定期預金の粗品や特典に関心を持つ人は多いです。
しかしながら、超低金利時代に突入してからはタオルやポケットティッシュなどの粗品、その他の特典を付けて定期預金の集客をはかる金融機関は減っています。
以前は金融機関で定期預金に預入をすると、色々な粗品がもらえました。
しかし超低金利時代に突入して、マイナス金利政策も導入される環境の中では、タオルやポケットティッシュなど、窓口で手渡しする粗品で集客をしようと考える金融機関は少なくなっています。
ちなみに定期預金では、おまけやノベルティやグッズというよりも、やはり「定期預金の粗品」と言うのがふさわしいようです。
金融自由化が進んで、金融機関は自由に金利を設定できるようになりました。
またネットバンク(インターネット銀行)が普及して、金利や各種手数料の面で競争が進んで、顧客をよりひきつける金融商品が開発されています。
各金融機関の金利やサービスが一律だった頃に比べて、消費者の選択肢は増えました。特に定期預金においては、様々な特典付き商品が提供されています。
みずほ銀行や三井住友銀行といった都市銀行と比べて、地方銀行は知名度や集客面で不利になりがちです。
そんな地方銀行もインターネット支店を設けるなどして、独自の定期預金を提供して全国からの集客を図っています。
また地域密着型で取引先に制限のある信用金庫でも、インターネットバンキングを取り入れたり、様々なプレゼント付きの定期預金を提供したりしています。
地方銀行や信用金庫の定期預金では、期間限定の金利上乗せキャンペーンや記念キャンペーンを実施したり、懸賞などの賞品や抽せんによるプレゼント、そして宝くじがもらえる商品もあります。
例えば東京スター銀行の定期預金であるスターワン円定期プラスは、条件を満たすごとにポイントが加算され、その加算されたポイントに応じて金利上乗せのサービスが提供されます。
家族と一緒に総合口座であるスターワン口座の開設をするだけでポイントが付き、定期預金の金利はメガバンクの定期預金の金利と比較すると10倍以上にもなります。
ネット銀行(インターネット銀行)は使いやすさと定期預金の金利水準の高さで知られています。
さらに、楽天銀行や住信SBIネット銀行などでは、同じグループ内の証券会社とも同時に取引することで、適用金利が増えたりします。
ATMやインターネットで様々な手続きができるようになり、店舗や窓口に足を運ぶことが少なくなっています。
そのような背景から、窓口でもらえる粗品もキャンペーン金利やプレゼントなどの特典に形を変えています。