定期預金は、預入時に決められた満期日を迎えると、契約時に指定した方法で元金と利息が処理されます。
代表的な満期時の取扱いは、「満期自動解約」「自動継続(元金継続)」「自動継続(元利継続)」の3つです。
金融機関や商品によって選べる方式は異なるため、預入時に満期後の取扱いを確認しておくことが大切です。
| 満期時の取扱い | 元金 | 利息 |
|---|---|---|
| 満期自動解約 | 普通預金へ入金 | 税引後利息を普通預金へ入金 |
| 自動継続(元金継続) | 同じ期間などの定期預金へ継続 | 税引後利息を普通預金へ入金 |
| 自動継続(元利継続) | 元金と税引後利息を合わせて継続 | 元金へ組み入れる |
満期自動解約を選んでいる場合、満期日に定期預金は自動的に解約されます。
元金と税引後の利息は、指定した普通預金口座などへ入金されるのが一般的です。
満期日に資金を使う予定がある人や、満期ごとに別の商品へ預け替えたい人には分かりやすい方式です。
自動継続を選んでいる場合、満期日に新しい定期預金へ自動的に預け替えられます。
多くの商品では、前回と同じ預入期間で継続されます。
重要なのは、継続後の金利は通常、最初に預けたときの金利ではなく「継続日の所定金利」が適用される点です。
三菱UFJ銀行の自動継続定期預金でも、継続後の利率は継続日における同行所定の利率と定められています。
期間限定の特別金利やキャンペーン定期では、優遇金利が適用されるのは初回満期までというケースが多くあります。
満期後に自動継続されると、その時点の通常金利へ切り替わる場合があります。
したがって、キャンペーン定期は満期前に「継続後の金利」を確認しておくことが重要です。
元金自動継続では、満期日に元金だけを新しい定期預金へ継続し、税引後の利息は普通預金口座へ入金します。
毎回の利息を生活費などに使いたい場合や、利息だけを受け取りたい人に向いています。
元利自動継続では、満期時の元金と税引後利息を合算し、その金額を新しい定期預金として継続します。
利息も次回の元本に組み入れられるため、長期間続ければ複利効果が期待できます。
ただし、継続後の金利が低ければ、元利継続だから必ず有利とは限りません。満期時に他行の金利も比較することが大切です。
商品によっては、預入時に具体的な満期日を指定するタイプがあります。
たとえばセブン銀行では、期間指定型は自動継続(元利継続・元金継続)と満期自動解約を選べますが、満期日指定型は満期自動解約のみです。
つまり、「すべての定期預金で3方式から自由に選べる」というわけではありません。
金融機関によっては、預入後でも満期前に「自動継続から自動解約へ」「元金継続から元利継続へ」など、満期時の取扱いを変更できます。
現在は、インターネットバンキング、アプリ、ATMなどから変更できる銀行もあります。
ただし、受付期限が設定されている場合があります。満期日の前日や前営業日までなど、銀行によって締切が異なります。
満期日に解約するよう事前に設定する「満期解約予約」は、中途解約とは異なります。
満期まで預けるため、原則として約定金利に基づいた利息を受け取れます。
一方、満期日前に資金を引き出す中途解約では、所定の中途解約利率が適用されるのが一般的です。
詳しくは定期預金の解約をご覧ください。
定期預金の満期日が土日祝日など銀行休業日にあたる場合の取扱いは、金融機関や商品によって異なります。
満期日自体は契約上の日付のままでも、払戻しや普通預金への入金処理が翌営業日扱いになる商品があります。
インターネット銀行では休日でもシステム上の処理が行われる場合があります。
具体的な取扱いは商品概要説明書や預金規定を確認してください。
自動継続型なら、満期後は新しい定期預金として継続されます。
満期自動解約型なら、元金と利息が普通預金へ入金され、その後は普通預金金利が適用されるのが一般的です。
したがって、満期後に何もしない場合の結果は、預入時に設定した満期時取扱いによって決まります。
定期預金は、満期が近づいたら「そのまま自動継続でよいか」を見直すことが重要です。
預入時より市場金利が上昇している場合、他行や別期間の定期預金へ預け替えることで、より高い金利を利用できる可能性があります。
反対に金利が低下している場合は、既存の長期定期が有利な条件だったこともあります。
金利が上昇している局面で、何も確認せず自動継続すると、より高い金利の商品を見逃す可能性があります。
特に、キャンペーン定期やネット専用定期では銀行ごとの金利差が大きくなることがあります。
満期前に、現在の継続金利と他行の金利を比較してから判断するのがおすすめです。
満期後の資金は、「使うお金」「安全に置いておくお金」「長期運用するお金」に分けて考えると整理しやすくなります。
近いうちに使う予定があるなら普通預金へ移し、当面使わないなら新しい定期預金へ預け替えるなど、目的に合わせて選びます。
SBI新生銀行では、2026年現在も「2週間満期預金」を取り扱っています。
預入期間は2週間で、預入時は元利継続型です。満期になると税引後利息が元本へ組み入れられ、その時点の2週間満期預金の金利で継続されます。
また、店頭またはインターネットバンキングで自動解約型へ変更できます。
短期間で満期を迎えるため、長期定期へ資金を固定したくない人に向く選択肢の一つです。
セブン銀行の期間指定型定期預金では、2026年現在、満期時の取扱いとして「自動継続(元利継続)」「自動継続(元金継続)」「満期自動解約」を選べます。
期間指定型では、ダイレクトバンキングサービスやセブン銀行ATMから満期時の取扱いを変更できます。
このように、現在は窓口へ行かずに満期設定を見直せる銀行も増えています。
満期前にメール、アプリ通知、郵送などで案内を行う金融機関があります。
ただし、通知方法や通知時期は銀行・商品によって異なり、必ず通知が届くとは限りません。
登録住所やメールアドレスが古いと通知を受け取れない場合もあるため、連絡先情報は最新にしておきましょう。
商品設定によります。満期自動解約なら普通預金へ入金され、自動継続なら新しい定期預金へ継続されます。
通常は違います。多くの商品では、継続日における金融機関所定の金利が適用されます。
元金継続は元金だけを継続し、利息は普通預金へ入金します。元利継続は元金と税引後利息を合わせて次の定期預金へ継続します。
変更できる金融機関があります。受付方法や期限は銀行ごとに異なるため、満期前に公式サイトなどで確認してください。
多くの場合、特別金利は初回満期までです。継続後はその時点の通常金利などが適用される場合があります。
※満期時の取扱い、変更期限、継続後の金利、休日の処理、満期通知などは金融機関・商品によって異なります。実際の手続きでは各金融機関の商品概要説明書・預金規定・公式サイトをご確認ください。
