定期預金を預入するときには「満期が来たら自動解約するのか?」「自動継続するのか?」を選びます。
もし自動解約を選ぶのなら、さらに利息の取り扱いを「元金自動継続にするのか?」「元利自動継続にするのか?」も指定します。
定期預金の預入をする際には、満期が到来した時に「自動解約」にするか、それとも「自動継続」にするかを決めることになっています。
ただし、総合口座を利用して定期預金の預入をする場合は、定期預金を担保とした自動貸越機能が設定されるので、原則的には自動継続になります。
定期預金の自動解約を選択する場合は、満期日を迎えるとその定期預金は自動的に解約されて、元金と利息がまとめて普通預金口座に入金されます。
この場合の利息は、税引後の金額です。
一方で自動継続を選択した場合には、満期を迎えた定期預金は再び同じ預入期間の定期預金に預入されます。
その際に注意したいのは、再び預け入れられた定期預金の適用金利は、預入日の店頭表示金利になる点です。
また自動継続を選ぶと、利息部分の取扱いを選択できる場合があります(これは次の項でご説明します)。
自動継続の利息の取扱いの選択肢としては「元金自動継続」と「元利自動継続」の2つがあります。
「元金自動継続」を選択すると、継続日に元金だけを自動継続で預入れして、受取利息は普通預金口座に入金されます。
もう一つの「元利自動継続」を選択すれば、元金と利息を合わせた金額が新たな定期預金として預入されます。
より効率的にお金を運用するのなら、元利自動継続を選ぶのも一法です。
インターネットバンキングやインターネット銀行などの普及によって、自宅にいながら各種の手続きを済ませられます。また便利なサービスや金利が優遇された商品も利用できます。
従来は、定期預金を満期で解約するには窓口での手続きが必要でした。
しかし現在では、多くの金融機関でインターネットやATMを通じて定期預金の解約が可能です。
たとえば、SBI新生銀行では2週間満期預金を取扱っています。満期はたった2週間ですが元利自動継続扱いです。
2週間ごとに元本と利息が新たな定期預金として再び預金されるので、複利効果が期待できます。
SBI新生銀行の2週間満期預金は満期がとても短いです。
ですので「いつ資金が必要になるか分からないので長期の預入にはためらいがある」という人に適しています。
もし金利情勢が変動した場合でも、2週間ごとに預け替えを検討することができます。
また、セブン銀行では定期預金の満期日が近づくと満期日やその後の取扱予定を通知メールで知らせてくれます。
期間指定型の定期預金なら、満期後の取扱の変更が満期日の前日までネットやセブン銀行ATMから指定できるので、自分の予定に合わせてお金を管理できます。
定期預金の満期が近づいたら、満期後の取扱いを見直します。
もし資金が必要な場合には、事前に解約予約をします。
また当分使う予定がなければ、引き続き自動継続で預入をするのか、別の方法で資産運用するのかを検討したいです。