都市銀行とは、東京・大阪などの大都市に本店を置き、全国規模で預金、融資、決済、外国為替などの銀行サービスを提供する大手銀行です。
現在、日本銀行や全国銀行協会の統計では、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行の5行が都市銀行として扱われています。
このうち、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行が「三大メガバンク」と呼ばれます。
都市銀行には、銀行法上の独立した免許区分があるわけではありません。
一般には、大都市を本拠とし、全国規模または複数地域にまたがる営業基盤を持つ普通銀行を指します。
1968年、大蔵大臣の諮問機関では、都市銀行を「普通銀行のうち6大都市またはそれに準ずる都市を本拠として、全国的にまたは数地方にまたがる広域的営業基盤を持つ銀行」と整理しました。
現在の「都市銀行」は、法律上の業態名というより、日本銀行・全国銀行協会などが統計や業界分類で使う区分です。
| 銀行名 | 主な特徴 |
|---|---|
| 三菱UFJ銀行 | 国内最大級の銀行グループを形成し、法人金融・国際業務に強い |
| 三井住友銀行 | 法人金融、決済、カード・証券との連携に強み |
| みずほ銀行 | 全国規模の営業基盤と大企業・公共分野との幅広い取引 |
| りそな銀行 | 個人・中小企業向け金融と信託機能に特徴 |
| 埼玉りそな銀行 | 埼玉県を中心に地域密着型の営業を行う都市銀行 |
都市銀行とメガバンクは同じ意味ではありません。
| 比較項目 | 都市銀行 | メガバンク |
|---|---|---|
| 位置づけ | 統計・業界分類として使われる区分 | 巨大金融グループを形成する大銀行の通称 |
| 主な銀行 | 5行 | 三菱UFJ・三井住友・みずほの3行 |
| 業務範囲 | 全国規模の預金・融資・決済 | 大企業・市場・海外金融まで特に広い |
すべてのメガバンクは都市銀行ですが、すべての都市銀行がメガバンクと呼ばれるわけではありません。
地方銀行は、特定の都道府県・地域を主要な営業基盤とし、地域企業、個人、自治体などとの取引を中心に行います。
都市銀行は、全国の主要都市に営業基盤を持ち、大企業、海外企業、機関投資家などとの取引にも強みがあります。
| 比較項目 | 都市銀行 | 地方銀行 |
|---|---|---|
| 営業地域 | 全国・海外 | 特定地域が中心 |
| 主な顧客 | 大企業から個人まで幅広い | 地域企業・個人・自治体 |
| 国際業務 | 海外拠点・外国為替に強い | 限定的な場合が多い |
| 地域密着 | 銀行・地域により異なる | 地域との関係が深い |
ネット銀行は、スマートフォン・インターネットを主要な取引手段とし、一般的な店舗を限定して営業します。
都市銀行も銀行アプリ・インターネットバンキングを提供していますが、店舗、ATM、法人営業拠点、海外拠点を併用できる点が異なります。
| 比較項目 | 都市銀行 | ネット銀行 |
|---|---|---|
| 店舗 | 全国の主要都市に店舗あり | 原則として限定的 |
| 相談 | 窓口・電話・オンライン | アプリ・電話・チャット中心 |
| 金利 | 商品・条件による | 比較的高い場合がある |
| 法人金融 | 大企業・国際業務に強い | オンライン中心の法人サービス |
かつて日本には、第一勧業銀行、富士銀行、三菱銀行、三井銀行、住友銀行、三和銀行、東海銀行、大和銀行、協和銀行、埼玉銀行、太陽神戸銀行、東京銀行、北海道拓殖銀行など、多数の都市銀行が存在しました。
1990年代のバブル崩壊後、不良債権問題、金融制度改革、国際競争への対応などを背景に、合併・再編が進みました。
その結果、現在は三大メガバンクと、りそなグループの都市銀行へ集約されています。
都市銀行は、大企業の運転資金・設備資金、国内外の決済、社債発行、M&A、プロジェクトファイナンスなどを支援します。
都市銀行は、大企業だけでなく、中小企業・個人事業主向けにも融資、決済、事業承継、海外進出支援などを提供します。
特にりそな銀行・埼玉りそな銀行は、中小企業・個人向けの対面相談に力を入れています。
三大メガバンクは、海外支店・現地法人・提携金融機関のネットワークを持ち、日本企業の海外展開や国際取引を支援します。
都市銀行は、個人向けに次のようなサービスを提供します。
都市銀行は全国規模で営業しますが、すべての地域に支店があるわけではありません。
近年は、店舗統合、予約制相談、共同店舗、ウェブ通帳、アプリ手続きなどにより、従来型の店舗を減らす動きもあります。
都市銀行を選ぶ際は、銀行の規模だけでなく、自宅・勤務先周辺の店舗・ATM・相談体制も確認してください。
都市銀行の普通預金は、給与・年金受取、口座振替、振込などの生活口座として利用しやすい点が特徴です。
定期預金は、店舗、ATM、インターネットバンキングなどから預け入れられます。
都市銀行の預金金利が、ネット銀行や地方銀行より必ず高いわけではありません。
預金先を選ぶ際は、金利、ATM・振込手数料、店舗、アプリ、満期後の取扱いを総合的に比較してください。
都市銀行の円普通預金・円定期預金などは、預金保険制度の対象です。
同じ銀行の対象預金を合算し、預金者1人当たり元本1,000万円までと、破綻日までの利息等が保護されます。
都市銀行だから預金が無制限に保護されるわけではありません。
日本銀行・全国銀行協会の統計では、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行の5行です。
同じではありません。三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行が三大メガバンクと呼ばれます。
営業基盤は埼玉県中心ですが、日本銀行・全国銀行協会の統計では都市銀行に分類されます。
独立した免許区分ではありません。統計・業界分類として使われる区分です。
必ず高金利ではありません。ネット銀行や地方銀行のキャンペーン金利が上回る場合があります。
対象です。同じ銀行で元本1,000万円までと、破綻日までの利息等が保護されます。
都市銀行とは、大都市に本店を置き、全国規模で預金、融資、決済、国際金融などを提供する大手銀行です。
現在の統計上の都市銀行は、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行の5行です。このうち最初の3行が三大メガバンクです。
都市銀行は、全国的な店舗・ATM、法人金融、国際業務に強みがあります。一方、預金金利・手数料は必ずしも有利ではないため、地方銀行・ネット銀行も含めて比較しましょう。
