| 金融機関 | 商品・期間 | 2026年9月の主な金利・条件 |
| ソニー銀行 | 積み立て定期預金 | 積立日の定期預金金利を適用 |
| イオン銀行 | 積立式定期預金 | 年0.600% |
| 楽天銀行 | 定期預金の積立購入 | 選択した円定期預金の預入期間に応じた金利を適用 |
| みずほ銀行 | みずほ積立定期預金 | スーパー定期・大口定期預金の預入時または自動継続時の所定利率を適用 |
| 三菱UFJ銀行 | 自動つみたて定期預金 | 指定した定期預金の種類・預入期間に応じた所定利率を適用 |
| ゆうちょ銀行 | 自動積立定期貯金 | 3カ月〜10年の指定期間に応じた預入時の利率を適用 |
(2026年9月24日確認)
<情報ソース>
1.ソニー銀行
https://sonybank.jp/campaign/yen202606/
2.イオン銀行
https://www.aeonbank.co.jp/saving/installment-deposit/
3.楽天銀行
https://www.rakuten-bank.co.jp/assets/fixeddep/term/reserve.html
4.みずほ銀行
https://www.mizuhobank.co.jp/deposit/teiki/t_teiki.html
5.三菱UFJ銀行
https://www.bk.mufg.jp/tameru/yen/tsumitate/
6.ゆうちょ銀行
https://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/chokin/teiki/kj_cho_tk_index.html
積立定期預金は、積立専用の金利が設定される商品と、積み立てるたびに通常の定期預金金利が適用される商品があります。そのため、単純な順位だけでなく、積立日の適用金利、預入期間、最低積立額、満期日の設定方法などが主な比較項目になります。
積立定期預金とは、定期預金の預け入れを一定のサイクル(「毎月ごと・一定額」が最も一般的)でくり返して、比較的小さな元金の定期預金が次々と積み重なるように増えていくタイプの商品です。
積立定期預金は定期預金の一つの形態ですが、かつては満期日を決めてそこに定期預金の期限を揃えていく「ゴール設定型」の商品が主流でした。
現在は、一定の満期日(目標日)を設定するタイプと、明確な終了日を設けず継続的に積み立てるタイプがあります。
「自動積立定期預金」といった名称の商品もあります。これは、普通預金口座から毎月決まった日に自動的に決まった金額を定期預金に振り替えて預け入れる点を強調した、積立定期預金の一種です。
もう一方で、信用金庫などでは「定期積金(ていきつみきん)」という名前の商品を提供しています。
こちらは、毎月一定額を預け入れるという点は似ていますが、1.満期日を事前に決めて積み立てるゴールを設定、2.満期に掛金総額に給付補填金(利息に相当)を加えて給付契約金を支払う、という独自の形態となっています。
かつては、地域密着型の金融機関や郵便貯金などでは、営業担当の職員が各家庭を回って毎月の集金をする形態が一般的でした。
今でも信用金庫などの「定期積金」には、その頃の商品性が色濃く残っています。
現在では給与振込が一般的になり、その受取口座となる普通預金(ゆうちょ銀行では通常貯金)口座から、口座振替で1本ずつ定期預金を作成するのが一般的です。
積立定期預金には、具体的にどのような商品があるのでしょうか?
1つの銀行で数種類もの積立定期預金を提供している場合もありますが、商品性にはそう大きな違いはありません。しかし、積み立て特有のルールがいくつかありますので、その点を確認しながら見ていきましょう。
法人が利用できる商品もありますが、以下では個人向け商品を中心に説明します。
みずほ銀行の「みずほ積立定期預金」は、指定口座から毎月自動的に積み立て、指定した「おまとめ日」に複数の定期預金を1本にまとめながら運用する商品です。
定額積立方式は月々1,000円以上1,000円単位です。随時積立方式では1円以上1円単位、スイング積立方式では1万円以上1万円単位で利用できます。
適用利率は、預入金額に応じてスーパー定期または大口定期預金の預入時もしくは自動継続時のみずほ銀行所定の利率です。
ボーナス月の増額設定やATMでの任意入金にも対応しており、積み立てた資金を「おまとめ日」に1本の定期預金へまとめて管理できる商品です。
三菱UFJ銀行の「自動つみたて定期預金」は、普通預金等からの自動振替などにより定期預金を積み立てる商品です。
満期日を指定する場合には1年以上から3年以内の日を指定することで、例えば毎月サイクルで積み立てる定期預金の満期をそこに合わせていきます。積立定期預金の満期日を指定しない場合には、1年ものか2年ものの定期預金のどちらかとして、預け入れの都度、その期間の定期預金を新規で作成していくことになります。
