ゆうちょ銀行の定額貯金は、預入日から6ヶ月間を過ぎると自由に払い戻しができる商品で、普通銀行でいうところの定期預金にあたるものです。しばしば「定額預金」と言われますが、これは間違いです。あくまでも定額貯金であり、定額預金という商品はありません。
ゆうちょ銀行の定額貯金は、預入日から6ヶ月間は払い戻しができませんが、それ以降なら預金者はいつでも自由に払い戻しができる貯金商品です。
具体的には、ゆうちょ銀行の定額貯金には10年間の預入期間があり、半年複利で運用できます。金融情勢によって変更もありますが、預入後の3年間は半年ごとの段階金利が適用されます。残念ながら最近は金利の上昇はなく、フラットなまま推移しています。本来ならば、3年目以降の金利が最高値となって、その後満期までは固定金利で取り扱いされます。
ゆうちょ銀行の定額貯金の預入金額は、1,000円以上、1,000円単位になります。そして口数での預入が可能で、1口の金額は1,000円、5,000円、1万円、5万円、10万円、50万円、100万円、300万円の8種類の中から選ぶことできます。
ゆうちょ銀行の定額貯金は、ゆうちょ銀行の定期貯金よりも預入期間が長いので、長期間の貯蓄にも対応できます。半年間は払い戻しができないので、無駄使い防止にもなる資産運用商品といえます。また、急にお金が必要になっても細かく口数を設定しておけば、預入金額の全額を引き出すことなく、残金をそのまま貯金しておくこともできます。
たとえば預入金額が30万円の内容なら、1口10万円で3口を設定できます。その中から1口分を払い戻しても、残りの2口分の20万円は継続して貯金ができます。
定額貯金には他に、総合口座サービスで利用のできる担保定額貯金もあります。これによって通常貯金の残高が不足した場合には、担保定額貯金を担保に貸付を受けることができます。また通常貯金から定期的な積立日に自動的に預け入れる、自動積立定額貯金もあります。これは毎月の積立と特別月(年6回以内)の併用で、最長6年間・最高108回までの預入ができます。