットのみで、ほとんどの手続きが完了します。

しかし、それらの銀行口座を運用するには暗証番号やパスワードの厳重な管理が必要です。

定期預金通帳や証書の有り無しは、どのような口座の利用の仕方が自分に適しているのかを考慮して決めたいです。

大切な貯金を上手に管理して殖やしていくには、各金融機関のサービスの違いを理解して利用することが重要です。

定期預金の金利の比較