満期日を指定しない場合、個別の定期預金の本数(明細という言葉が使われることもあります)が増えていきますが、預け入れの繰り返しで満期継続日が同じになる定期預金の元利金は1本の定期預金にまとめる、としています。
三菱UFJ銀行の規定では1口1円以上で預け入れでき、自動振替額は原則1万円以上です。Eco通知を利用している場合など、所定の条件では1,000円以上で指定できる取扱いもあります。
ゆうちょ銀行では「自動積立定額貯金」と「自動積立定期貯金」の2種類の積立定期預金があります。「定額貯金」とは、据え置き期間6ヵ月で最長10年まで預け入れられる定期性預金で、ゆうちょ銀行独自の主力商品です。「定期貯金」の方は、他の金融機関の定期預金と商品性は変わりません。
「自動積立定額貯金」「自動積立定期貯金」ともに、積立定期預金としての商品性はシンプルで、通常貯金(銀行などの金融機関の普通預金にあたります)からの口座振替でのみ積み立てができます。
期間と積立回数に上限があり、期間は最長6年、積立回数は108回までとなっています。積立回数は、毎月サイクルで年12回、これに加えて特別月が年6回まで指定できるので、最大年18回積み立てが可能、それが6年くり返された場合に上限の108回になります。
1回あたりの積立金額は、1千円以上(1千円単位)となっています。「自動積立定額貯金」はすべて定額貯金で預け入れますが、「自動積立定期貯金」の場合は3ヵ月、6ヵ月、1年、2年、3年、4年、5年、10年の各期間の定期貯金から選ぶことになります。
最長6年の範囲で目標日を決める商品性なので、みずほ銀行の「おまとめ日」のような中間目標日の設定は不要です。定額貯金の場合、預け入れて半年据え置けばその後は自由に解約できるので、目標日設定型に活用できる商品性です。
イオン銀行では「積立式定期預金」を提供しています。普通預金からの自動振替で毎月積み立てます。
2026年9月24日確認時点の金利は年0.600%です。毎月の積立金額は500円以上50万円以下、1円単位で設定できます。
口座満期日は、口座開設日から6カ月後から40年後までの範囲で指定できます。毎月の積立に加えて、年6回まで増額月を設定できます。
各預入明細には積立日の「積立式定期預金」の店頭表示金利が適用されます。
ソニー銀行は「積み立て定期預金」を提供しています。普通預金から毎月自動的に振り替えて定期預金を作成します。
積み立て定期預金には「継続型」と「目標日型」があり、いずれも積立日の定期預金金利が適用されます。
適用金利や満期後の継続金利は預入時点の条件によって変わります。また、中途解約した場合は所定の中途解約利率が適用されます。
楽天銀行では「定期預金の積立購入」を提供しています。指定した積立購入日に、円普通預金から円定期預金へ毎月自動的に預け入れます。
毎月の積立金額は1,000円以上1円単位です。指定した月だけ積立額を増やす増額設定も利用できます。
適用金利は、積立購入で選択した円定期預金の預入期間に応じて決まります。楽天銀行は金利を変更することがあるため、積立設定時と実際の預入時の金利をご確認ください。
2026年9月24日時点では、積立定期預金の金利は金融機関や預入期間、預入時期によって異なります。
ソニー銀行の積み立て定期預金は積立日の定期預金金利が適用されます。預入期間が異なる商品は、金利だけでなく期間や満期の取扱いも含めて比較する必要があります。
イオン銀行の積立式定期預金は2026年9月24日確認時点で年0.600%です。各預入明細には積立日の店頭表示金利が適用されます。
楽天銀行やみずほ銀行などは、積立専用の一律金利ではなく、積み立てる定期預金の期間や預入時点の所定金利によって適用利率が変わります。
そのため、実際の積立日に適用される金利、預入期間、最低積立額、満期の取扱いなどを同じ時点で確認する必要があります。
積立定期預金は、普通預金から定期的に自動振替することで、毎月一定額を継続して預け入れられる点が特徴です。給与受取後など、普通預金残高を確保しやすい日を積立日に設定する方法もあります。
少額から定期的に預け入れられるため、一度にまとまった資金を用意せずに定期預金を積み上げることができます。
積立定期預金にもデメリットはあります。普通預金より資金の自由度が低く、満期前に解約すると所定の中途解約利率が適用されて受取利息が減る場合があります。また、金利上昇局面では、過去に低い金利で作成した定期預金明細が残ることがあります。
積立定期預金は毎月少額ずつ預け入れるため、金利が高くても1本ごとの利息額は大きくなりにくい点に注意が必要です。
また、預入日のたびに適用金利が決まる商品では、積立期間中に金利が変わると、明細ごとに異なる金利が適用されることがあります。
金利、最低積立額、満期日の設定、中途解約条件、積立停止の方法などが主な確認項目になります。
積立定期預金の満期は、どう考えたらよいのでしょうか?
