定期預金は、まとまった大金がないと利用できない金融商品ではありません。
最低預入額は金融機関や商品によって異なり、1,000円程度から利用できる定期預金もあれば、1万円・10万円・50万円・100万円以上を必要とする商品もあります。
さらに、同じ銀行でも「通常の定期預金」「短期定期」「キャンペーン定期」「大口定期」など、商品によって最低預入額が変わることがあります。
最低預入額は商品ごとの差が大きく、銀行名だけで「この銀行はいくらから」と一律に決めることはできません。
最低預入額を確認するときは、次の4点を見るのが基本です。
1. 金融機関
2. 定期預金の商品種類
3. 預入期間
4. 申込方法(ネット・店頭など)
| 金融機関・商品 | 最低預入額 | 預入単位 |
|---|---|---|
| 楽天銀行 通常定期預金 | 1,000円以上 | 1円単位 |
| 楽天銀行 1週間・2週間定期 | 10万円以上 | 1円単位 |
| auじぶん銀行 円定期預金 | 1万円以上 | 1円単位 |
| ゆうちょ銀行 定期貯金 | 1,000円以上 | 1,000円単位 |
| SBI新生銀行 2週間満期預金(ネット) | 50万円以上 | 1円単位 |
| SBI新生銀行 2週間満期預金(店頭) | 100万円以上 | 1円単位 |
※2026年8月時点で確認できる代表例です。商品条件は変更される場合があります。
楽天銀行の通常定期預金は、1か月以上の一般的な期間なら1,000円以上1円単位で預け入れできます。
一方、1週間・2週間の短期定期は最低10万円以上です。
同じ楽天銀行でも、預入期間によって最低預入額が1,000円から10万円へ変わります。
このように、最低預入額は「銀行名」だけでなく「どの商品を選ぶか」で確認する必要があります。
auじぶん銀行の一般的な円定期預金は、2026年8月現在、1万円以上1円単位です。
最低預入額は将来変更される可能性があるため、過去の比較表ではなく申込時点の商品詳細を確認してください。
ゆうちょ銀行の定期貯金は、一般に1,000円以上1,000円単位で預け入れます。
2026年5月に取扱いが始まった10年定期貯金も、1,000円以上1,000円単位です。
銀行では「定期預金」と呼びますが、ゆうちょ銀行では「定期貯金」と呼ぶ点にも注意してください。
SBI新生銀行の2週間満期預金は、2026年現在、インターネットバンキングでは50万円以上、店頭では100万円以上となっています。
このように、同じ商品でもネットと店頭で最低預入額が異なる場合があります。
ネット取引を利用できる人は、店頭より少ない金額から申し込めることがあります。
大口定期預金は、一般に1,000万円以上など、まとまった資金を対象とする商品です。
ただし、1,000万円以上預ければ必ず通常の定期預金より高金利になるとは限りません。
大口定期だから高金利と決めつけず、100万円・300万円などを対象にしたキャンペーン定期も含めて比較することが重要です。
「最低預入額」と「預入単位」は意味が違います。
たとえば「最低1万円、1円単位」という商品なら、10,000円、10,001円、15,432円などで預けられます。
一方、「最低1,000円、1,000円単位」なら、1,000円、2,000円、10,000円など1,000円刻みで預けます。
最低額だけでなく、いくら単位で増額できるかも確認しましょう。
少額から利用できる定期預金なら、生活費とは別に余ったお金を段階的に預けることができます。
たとえば毎回1万円、5万円、10万円など、無理のない範囲で定期預金を作れば、普通預金で使ってしまうことを防ぎやすくなります。
ただし、定期預金は満期まで使わない予定の資金で利用するのが基本です。
100万円を1本で預ける代わりに、20万円を5本に分ける方法もあります。
急に20万円だけ必要になった場合、必要な1本だけを中途解約できれば、残りの定期預金を満期まで維持しやすくなります。
詳しくは定期預金の分散をご覧ください。
一本化が必ず有利とは限りません。
複数本に分けておけば、一部だけ資金が必要になった場合に対応しやすいというメリットがあります。
一本化するか分散したままにするかは、金利差と資金を使う予定の両方を見て判断しましょう。
預入額が大きいほど金利が高くなる商品もありますが、これはすべての定期預金に共通するルールではありません。
同じ銀行でも、1万円から利用できる定期預金と1,000万円以上の大口定期で同じ金利になる場合もあります。
逆に、期間限定キャンペーンでは、一定金額以上を条件に金利が上乗せされる場合があります。
「最低預入額が高い商品ほど高金利」とは限らないため、金利と最低金額は別々に比較してください。
最低預入額を満たしていても、生活費や近いうちに使う予定のお金まで定期預金へ入れる必要はありません。
一般的な円定期預金は中途解約できますが、満期前に解約すると所定の中途解約利率が適用され、受取利息が減ることがあります。
生活防衛資金は普通預金などへ残し、当面使わない資金を定期預金へ回すのが基本です。
少額から預けられる商品でも、預入額が非常に小さいと、実際の受取利息も小さくなります。
たとえば1万円を年1%で1年間預けても、税引前利息は単純計算で100円です。
最低預入額だけでなく、「この金額なら実際にいくら利息を受け取れるか」も確認すると判断しやすくなります。
高い金利が表示されていても、預入期間が短ければ実際の受取利息はそれほど大きくならない場合があります。
年利は1年間預けた場合に換算した表示です。
3か月定期を利用する場合、単純には年利の約4分の1の期間しか預けないため、金利表示だけで受取額を判断しないようにしましょう。
キャンペーン金利の定期預金では、「10万円以上」「100万円以上」「新規資金300万円以上」など、通常商品とは別の最低預入条件が設定されることがあります。
また、預入上限額が決められている場合もあります。
通常定期の最低預入額を知っていても、キャンペーンへそのまま当てはめないようにしてください。
最低金額以上なら、いくらから始めても構いません。
重要なのは「最も少ない金額から始めること」ではなく、満期まで使う予定のない資金を預けることです。
初めてなら、無理なく使わずに済む金額で定期預金を作り、満期まで保有する流れを確認してみる方法もあります。
1. 最低預入額はいくらか
2. 預入単位は1円か1,000円か
3. 預入期間によって最低額が変わらないか
4. ネット・店頭で最低額が変わらないか
5. キャンペーン独自の最低額・上限額がないか
金融機関や商品によっては可能です。たとえば楽天銀行の通常定期預金や、ゆうちょ銀行の定期貯金には1,000円から利用できる商品があります。
最低預入額は随時変更されます。過去には1円からの商品も多くありましたが、現在は銀行や商品ごとに条件が異なるため、申込時点の商品詳細を確認してください。
いいえ。通常定期、短期定期、キャンペーン定期、大口定期など、商品によって最低預入額が異なることがあります。
一般には1,000万円以上を対象とする商品が多くありますが、金融機関によって条件は異なります。
必ずではありません。金利が同じなら利息面で大差がない場合があり、複数本に分けると必要な分だけ解約しやすいメリットがあります。
※最低預入額、預入単位、預入期間、申込方法、キャンペーン条件は金融機関・商品によって変更されます。実際に預け入れる際は、各金融機関の商品概要説明書・公式サイトで最新条件をご確認ください。
