定期預金には、口数を分けて預入をする方法もあります。
その理由は、もし急にお金が必要になった時に何口かに分けて定期預金に預入をしていれば、必要な口数のみを解約をすればよいからです。
定期預金は全額をまとめて預入した方が良いのでしょうか?
もしくは全額をまとめるのではなくて、何口かに分けて預入した方が良いのでしょうか?
預入金額や預入期間によっては、まとめて預入しても問題ありませんが、基本的には定期預金は口数を分けて預入します。
定期預金の口数を分ける理由は、もし急にお金が必要になった時に、まとめて定期預金に預入していると全額を解約しなければなりません。
すると適用金利が普通預金並みに下がってしまうので、定期預金に預入した意味がなくなります。
しかし、もし何口かに分けて定期預金に預入をしていれば、そのうちの必要な口数のみを解約するだけで事足ります。そして残った定期預金は高い金利のままで運用を続けられます。
口数を分けて定期預金に預入する理由は、解約が必要になった時のリスクを分散させるためです。
そこでもし解約する可能性があるお金だと事前に分かっているのなら、満期が短い定期預金に預け入れるのも一つの方法です。
SBI新生銀行や楽天銀行などのインターネット銀行では、1週間や2週間のとても短い満期の定期預金(超短期の定期預金)も取り扱っています。
このような超短期の定期預金なら、急にお金が必要になった場合でも、すぐに次の満期日がやってきます。
ですので定期預金を中途解約する可能性が減ります。
さらに定期預金を何口かに分けて満期日をずらして預入しておけば、いつでもお金を引き出せる普通預金のような定期預金としても運用できます。
定期預金の口数を分けて預入すると、一つの通帳の中で明細が入り混じって、残高の管理がむずかしいです。
そのような時には、目的別口座サービスが活用できます。
目的別口座サービスとは、取引の基本である代表口座(普通預金口座に相当)の他に、目的に合わせて貯蓄できる預金専用の目的別口座を複数もてる仕組みです。
目的別口座をすべて定期預金口座にすれば、定期預金の口数を分けて一口ずつ個別に管理できます。
住信SBIネット銀行やソニー銀行では代表口座の他に、目的別口座を5つまで持てます。しかもインターネット銀行なので資金管理や残高確認がサイト上で可能です。