かつては積み立てにはゴールがあって、例えば子供の進学費用に充てるとか、家族旅行の費用を貯めるとか、クルマを買い替えるとか、資金の使いみちと目標日があるのが当たり前でした。
他にも、会社の有志の親睦会や旅行会、ゴルフコンペの積み立てのための口座を幹事が代表して開設するということもよくありました。
積立定期預金には、あらかじめ目標日や口座満期日を設定するタイプと、明確な終了日を設けず継続的に積み立てるタイプがあります。
明確な資金使途がない場合でも、積立期間や目標額を設定して利用する方法があります。
満期後の資金は、普通預金へ受け取る商品、自動継続する商品など、商品ごとの取扱いに従います。
ソニー銀行、楽天銀行、三菱UFJ銀行の場合は、積立定期預金の商品性はとてもシンプルで、単に毎月一定額の定期預金を新規で作成していくだけです。
積立を停止した後も、既存の定期預金明細はそれぞれの満期まで保有することができ、満期前に解約する場合は所定の中途解約利率が適用されます。
ここで紹介した銀行の積立定期預金は、原則として普通預金(ゆうちょ銀行は通常貯金)からの口座振替で個別の定期預金を作成します。積立定期預金が目標日到来、あるいは個別定期預金の明細が期限で満期になり、継続しない場合にはその普通預金(ゆうちょ銀行は通常貯金)の口座に入金されます。
積立定期預金には、目標日を設定するタイプと、明確な終了日を設けず継続するタイプがあります。商品によって、満期時に普通預金へ入金するもの、自動継続するもの、複数の明細をまとめるものなど取扱いが異なります。
満期後の資金については、利用予定、預入期間、普通預金や定期預金などの金利・条件が主な確認項目になります。
積立定期預金の解約は、どのようにすればよいのでしょうか?
目標日を決めている場合は、そこまで中途解約しなければ、ちゃんと利息がついて元金が戻ってきます。
目標日を決めていない場合はどうでしょうか?個別の定期預金を満期日前に解約すると、約束した金利が支払われずに、各銀行の定めた一定のルールで利息が減額されます。
みずほ銀行が提供する「とりまとめ」タイプの積立定期預金であれば、「とりまとめ日」がくるたびに大きな金額の定期預金が作成されるので、その満期日以後に払い戻す場合は、中途解約利率ではなく約定された条件に基づく利息が支払われます。
各明細を満期日以後に払い戻す場合は、満期日前の中途解約には該当しません。
ゆうちょ銀行やイオン銀行のように、目標日設定型の積立定期預金の場合はどうでしょうか?
ゆうちょ銀行の「自動積立定期貯金」の場合、「目標日」を前倒しにできますが、既に預け入れた定期預金の期間は変えられないので、中途解約によるロスがあります。
ゆうちょ銀行の「自動積立定額貯金」の場合は、6ヵ月据置後はいつでも満期扱いで解約できるので、「目標日」を前倒しにしても中途解約に伴う不利はほとんどありません。自動積立定額貯金は、預入日から6カ月の据置期間を経過すると払い戻しが可能になる商品です。
イオン銀行の積立式定期預金は中途解約できますが、解約した明細には所定の中途解約利率が適用されます。
中途解約利率は商品概要説明書で定められているため、解約前に現在の条件をご確認ください。
また、インターネットバンキングから積立式定期預金口座そのものを解約することはできず、店舗または所定の手続きが必要です。
積立定期預金は複合的な契約です。解約の際にハッキリしておかなければならないことは、「積立定期預金の口座自体を解約したいのか?」「積立定期預金の一部だけ(つまり個別明細の定期預金)を解約するのか?」あるいは「毎月の口座振替(新規預け入れ)を解約するのか?」などの点です。
「口座解約」、「一部解約」、「口座振替の解約」ではそれぞれ意味が違ってきます。いま預けている明細定期預金を解約しても、月々の振り替えをストップしなければ、また新たに積立定期預金の残高が増えていきます。
金融機関によって手続き方法が異なるため、口座自体の解約、個別明細の払戻し、積立設定の停止のどれに該当するかを確認する必要があります。
積立定期預金の金利は金融機関や時期によって変わります。
ソニー銀行の積み立て定期預金は、積立日の定期預金金利が適用されます。金利は変更される場合があります。
現在の金利に加え、キャンペーンの適用期間、満期後の継続金利、預入期間なども確認項目になります。
働いている人なら、この他にも「勤労者財産形成貯蓄制度(いわゆる財形)」や「確定拠出年金」で定期預金を選択することができます。
財形住宅貯蓄・財形年金貯蓄には所定の非課税制度があり、確定拠出年金にも税制上の優遇があります。ただし、利用条件や引き出しに関する制限は制度ごとに異なります。
積立定期預金は、普通預金などから定期的に自動振替し、継続して定期預金を作成できる商品です。
一般的な円定期預金では中途解約によって元本そのものが減る仕組みではありませんが、満期前に解約すると所定の中途解約利率が適用され、受取利息が少なくなる場合があります。
金融機関によって金利、最低積立額、積立日、満期設定、中途解約条件などが異なります。
積立定期預金などの一般預金等は預金保険制度の対象で、1金融機関につき預金者1人あたり元本1,000万円までと、破綻日までの利息等が保護されます。同じ金融機関にある普通預金や定期預金などの対象預金は合算されます。
